「朝目覚めたら、胸が痛いの。」
生まれて初めて恋に落ちた清純な乙女のような台詞ですが、
単純に胸が物理的に痛い、ただそれだけの話です。
肩凝りには慢性的に悩まされているのですが、胸が痛いというのは珍しく、
少し不安になりました。
正確に言うと、左腕を地面と水平(90°)以上に上げる、
または首を右方向に傾けて上部を見るように伸ばすと
左鎖骨下が筋肉痛に似た痛みを発する、という表現が正しい。
山に生える花やキノコも同定出来ないのに、医療関連を素人判断で同定するのは
非常に危険がデンジャラスなわけですが、そうこう言ってられずネットで検索。
するとありふれた症状なのか、沢山の症例が引っかかる。
その中で目に留まったのは「胸郭出口症候群」。
上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢(通常脊髄から出て来る第5頚神経から第8頚神経と第1胸神経から形成される)と鎖骨下動脈は、
①前斜角筋と中斜角筋の間、②鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、③小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、
それぞれの部位で絞めつけられたり、圧迫されたりする可能性があります。
その絞扼(こうやく)部位によって、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)と呼ばれますが、総称して胸郭出口症候群と言います。胸郭出口症候群は神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢のしびれ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じる疾患の一つです。 (「日本整形外科学会」より)
サイトを見ただけの生兵法ですが、要は神経圧迫や血流障害による鎖骨下筋の筋肉痛
という認識で良いのでしょうか。
猫背でスマートフォンを触る、パソコン等のデスクワークを長時間行うことで起きる
ありふれた肩凝りと同様の症状が、鎖骨下筋に起こったということかな。
もちろん断定は出来ません。「手のしびれが認められる」とありますが、
僕にはそのような症状は見られませんし。
同一症状が心臓病やヘルニアで見られるとの指摘も。
僕はまだピッチピチのガラスの20代なので!無い…と信じたい…!
いや、27はピチピチでもねぇな。
長時間荷下ろしなどする、筋肉質の壮年男性がなりやすいという話もあれば、
一方では、なで肩のデスクワーク系職種に就く女性がなるケースも多いそうで、
一見すると真逆っぽく見えてしまう。
若い男性はただの筋肉痛と判断して、診療に行かない場合が多いってこともあるだろうけど。
元々『シンドローム』は類似した症例を集めて、複合的な1つの病であるという体裁の話なので
症例が似ている人もいれば、当てはまらない人もいると聞いたことがある。
凝り全般に言える療法は「ストレッチ」や「血流を良くする」。
湯船にしっかり浸かるのは、近頃の若いサラリーマンは怠りがちのようです。
僕も忙しい朝は、シャワーだけ済ませて会社へ行ってました。
それでもゆっくりできる時はお湯を張って、読書しながら入浴してましたがね。
ストレッチと言えばよくお世話になっているのは、以前に某SNSで話題になった、
「ゴッドハンド輝」の寝違えの療法。
寝違えが何故起こるのか?
原因は就寝中の寝相等で、脇の内側を通り三角筋に繋がる『腋窩神経』が圧迫されるから、
治すにはそれを開いてあげれば良いらしい。
肩が痛む時は③を良くやってます。肩甲骨が気持ちよくなる。
他にも僕は朝起きた時に違和感があったら、上半身だけ起こして
ラジオ体操の腕回しを20回ほど繰り返してて、これも効果があります。
単純にラジオ体操は血流良くなりますからね。
まあ突発的に疾患しても、長くとも1~2週間ほど血行を良くすれば
いずれ症状も和らぐとのことなので、少し経過を見ることにします。
あまりにも続くようなら気が乗りませんがクリニックでも行きますか…。
腕を使うクライミングや鎖場の山は治るまでお預けですね。
二子山…行きたかった…!
書き終わって背伸びしたらまーた鈍痛が…あいてててて。
皆さん毎日お気をつけて。
写真は油壷と小網代と三戸浜漁港から。
さらばだ。