アウトドアと飯のあれ

神奈川県在住の20代のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2018年10月31日 西沢渓谷

紅葉の景勝地へ。

 

やあやあ。

今年の紅葉も早いもので、そろそろ晩秋の頃合いが見えてくるようです。

都心ではもう少し色づきに時間がかかりそうとのことですが、

それも11月中旬にはピークを迎えると思われますね。

 

紅葉の見納めということもあって、

今回は山梨県山梨市西沢渓谷に遊びに行きました。

 

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国内屈指の渓谷の名所、西沢渓谷。

国師ヶ岳仙丈ヶ岳近辺を源流とし、日本三大急流暴れ川、笛吹川の源流部。

日本の滝100選七ツ釜五段の滝を始めとした、多様な滝が織りなす

激流が花崗岩を侵食してできた渓谷美は毎年多くの観光客を唸らせる。

渓谷内には遊歩道が整備されており、紅葉の時期には多くのハイカーが訪れる。

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前日の夜に中央道入り。談合坂SAで休憩しつつ、

深夜に勝沼ICで降り、西沢渓谷付近の駐車場道の駅みとみで仮眠。

この時期の深夜の気温は氷点下を超えることもザラで、

この日の三富市は1度。猛烈に寒い。

震えながら夜明けまで待ち、朝になったので出発。

 

6:00 道の駅みとみ出発。

 

西沢渓谷は秘境の観光地ですが、多くのハイカーやカメラマンが訪れ、

道の駅みとみ以外に西沢渓谷駐車場もあり、それなりの駐車場のキャパはありますが、

平日でもシーズンには午前中に殆ど埋まるほどの人気があります。

特にピークを迎えたこの季節になると旅行団体のハイカーが列を連ねるので

落ち着いた風景を目的とするなら時間をずらした方が得策でしょう。

 

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と言っても、わざわざこの時間に西沢渓谷に朝入りする人はよほど滝が好きか、

はたまた甲武信ヶ岳を始めとする近隣の山々を目指す登山者の印象ですね。

今回も折り返しまで、道中ほぼ誰とも会わずに気楽に進むことが出来ました。

 

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朝の西沢渓谷遊歩道入口。駐車場から少し歩きます。

今週は暫くずっと晴れ模様が続く、絶好の紅葉日和。

晴れているとは言え寒いので、早朝は防寒着が必須です。

僕もベースレイヤーに長袖のヒートテック、マウンテンパーカーを着て、

首にはネックウォーマーと、手袋をしてきました。

特にネックウォーマーはこの時期の朝は必携ですね。

寒さで息が詰まると余計に苦しくなるので。途中で若干暑くはなりましたが。

 

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西沢渓谷の鳥瞰図。渓谷の険しさが垣間見える。

出発の標高が1100m、頂上の展望台が1370m、周回距離10km

比較的ゆるやかなハイキングですが、万一のことを考えて装備はしっかりしましょう。

西沢の隣に東沢渓谷とありますが、こちらは沢登りの経験者でないと通れない、

遡行だらけの難所なのでハイキングの恰好で入らないでとのこと。

 

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朝の紅葉は撮り辛い。

 

木のトンネルを進むと橋があり、渡り少し進めば甲武信ヶ岳の登山道入口です。

その先を更に進むとまた橋がありますが、金属製でつるつる滑るので頭を打たないようにね。

 

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橋を渡ると鶏冠山(とさかやま)の標識が現れます。大体ここまでで駐車場から40分くらい?

この鶏冠山は東沢渓谷の遡行と峻険高度な岩山登山を行うバリエーションルート。

山梨百名山の中でも特にスペシャリスト向けの危険地帯、

経験者以外お断りと入口に記載してあります。

いつか行ってみたい気はありますけどね。

 

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7時を過ぎると空も色濃く青くなってきました。

 

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饅頭に毛が生えたようなホコリタケの一種。かわいい。

もう冬も近まりキノコも多くは見かけなくなり、少し寂しい。

 

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7:10 三重の滝

本格的に入渓して一番最初に目にするであろう滝で、

パライバトルマリンの如き深い緑が特徴的。

まったく補正もかかってないこの緑は、明け方に見ると一層深みを増すのだそう。

 

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この釜の色が魅力的すぎてテンションが高まってきました。

 

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ここから少しずつ道が険しくなってきます。

と言っても靴濡れするような渡渉はないので高尾山に登れる程度の体力があれば十分でしょう。

 

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なぜ渓流の水はここまで青いのか。

水が青く見える理由は、水が青以外の色を吸収し、青は透過し水底で反射する為、

その関係から青く見えるとか色々ありますが、

ここまで色濃く青が見えるのはまず水量と釜の深さでしょう。

 

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コップの水が青くならないように、水嵩が浅いと、深い青にはなりません。

豊富な水量とそれを貯める釜の広さがこの色を出しているわけですね。

 

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7:30 貞水の滝

ここが一番自分好みの滝でした。

流水美と縦のバランスが見事です。

 

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水の話に戻りますが、花崗岩を侵食して出来たこともその一因でしょう。

専門外なので詳しい話は分かりませんが、

水に吸収された青の光を、水底の白い花崗岩が反射しているのでこれほどの色が出るのでしょうか。

水底の岩が黒っぽいとここまで綺麗には出ない気がします。

 

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花崗岩で形成されたこれほどの景勝地は、丹沢や奥多摩ではお目にかかれないもので、

朝の人通りの無さも相まって、満喫して観光することができました。

 

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7:45 母胎淵

絶対あの底に洞窟の入り口あるよ。ゼルダの伝説で見たよ。

ゾーラの服がないと行けないやつだよ。

 

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色々見ながらあっという間の2時間。

8:00 七ツ釜五段の滝

カエデやブナの紅葉に彩られた、山梨を代表する名瀑。

水が釜を渡りながら下っていく様はまさに圧巻。

思ってた以上に高度差があって面白い。

うーむ、この滝をモデルにして流れるプールとか作ると良いんじゃないだろうか。

 

と、ここから少し進んだ先にも不動滝はありまして、その滝を眺めながら

見ごろになると咲き乱れるシャクナゲの階段を登って、不動滝上展望台に到着。

 

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今が見頃を迎える紅葉は、西滑頭でしょうか。

にしなめのかしら?読み方が判らねえ。

中央に鶏冠山、奥には木賊(とくさ)

この展望台には牛首方面へと続く黒金山登山口があります。ここまで登ってから登山は大変そうだ。

 

ここからは紅葉と近隣の山を眺めながら5km弱を歩いていきます。

 

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しかし鶏冠山は面白そうな山容をしていますね。

麓からも見られてあそこまで険しそうな山はそうそう見ません。

 

この林道はトロッコの軌道跡が続いてます。

ここは西沢森林軌道と呼ばれ昭和初期から43年頃まで使用されていた木材輸送用の線路。

今から半世紀前には現役だった線路が未だに残されています。

軌道は黒金山の方まで続いてるとかなんとか。見てないし分かんないけど。

ガソリンの車が普及し始めても、馬を使ってトロッコの上げ下げをしていたと言うから驚きです。

 

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軌道を追っていくと山を広々と見渡せる大展望があります。

木賊山の右には破風山、その右の奥に小さく見えるのが雁坂嶺、手前が雁坂峠

一番右には水晶山、見切れてますが古礼山が続いてます。

古礼山からは多摩川の水源、笠取山まで繋がり、140km近く離れた東京湾まで水が注いでるわけです。

山と都市の繋がりを感じられる良いパノラマ。

 

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線路を追って橋を渡り、景色を眺めていると早いもので、9:50 林道終点です。

 

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紅葉と開けた空のコントラストは素晴らしく、

林道を歩ききったご褒美をもらった気がしました。

 

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峻険な鶏冠山の山容が大きく見える。

手前に見える吊り橋は昔使われてたんでしょうけど、老朽化で封鎖されたのかな。

 

ということで、10:00 西沢渓谷入口到着。思ったより時間がかかりました。

入口に着くと、バスツアーの団体客やマイカーの観光客がずらずらと列になって西沢渓谷へ向かっていきました。

一番乗りで出発した分、落ち着いて見ることができて良かったと思います。マイカー派の特権はこういうところで活きるわけですね。

 

と、その後は渋滞気味の駐車場に戻り、温泉に入りに行きました。

ということでキリも良いので次回に続くんじゃ。