今日は朝の天気があまり良くなかったので登山を控えたのだけれど、
昼間から良い天気になってきて損した気分に。
正午からどこかに出かけようかと考えて、良い機会だし前から行きたかったところへ。
本日向かったのは関東ではマグロで有名な三浦市三崎の森林帯「小網代の森」。
森林・川・湿地・干潟・海が一帯で保全されている関東唯一の手つかずのビオトープだとかなんとか。
森林と言えど歩道は完備されているので何の装備も必要ない。
お目当てはこの時期抱仔しているアカテガニ。6月になると森や山林に住んでいるアカテガニは夜に干潟に移動してゾエア幼体を海に放つそうです。
アカテガニ以外のカニも豊富にいるらしい。チゴガニやハクセンシオマネキとか。
アクセスはいまいち良くなくて、それほど人は来ないのもメリット。
三崎口駅から1.5kmくらい歩くか、車で行って同じくらい歩くかの2パターンしかない。
今回三崎まで電車で行くのも癪だったので車で油壷駐車場に止めて歩くことに。
油壷は相模湾の出口の1つなので潮周りが良く、比較的澄んだ海が見える。
横堀海岸は反対側の浜と違ってそこまで騒がしくないプライベートビーチのようなスポット。たまに三崎に来る時に寄る。
入口の坂道から。
よく釣り人のボートがここから出る。秋に来た時はエギング(イカ釣り)をやる人達もいたっけ。
タイドプール。こういう何でもない潮だまりにも生態系が成立していたりするのは逞しいな。
ここにも磯ガニはいるが本日の目当てのために小網代湾へ向かう。
駐車場から10分くらい歩くと看板があるのでそこから坂を下りて小網代湾へ。
リゾート施設「シーボニアマリーナ」を通り過ぎて10分くらい歩くと「白髭神社」。
白髭神社は長寿の利益があるとのことで人気が高いみたい。
白髭神社の手前側に林道への入り口があるのでそこから小網代の森へ向かう。
林道を降りると湿地帯の歩道に到着。改めて見るとここまで気軽に来れる広い森林帯は関東でもそう多くはない気がする。
丁度今の時期にホタルの観光ツアーやアカテガニの放仔を見に、結構な数の人が訪れるらしい。バスツアーも企画されるそうな。
白くなるのは受粉期に虫に受粉させるためで、受粉が終われば緑になるとのこと。
レッドロビンの新芽が赤色なのは新芽を熱から守るためとのことと聞いたけど、
植物も色々と考えるもんだなあと思う。
近くではオオシオカラトンボが群れて飛んでた。
少し歩くと干潟に降りる道。
石段のすぐ横では数十匹のチゴガニの求愛ダンスが見られる。
両手をバンザイするようなポーズが、沢山いると波打つように見えることからか、「ウェービング」と呼ぶそう。
動画取ったけど重くて上げらんねー。
そういや潮干狩りとか小さい頃に親に連れられて1度やった切りだなあとか思いつつ歩いてると、
ここにもタイドプール。ここに写っている小さな巻貝はほぼ全て生きたヤドカリの子供。
まさにヤドカリのマンション。
本当はもう少し歩きたかったが、橋を渡ってる最中スズメバチが集まっていて危険だったので引き返すことに。
そして引き返してる途中の道に、いた。
でかい。色がサワガニっぽいけど、子供の拳くらいの大きさはある。
サワガニってそんなにデカくなったっけ・・・?
(多分アカテガニか、もしかしたらベンケイガニかも?)
小さい頃サワガニを大量に取ってタライの中で飼ってたのを思い出して懐かしくなった。
この前そのサワガニを取った場所に16年ぶりに行ったのだけれど、今でも少なくなったが居た。子供たちは今でも来てるんだろうか。
帰り際のアジサイ。アジサイって凄い赤いのがあるじゃないですか。あれが好きです。
その次は真っ白なやつ。
紅白で植えるとすごい映えそうだけど。土壌がやっぱり難しいんですかね?
とまあいろいろ見て回って、134の渋滞に巻き込まれて今帰ってきました。
もーくたくた。飯食って寝よ。
※小網代の森の植栽・動物の採取・殺生は禁止されています。