アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2022年10月29~30日 白馬鑓温泉~白馬岳 (1/2)

岐阜に近い県央に住んでいる身として、後立山は空白地帯です。 県境に出るまで長く、そこまでするなら穂高で…と。 精々、安房峠が通れない冬に経由する程度。 そんな遠い親戚のような白馬の名湯、白馬鑓温泉へ行ってきました。 初めての猿倉。紅葉は終わりか…

2022年2月19~20日 黒百合ヒュッテ

八ヶ岳の黒百合ヒュッテはアクセスの良さと通年営業で、 冬でも非常に人気が高い山小屋です。 稀に見る大雪の昨冬、雪を用いたビバーク技術を向上させたいと スノーマウントを作って泊まってきました。 渋の湯スタート。 八ヶ岳山麓の道の恐ろしさは雪ではな…

2023年3月14日 和佐府ゼッコ

殆ど山に行けてなかった…もとい山に行く気が出なかった今冬。 年末年始の抱負は雲散霧消し、下手糞なスキーの練習にも熱が入らず。 片手の指で足りる程の山行で春を迎えてしまいそう。 そんな中、代休が快晴だったので去年から気になっていた山へ行きました…

2022年4月16~17日 雄山東尾根(2/2)

前回の続き。 5:00前起床。深夜はテントも揺れに揺れたが、穏やかな朝だ。 朝食を取って諸々を片していく。 おはよう。 今日を告げる眩しい朝日を迎える頃、出発の準備が整った。 本日も晴天なり。楽しい1日のスタートだ。 おはようございます。 早速快適な…

2022年4月16~17日 雄山東尾根 (1/2)

立山黒部アルペンルートの営業が開始する4月中旬、 室堂は我先に雪を踏まんとする数多の人で賑わいます。 毎年雄山に登っていますが、蟻の行列の如く連なるのは気が進まない。 となれば、常々気になっていた雄山東尾根へ。 10時半 のんびり室堂に到着。浄土…

2022年4月2~3日 北ノ俣岳 (2/2)

前回の続き。 4:00頃起床。まだ真暗闇。 今日は下山だけだが気温が高まれば雪崩が怖い。 昼までに下るためには日の出前に出発しよう。 寝起き。 朝メシもラーメン。 あまり山で意識したことがなかったが、この日は凄まじくフルーツを欲した。 フルーツグミは…

2022年4月2~3日 北ノ俣岳 (1/2)

GWにはアクセスが格段に良くなり、場所次第で小屋営業もある北アルプス。 喧噪の前、人の気配の無い雪纏う山巓を心ゆくまでひた歩きたい。 そんな欲張りにとって比較的手の届きやすいのが北ノ俣岳です。 夜明けの有峰湖。 除雪終了点の和佐府橋~飛越トンネ…

2022年10月15~16日 水晶岳 (3/3)

前回の続き。 5:00前起床。まだ暗いが茶を沸かす。 片して歩き出すと昨日打った膝が痛む。鷲羽岳は諦めよう。 夜が明ける。 無理すると急登でぶっ壊れるパターン。またの楽しみに残して下山。 夜が白み、目覚め出した稜線をゆっくり眺める時間が取れたと思え…

2022年10月15~16日 水晶岳 (2/3)

前回の続き。 必要なものだけ持ってテン場を後にする。 いよいよ黒部奥山、水晶岳へ向かう。 三俣山荘のテン場はこの日8張ほど。余裕を持って張れる。 コンクリート建物の右奥に見えるのが水晶岳。 花崗閃緑岩で構成された山肌は黒々と染まっている。 古来黒…

2022年10月15~16日 水晶岳 (1/3)

ネットで「成瀬 晶」と名乗っていますが、もちろん本名ではありません。 重要な意味はなく、単に公共の場で「あきらんごさん!?」と呼ばれでもしたら 喉笛掻っ切って死を選びかねないので、違和感のない名前にしているだけです。 昔から使っているHN「アキ…

2022年1月29日 阿弥陀岳(南陵)

過去山行。もはや1年ぶりのだけど。 夏季に1度登った阿弥陀岳南陵。冬季は主に駐車場までの除雪次第でしたが 1月末にもなればだいぶ落ち着いてるだろう、と考えて行ってきました。 旭小屋は、今も林業で用いられているのだろうか。 薄暗い舟山十字路を出発し…

2022年11月19日 白木峰

過去山行。 11月、紅葉も見頃を終えた季節の変わり目、 山に雪も無いので少し手持無沙汰。 こんな日にはキノコ狩りに興じようとお馴染みの白木峰へ行ってきました。 毎年皆勤賞です。 タムシバの冬芽。 寒くなってきたこの時期は、クリタケやヒラタケが採れ…

2022年10月1~2日 二瀬~和名倉山~雲取山~三峯 (2/2)

前回の続き。 1時に起床。お茶とカップヌードルを食べ体を温める。 2:10 出発。 テントを片して2時に出発。 ここから雲取山までは山腹を縫い歩く。標高の上下が無いので気楽だ。 朝が来る。 道中は飛竜山のみピークを踏んだ。 登りは石楠花のトンネルで、夏…

2022年10月1~2日 二瀬~和名倉山~雲取山~三峯 (1/2)

過去山行。 唐突にテントを担いで奥秩父へ行きたくなってきました。 しかし瑞牆山はアクセスが微妙に良くないし(車で走ると割と疲れる)、 甲武信ヶ岳近辺もつい最近2度行っています。 意外に奥秩父でテン泊+マイカーとなると、結構制限がかかる。 金峰山や…

2022年11月22日 大猫山

毎日過去山行。 今まで2度行こうと思い、どちらも頂へ立てなかった山があります。 それが大猫山。 年に一度はこの辺りに来ているのですが、遠望するに留めていました。 馬場島から40分くらい歩く。 虫も息を潜める頃には、馬場島からのアプローチも苦にはな…

2022年11月5日 錫杖岳

過去山行。 珍しく山が決まらなかった土曜の未明に、とりあえず茶漬けを掻き込んでると ふと「あ、あの山がいいな」と浮かんだのが錫杖岳。 そう言えば2年間ご無沙汰だし、ちょうど紅葉の時期に行きたかった。 少し遅めだけど大丈夫かな? 7:52 クリヤ谷登山…

2022年5月5日 御嶽・摩利支天山(北西尾根)

また過去山行。 2022年GWは連休中に仕事が入り、長期山行のチャンスが消えてモチベが地の底に。 湯俣温泉テン泊で終えようとしてましたが、流石に少し物足りない。 ということで仕事が終わってから御嶽山に向かうことにしました。 今回は以前から気になって…

2022年3月12日 西穂高岳(西尾根)

やぁ。 鮮度も落ち切った過去山行、今回は昨年3月の西穂高岳です。 人混みを避けて新穂高から西尾根を詰めました。 6:13 4時間程歩いた2000mで展望が開ける。 新穂高を1:50出発。冬はビジセン前の駐車場が無料開放されているのが良い。 取り付きの穂高平小屋…

2022~2023年の八ヶ岳全山 装備一覧と所見

備忘録として、年末年始に行った当山行で担いだ道具の一覧と、 不要だと感じたもの、有益と思ったものについて纏めてみました。 ------------------------------ ザック:The North Face Cobra60 TNF Cobra60。(画像は2022年2月唐松岳の際のもの) 靴 :LA SP…

2022年9月17~18日 赤湯温泉~苗場山 (3/3)

前回の続き。 マットを出して夕暮れに涼んでいると、気が付けば18時を回っていた。 赤湯温泉は男湯と女湯を分けているが、夜になればそれぞれ交代になる。 夜になると青湯が男専用になる。 こちらが青湯だ。 真っ暗なので何が青なのだか良く分からないが、と…

2022年9月17~18日 赤湯温泉~苗場山 (2/3)

前回の続き。 苗場の山頂は団体客でごった返している。 少し早いが昼食にしよう。山頂すぐ傍のヒュッテへ移動する。 苗場山頂ヒュッテ。横には自販機まである。 飲物を購入して、いつものカップ麺。 しかし長閑な陽気だ。人気がなければゆっくりと微睡みたか…

2022年9月17~18日 赤湯温泉~苗場山 (1/3)

やあ。 今更ながら、2022年は「泊」に重きを置いた年だったと思います。 つまり山泊を出来る限り多くしました。 前年が10回程だったところを、倍に増加。 日数が増えれば良いというものでもないですが、 山の多様な要素を感じるなら泊まりが一番です。 その…

2022年12月30日~2023年1月2日 八ヶ岳全山縦走 (4/4)

前回の続き。 4日目朝。1:00に寒くて目が覚める。 寝るときに気づいていたが、日中の寒さでシュラフが凍りついていた。 ナルゲンアイロンで乾かす気にもならずDASパーカを着込んで寝入ったが 寒くて仕方がない、というかエアマットが全く仕事をしない。 高い…

2022年12月30日~2023年1月2日 八ヶ岳全山縦走 (3/4)

前回の続き。 3日目朝。新年初っ端から結露の冷たさで目が覚めるのは何とも気分が悪い。 4:00。まだ早いが寝る気にならず、カレーメシをかっ食らって早々とテントを片し、 Fさんに根石岳山荘へ向かうことを伝える。 山荘でトイレしたりパッキングを整えたり…

2022年12月30日~2023年1月2日 八ヶ岳全山縦走 (2/4)

前回の続き。 2日目朝 4:00起床。夜中は結構な風が吹いていたが早朝は無風快晴。 カレーメシを食べて、パッキングを済ませて6:18出発。 6:42 基部に到着。 締まった雪で好調に進む。基部で日の出が始まり、周りの山が燃え盛る。 対岸の阿弥陀岳南陵。 阿弥陀…

2022年12月30日~2023年1月2日 八ヶ岳全山縦走 (1/4)

やあ。 年の瀬いかがお過ごしでしたでしょうか。 安月給な山好きの端くれとしましても、この時期は絶対に外せない。 北アルプスは荒れ模様、ならば今年の年末山行は快晴続きの八ヶ岳。 1年半前に断念した編笠山~蓼科山を南北へ繋ぐ、所謂八ヶ岳全山縦走へ行…

2022年9月10~11日 烏帽子岳~湯俣温泉(3/3)

前回の続き。 湯俣岳まで来てしまえば、後は明瞭な下り道。 段々沢の音も聞こえてきて、一歩一歩目的地へ近付いているのが分かります。 シャクナゲの小道は涼しくて気持ち良い。 晩夏の木洩れ日が心地良い。 所々に顔を出しているハナイグチに挨拶。 素敵な…

2022年9月10~11日 烏帽子岳~湯俣温泉(2/3)

やぁ。 もはや忘備録としての役割を果たしてない。 前回の続き。 昨日だらだらした分、今日のスケジュールはそこそこ長い。 のそのそ片付けて3:30出発。 夜明けの常念山脈。 この日は中秋の名月で、ヘッデンすら要らないと思える月明かりだった。 野口五郎岳…

2022年9月10~11日 烏帽子岳~湯俣温泉(1/3)

ウス。 雨と仕事で思うように山行が決まりませんね。 もはや毎年のことですが、予定が流れる時は何とも物悲しいものです。 この間は9月の上旬、高瀬ダムを1泊でぐるりしてきました。 5:30 スタート。 ちょこちょこ寝ながら七倉山荘に着いたのは5:00を回った…

2022年1月8日 金剛堂山(利賀スノーバレー)

ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな 郷里を離れ悲哀・挫折・苦悩に落涙する人々の全てを受入れ、 温かく抱擁してくれる故郷の素晴らしさを謳った石川啄木の名歌。 週末は根無草のように東奔西走する私のような陸でなしにも …