出来れば目を逸らさないで見ていただきたい。
ウス。
今日も今日とて登山日和、鍋割山へ行ってきました。
前回から1ヵ月半ぶり。
今回は鍋割山に向かって、カップヌードルを食べて下山してくる予定だったのですが、
9:30 に表丹沢県民の森に到着し、ゆるーく登っていると
歩荷場付近で猛烈な腹痛に襲われ、薬を飲んだり休憩したりで奮闘はしたのですが
多分これは山頂目指すのはまずいな、と思って後沢乗越でUターン。
ただUターンするのも仕方ないので、前回と同じくゴミ拾いしながら下山しようかな、と。
ストッパは腹痛の解決には至らない。ちぃ、覚えた。
道中冗談抜きで必死こいてたので、写真を撮る暇もなく。
後沢乗越~歩荷場までが、かなりペットボトルが散乱している場所なのですが、
急斜面に落ちているので拾いに行くのも危険を伴います。
ゴミ拾いのために無茶をしろ、と勧めるのは気が進まない。
でもゴミが落ちてるのを見逃すのも後味が悪い。
なので自分一人で拾う。責任は全部自分が持つってことで。
今回のゴミ拾いは後沢乗越付近のペットボトル回収がかなり疲れましたかね。
斜面を滑落しかけて危険でした。涸沢まで下りてもペットボトルを持って復帰するのがまた大変で。
確か10本はこのあたりで拾った。
お茶や左下の名状しがたい色をした何か(なぜか半固形)以外は空か水入りだったので、
沢から離れた場所で開封して重量削減。
歩荷場にて回収。
手前のパンツくらい持って帰れオッサン。
歩荷場~二俣までは前回でかなり回収したと思ってたんですがね…。
まーたこういうのが落ちてるのを見ると心がやられる。
散弾銃の薬莢。
火薬臭いから捨てていくのでしょうね。
山からしたらそんなもん免罪符にもなってねえと思いますが。
二俣には尾関広氏の像と休憩所があるので、大倉から来る場合はそこで一服するのでしょうね。
チョコレートやアメの個包装、空カンやペットボトルが多数散乱していました。
この手袋と帽子もその付近で回収。
ポイ捨てする登山者のマナーの改善を訴えた尾関氏の銅像の周りが一番ゴミが多いって、何という皮肉ですか。
本当は個包装やタバコの吸い殻を、警察の押収物品みたいにブルーシートに並べて撮影しようとしたんですけど、
あまりにも多くて日が暮れるので断念。
ペットボトル抜きにして、20Lは入るビニール袋の半分以上のゴミを拾いました。
「大倉から西山林道を登るハイカーは、二俣近くの尾関広像の休憩所で一服し、飲食する」
「歩荷場を超えて後沢乗越付近で疲れを取るために休憩、その際に斜面へペットボトルを落として回収不可能になる」
「後沢乗越から山頂までで体力補給で再び行動食を食べる。余裕がないのでポケットに入れて落とす。喫煙者は途中の平地で喫煙する(実際に目撃例があります)」
ということが今回と前回の登山でお分かりかと思います。
鍋割山に限らず、これを見た登山者がいらっしゃいましたら、
自分の行いを今一度振り返っていただけないでしょうか。
鍋割山の鍋焼きうどんは確かにおいしい。来たくなる理由も重々分かりますが、
今一度、登山中にゴミを落とさない工夫を、個人が心がけていただけませんか?
正直僕一人がいくら局所的にゴミ拾いをしたところで、鍋割山全体で見るとちっとも良くはならないです。
どうせまた春には散らかるし、ルートがいくらでもあるので。
ミクロの観点で頑張っても限界が来てしまう。
登山ゴミを解決するには全体が変わらなければならない。
正直こんな場末のブログで晒すのも心苦しい限りではあるのですが、
今、僕は凄いイライラしています。
こんなことも出来ない人が「アウトドアを嗜んでいる」と豪語している姿を想像すると、失笑します。
アウトドアと言えば、無料キャンプ場が利用者のマナーの意識の低さから、
次々と閉鎖されているそうですね。
次は私たち登山者の方にその目が向くかもしれませんよ。
そうなった時、一番割を食うのは私たちです。
そうならないために、よろしくお願いします。
書きたいこといくらでもあるんだけど、暴言になっちゃうから控えときます。僕、口悪いんで。
それじゃあ、またね。