雪山さん終了のお知らせ。
ウス。
最近寝っ転がりながら笑点見るのが日課です。加齢臭するとか言わない。
この度3月3日を以て、27歳になりました。ぱちぱちぱち。👏
実はお雛様なのです。誕生日を覚えてもらいやすいのでそこだけ取り柄です。
ちなみに顔を合わせて祝ってくれる人がいないので、覚えやすかろうが関係ありません。
そんな独身アラサーの陰鬱な身の上話なんぞ長々と話したくないので、本題。
山へ行けない疲労感を療治するため、山へ向かうことにしました。
つまりそういうこと。
今回向かうのは隣の山梨県に裾野を構える、茅ヶ岳です。
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茅ヶ岳。奥秩父山塊に属する日本二百名山の一峰。1,704m。
登山者なら誰もが知る「日本百名山」の著者、深田久弥氏の終焉の地として有名。
アルプスから奥秩父まで一望できる大絶景が人を呼び寄せる。
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深夜1:00に家を出発。途中休憩し到着したのが6:00。
高速を使わずに山中湖村からブッチ切って来ましたが、結構長いね。
それでも150km程度、二子山より短いのに違和感を感じる。
歩き始め。
やっと春めいてきたと宣言するような晴れ模様が金曜日から立て続けですが、
そろそろ野山の生きもの達も長い眠りから目覚める頃でしょうか。
ヘビ苦手なんですよ。(- ‿ - )/\/\/\/
特別に9月まで寝てていい許可をくれてやろう。
深田氏がこの山で逝去されたとの話をしましたが、
滑落箇所があるとか、鎖場があるとか、特段危ない山ではないです。
亡くなられたのは脳卒中とのこと。
しっかし、冬の茅ヶ岳は実に環境の起伏に乏しいというか…。
ストイックな登山が好みの方は相性が良さそうですね。
道中あんまり写真を撮らなかったのは、どこ撮っても同じ景色しかなかったからです。
多分夏だと森林浴でまた違ったイメージを持つでしょう。
7:00 巨岩帯、女岩へ到着しました。
嫋やかな女、というより荒々しい女傑です。
ほぼ唯一の水場らしいですが落石が酷いので、事故防止のため立入禁止だとか。
上から覗いたら水の音がしたので、生きてはいるのでしょうね。
女岩からは標高を稼ぐような岩場へと変わり、暫く歩くと上り調子。
特筆すべきは落葉の量。🍂
ローカットなら足が埋まるほどです。
踏んだらモッフモッフして、さながら天然のクッション。
ウッドチップを更にやわらかくしたような踏み心地。
ですが落葉の下とはこういう氷が張っているケースが往々としてあるもので。
今回は水はけの良い土地だからか、ほぼ見られませんでしたが、注意するんじゃよ。
両神山は落葉トラップが結構あったなあ…。
女岩から40分ほどで日当たりの良い尾根に到着。
奥秩父の山々を見ながら、山頂までラストスパートです。
途中に深田氏の碑がありました。
この辺りで発見されたのでしょうか。
色々と思うことはありますが、単純に深田氏がかの本を世に出さなければ、
登山はもっと閉じた分野で完結していたことでしょう。
そうなると遠足で僕が山に登ることもなかったことと思います。
そういった意味では、深田氏は僕の登山のきっかけとも取れますね。ありがとう。
深田氏に捧ぐ雪だるま。かたっぽの腕が長いのがなんかムカつく。
顔つけようと思ったけど、適当なのがなかった。
数日前に降雪があったのですが、もはや殆ど残ってませんでした。
アイゼンすら不要という有様です。
冬も糸を切るように、はたと終わってしまいましたね。
季節の移ろいって昔はこんなに早かったかな…、と疑問を抱く毎日です。
8:00 茅ヶ岳山頂。
今まで丹沢、奥多摩、秩父と、南アルプスは殆ど小さくしか見えないことが多かったので、
ここまでダイナミックに見えるのが新鮮に思えました。
拡大。
中央のなだらかな山々が鳳凰三山。薬師岳には山なのにイルカが生息しているとか…。
右へ移ると貴公子と貴婦人、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。甲斐駒は僕の憧れの1つです。
今年の夏の目標にもしています。行けると良いな。
来年の誕生日、三か雛のつく山に登ろうと思うんです。
冬の立山…どうなることやら、ははは。
手前に行くと金ヶ岳。茅ヶ岳から1時間ほどでたどり着けます。
山頂からはこちらから見えにくい北岳が見やすいとか。
奥秩父山塊の方を向けば、中央に一際白い頭を覗かせているのは金峰山。
山頂の五條岩も目視できました。
その左には瑞牆山や小川山。奇岩群は分かりやすくて良いね。
金峰の裏には甲武信ヶ岳がある…はずなんだけど見えないね。
富士山。
僕はこの山梨側で、色んな山地に囲まれてる富士山が特に好きです。
靄がかって水墨画を彷彿とさせる風格がある。
本日は僕が一番…というわけではなく、先に登っていた人は金ヶ岳へ向かっていきました。
僕はいつものを食べて休憩。
本当は金ヶ岳へ行く気マンマンで登ってきたんですがね。
往復すると13時頃に下山になっちゃうので、それだけでタイムリミットです。
この景色を堪能して十分満足しちゃったので、山頂でゆっくり休んでから下山することにしました。
飲んでるのは永谷園のお吸い物。飲んだ後綺麗に拭いたのに、下山中ずっと松茸の匂いがしたよ。
松茸ってクマさんも好きかな?山で食べない方が良いです?🐻🍄
9:10下山に向けて出発。
女岩とは違うルートで下山。
1時間くらい進んだところ。
道中ゴミを拾いましたが、ガラス瓶は自然分解に100万年かかるそうです。
そんなものを山に捨てるな。リポビ〇ンDは山で飲むな。OK?
道中の木に。ひぇ。
古い跡ですが、なかなかに実物を見ると緊迫しますね。
降りてる最中に山林監視員の人と話しましたが、もう糞があるので起きてるのは確実だそう。
11:05 幸い何事もなく下山できました。
時間的には少し物足りなさもありましたが、下山中雪や霜柱が溶けて、グッズグズになってたので、
逆によかったかもしれません。
また次に来た時はゲイターも持ってきましょ。
下山後の温泉は近場の百楽泉に決めました。
市役所が運営している温泉?ですかね。
キャンペーン中だかで安くて良かったですが、
コーラが売ってなーい!(・ー・💢)
これは由々しき事態です。甲斐市はすぐにコーラ自販機の設置を検討願います。
お風呂から上がって、本棚にあったライジングインパクトを読みながらダラダラして、
13:00に出発しました。
全体の感想ですが、とにかく移動時間が長かった…。
移動に凄い体力を消費した感が否めません。
まあ高速使わずケチってるからと言われれば元も子もないですが、
次からは余裕ある行動予定を心がけましょう。
おわり!寝るわ!