アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

銭湯と文化だのどうこう

齢32、アラフォーに脛突っ込む年頃で銭湯沼にハマりつつあります。

 

2月に行った三筋湯。千鳥破風が素敵な昔ながらの銭湯。

まず私は建築関係に勤めていたこともあって

建築物に興味を惹かれることが多いんですね。

 

富山市 たから湯。帰り道沿いにあるのでしょっちゅう行く。

大学生の頃住んでいた矢口渡

その対岸にある川崎市幸区には銭湯がありました。

その頃羽田への河川敷を夜中散歩するのにハマってて、

開発前の港町駅の辺りは無性に落ち着く場所としてお気に入りでした。

 

猫が多い町だった。

 

高岡 和倉湯。和倉の人が建てたらしい。

東京の銭湯の創業者は北陸出身が多いらしい。

というのも、北陸の次男坊や三男坊が上京して開いた湯が成功し、

同郷の者が雇われ、また独立し…という流れなんだとか。

 

越の湯。

銭湯建築も良く見てみると地方ごとに差異があります。

関東では湯船は壁に接しますが、関西では中央にあったり。

 

富山の湯で「富士山」は描かれません。というか銭湯絵という風習自体が薄い。

わざわざ銭湯で見なくとも立山が見られるから、でしょうか。

 

富山市 入舟湯。平日は入れないほど人気。

海側の湯は熱い。これは仕事終わりの漁師が熱い湯を好むからとか。

どことなく市街の湯は程好く温めのところが多いのは、

大衆迎合の意味合いも強そうですけどね。

 

東京にはビアバーまで併設されてる湯があります。

そういうの近所にめっちゃ欲しい。

 

魚津 下田温泉。セルフロウリュがある良い湯でした。

最近アツいのが福井。今年の旅行先として期待しています。

 

若者はあまり来ないようで、ここ50年で8割の銭湯が無くなっているそう。

沸かし湯はつまらない、と一元的な狭い考えで断ずるのはあまりに勿体ない。

 

富山は日本で2番目に銭湯が多い地域。

泉質に拘るだけでなく、大衆に根付いた銭湯文化も大事にしたいですね。