見切り発車は大体碌な目に合わない。
どうもどうも。
久々に今日は山に行ってきました。
前々~前日ずっと晴れ曇り判定で良い日だと思って用意してましてね。
今回行こうと思ったのは富山県の鍬崎山。
立山連峰に位置する2,090mの山です。
その昔、かの佐々成政が城の財宝を埋めたとの言い伝えのある埋蔵金伝説の山。
立山と言えば言わずと知れた日本三霊山の1つですが、人が多すぎるのが難点。
鍬崎山はその点ある程度落ち着いていて、雷鳥バレースキー場の無料駐車場が麓にありアクセスも良好。
麓からは+1300程、自信がなければゴンドラで稜線に出られ、そこからは+1000程のそこそこ歯応えがありそうな山で前から目をつけてました。
早朝の立山町。
「8月は8:00からゴンドラ乗れるよ~^^」と書いてある某登山本を読んで
8時に雷鳥バレースキー場到着。
そこらへんにいる人に話を聞くと
「え?ゴンドラもう今の時期休日しかやってないけど。」
^^^^;;;;;;;;;;;;
百間滑を経由して稜線沿いに出るルートもあるんですが、
ずーーっと雨だったので川も土砂が流れ気味な状態で湿気った道歩くのが不安だったので取りやめ。
こういう時に急遽出したルートは大抵碌なことにならねえんだ、俺は知ってるんだ。
さて、かといって物足りない。
立山まで来たんだから立山ロープウェイで上に行こう、ということで弥陀ヶ原へ行くことにしました。
立山駅到着。
平日だってのに凄い数の登山客、皆長続きの雨でフラストレーションが溜まってたのでしょうか。
ロープウェイで美女平に到着した後、バスへ乗り換えて弥陀ヶ原に行きます。
弥陀ヶ原。立山の1600~2000mに位置する高原帯で、春には一面が雪で埋まりますが
夏から秋にかけて高山植物や紅葉が見頃を迎える頃には、
立山内でも非常に人気のあるスポットとなります。
木道やベンチが整備されており、一部分を歩くことが出来ます。
湿地を保全するラムサール条約の登録地の1つで、指定区域以外の立ち入りは禁止されていますが、
木道が多く設置されているので歩くのには困らない。
さて、以前からふとテレビで見て行こうと思ってた場所があるんです。
日本一の落差の滝「称名滝」。子供の頃行った記憶があります。
毎秒2トンの水量が流れ、強烈な水流で山肌を削り、10年で1m後退しているらしい。
そして称名滝展望台と美女平を繋ぐ登山道「八郎坂」。
美女平からは称名滝を遠目でしか見ることが出来ませんが、
八郎坂を渡って称名滝の展望台へ渡ることが出来るのです。
今回は弥陀ヶ原から八郎坂を通って称名滝に行き、車道歩きで立山に帰ろうかなと思いました。
弥陀ヶ原は長閑で良いところです。木道は新しく整備されたものですし、
高木が少ないので展望も良い。尾瀬みたい。湿地帯だから似てるのもあるけど。
また、弥陀ヶ原にはこういう「餓鬼田」と呼ばれる小さい沼が点在しています。
弥陀ヶ原近辺は年間を通して平均気温が低く、草木が枯れても微生物の活性が悪く分解が遅れ、いわゆる泥炭となります。
この泥炭は簡単に言えば保水性の土で、雨や雪解け水が泥炭層の弥陀ヶ原ではこのように溜まるそうです。
ってブラタモリで言ってた。
地獄の餓鬼がこの小さい沼を田んぼにしている、と見立ててその名が付いたとか。
一周回るだけでも結構距離があるのでこれからの紅葉の時期に訪れるのも面白いかもしれませんね。
段差が多いのでマラソンは難しいだろうけど。
さて、暫く木道を歩きつつ美女平方面へと足を進めていると・・・
30分ほどで雨が降ってきまして、急いでレインウェアを出して着替えました。
しかし地元民ながら、富山の天気は本当にコロコロ変わって読めないです。山だと特に。
まあ小雨だったから30分ほど歩いてたんですが、七曲を過ぎて弘法についた途端に本降りになってきました。
流石に1時間程度の登山道とは言え八郎坂を、この天気で降りて良いものかと熟考した後、結局弘法からバスに乗って帰ることにしました。
雨が降らなければ行けたんですけどね、残念残念。そう上手くは行かないってわけよ。
良く言えばこの天気は読めてなかったので、
鍬崎山の鎖場で降られるよりかはマシでした。結果オーライ。
ていうか初めてレインウェア使ったわ、いつもお守り程度にしか持ってなかったもんで。
防水性を試せたと思って帰りました。
宇奈月温泉とか良いんですけどね、ちょっと遠いんで。
天然記念物のベニヒカゲ。黒とオレンジが何か登山カラーでかわいい。かわいい。
さーて来週からまた神奈川です。秋シーズンまだまだですけどね。
それではさらば。