思いつくままに。
やあやあ。御機嫌ようございます。
朝起きた時に「あ、今日は登山しよう」と思いまして。
飯食ってさっさと登山準備。
富山は本日快晴日和。
どうせなら大きく立山連峰を眺めたいということで、
それなら大展望の山にちゃちゃっと登ってこようかと。
今回向かったのは飛騨山脈の低山の、ちょっと大きなピラミッド、大辻山です。
市街地から車で1時間弱でアクセス良好、難所はないがそこそこ急坂、
更に景色は折り紙付きと三拍子揃い、箱根の金時山を彷彿とさせる。
富山で登山に興味のある人が、最初に登る山として結構人気があるんだとか。
山中ではイワウチワが見頃を迎えています。
もう早いもので5月の中旬。
あっという間に7月が来てしまうじゃないか。
嬉しい反面、夏に向けてのトレーニングが間に合わないのは困るんじゃ。
イワカガミ。
近くのフィットネスセンターが安価で利用できるとのことで、
梅雨時期はそこで走りこんでましょうかね。☔
トレーニングと言えば、大辻山も雪山初心者のトレーニングに用いられるそうです。
隣の来拝山は子供の頃にクロスカントリースキーで山頂へ行きました。🎿
富山の多くの学校では、麓の立山青少年自然の家で宿泊学習をします。
今は懐かしいかんじき歩きやら、秋口にはウォークラリーもしました。
かんじきと言えば、富山の小学生は自然体験として雄山に連れて行かれるんですが、
残雪期(確か今時期あたり?)、長靴にかんじきを履いて行った覚えがあります。
室堂から一ノ越山荘までの道で、かんじきが外れて足を雪に持っていかれましてね。
全く抜けなくてめっちゃ焦って泣いたのを覚えてます。ははは…。
そんな苦い経験もあったなぁと懐かしんでいると、
足元にオトシブミが巻いたゆりかごが落ちてました。
初夏になるとオトシブミは1枚の葉っぱを畳んで畳んで更に畳んで、
そして丸めた頑丈なゆりかごを作ります。
ゆりかごには1つ卵が入っており、幼虫はこの葉っぱを食べながら育ち、
やがて葉っぱの中で蛹になり、成虫になって大自然へと飛び出すのです。
うーん、無駄がない!
シュロソウに似てるね。
大辻山は非常に花が多くて見ていて楽しかったです。
ただ虫も多いので、そういうのが苦手な人は閉口しそうですね。
もっとも、この時期の虫は人に悪さをするのは殆どいないので、
精々顔面に飛んできて鬱陶しいくらいです。
まさに『五月蠅い』ですが、ただやかましいだけなので、
あまり無下にしないようにしたいですねぇ。
登山道の写真はそこまで撮影していないというね。
根っこが多く、所によってはザイルロープがあったりで、
ほどよく山歩きを楽しめる良い山です。
基本的に樹林帯の中をただ只管歩くだけですが、
約40分登ってきたあたりで視界が開けました。
あの小高い山は方角的に塔倉山でしょうか。
切れ間の先からは少ないですが残雪も見え始めました。
今回通った本道ルート以外にも、白岩川源流部を歩く沢沿いからの登山道もあり、
沢沿いは残雪モリモリなのでまだ歩けなさそうです。暑い日にはそっちもアリかな。
ショウジョウバカマは結構見頃が過ぎているのか、色落ちしている株が多かった。
前述の白岩川への分岐には残雪も多かったです。
よく締まっていて歩くのは不便ではありませんでしたが、
これからの時期はゲイターあると便利かもね。
1時間ほどかかって、大辻山山頂到着。
噂に違わずいい眺めです。
少し雲が出てきて、劔岳など主峰の頭は拝めず仕舞いですが。
特に見たかったのが弥陀ヶ原!
Webカメラでも見ましたが真っ白けです。ありゃいつ解けるんだろう。
弥陀ヶ原から落ちる称名滝とハンノキ滝も見え、登り甲斐がありました。
今年こそ八郎坂へ行こう!
大日平も歩きたいし…本当に体が10個くらい欲しいですね。
大満足でおにぎり食べてると、結構人がいらっしゃいまして。
この景色を手軽に楽しめるなら、そりゃ人気出るよなあって。
暫く30分くらいぼーっとしてると、濃い雲がこっち側に流れて来たので、
予報は晴れ続きですが降られても困るし、下山することにしました。
富山には数えきれないほどの山があるので、全部登るのは難しいけれど、
少し気になっているところはチラホラあるので、暑くなる前に行きたいなと思います。
今日は結構暑かった。25度くらい?
ただ茹だる暑さも山の木陰の中なら幾分かはマシなので、
本格的に盛夏となる前に行かねばならぬ。
そんなことを考えていると、目の前に1匹の虫が止まりました。
雪解け時に出てくる「春の女神」として有名なチョウです。
道中もパタパタ翔んでいたのですが、
なかなか止まって貰えず。撮影できて良かったです。
昨晩か一昨日だか忘れましたが、地方放送でギフチョウの生態や里山保護の番組を
やってたおかげで、一目で分かりました。
教育番組はいいぞ。
この後は釣りに行こうかと思ってましたが、
流石にちょっと疲れたので帰路へ。
途中の峠からの眺めは特筆すべき。
そして中央の雪山はゴンドラの撤去が決定し、更に峻険となった鍬崎山です。
headlines.yahoo.co.jp片道6時間。稜線歩きで甲武信ヶ岳以上。天気は立山の影響をモロに受ける立地。
うーん、ゲロ吐くね。
なんだかんだ今年リベンジ行く気なのです。…秋がいいかな?
それでは次の機会に。