アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年5月17日 大辻山(本道ルート)

思いつくままに。

 

やあやあ。御機嫌ようございます。

朝起きた時に「あ、今日は登山しよう」と思いまして。

飯食ってさっさと登山準備。

 

富山は本日快晴日和。

どうせなら大きく立山連峰を眺めたいということで、

それなら大展望の山にちゃちゃっと登ってこようかと。

今回向かったのは飛騨山脈の低山の、ちょっと大きなピラミッド、大辻山です。

 

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市街地から車で1時間弱でアクセス良好、難所はないがそこそこ急坂、

更に景色は折り紙付きと三拍子揃い、箱根金時山を彷彿とさせる。

富山で登山に興味のある人が、最初に登る山として結構人気があるんだとか。

 

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山中ではイワウチワが見頃を迎えています。

もう早いもので5月の中旬。

あっという間に7月が来てしまうじゃないか。

嬉しい反面、夏に向けてのトレーニングが間に合わないのは困るんじゃ。

 

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イワカガミ

近くのフィットネスセンターが安価で利用できるとのことで、

梅雨時期はそこで走りこんでましょうかね。☔

 

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ヤマアジサイ

レーニングと言えば、大辻山も雪山初心者のトレーニングに用いられるそうです。

隣の来拝山は子供の頃にクロスカントリースキーで山頂へ行きました。🎿

 

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富山の多くの学校では、麓の立山青少年自然の家で宿泊学習をします。

今は懐かしいかんじき歩きやら、秋口にはウォークラリーもしました。

 

かんじきと言えば、富山の小学生は自然体験として雄山に連れて行かれるんですが、

残雪期(確か今時期あたり?)、長靴にかんじきを履いて行った覚えがあります。

室堂から一ノ越山荘までの道で、かんじきが外れて足を雪に持っていかれましてね。

全く抜けなくてめっちゃ焦って泣いたのを覚えてます。ははは…。

 

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そんな苦い経験もあったなぁと懐かしんでいると、

足元にオトシブミが巻いたゆりかごが落ちてました。

 

初夏になるとオトシブミは1枚の葉っぱを畳んで畳んで更に畳んで、

そして丸めた頑丈なゆりかごを作ります。

ゆりかごには1つ卵が入っており、幼虫はこの葉っぱを食べながら育ち、

やがて葉っぱの中で蛹になり、成虫になって大自然へと飛び出すのです。

うーん、無駄がない!

 

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シュロソウに似てるね。

大辻山は非常に花が多くて見ていて楽しかったです。

ただ虫も多いので、そういうのが苦手な人は閉口しそうですね。

 

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もっとも、この時期の虫は人に悪さをするのは殆どいないので、

精々顔面に飛んできて鬱陶しいくらいです。

まさに『五月蠅い』ですが、ただやかましいだけなので、

あまり無下にしないようにしたいですねぇ。

 

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登山道の写真はそこまで撮影していないというね。

根っこが多く、所によってはザイルロープがあったりで、

ほどよく山歩きを楽しめる良い山です。

 

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基本的に樹林帯の中をただ只管歩くだけですが、

約40分登ってきたあたりで視界が開けました。

あの小高い山は方角的に塔倉山でしょうか。

 

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切れ間の先からは少ないですが残雪も見え始めました。

今回通った本道ルート以外にも、白岩川源流部を歩く沢沿いからの登山道もあり、

沢沿いは残雪モリモリなのでまだ歩けなさそうです。暑い日にはそっちもアリかな。

 

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ショウジョウバカマは結構見頃が過ぎているのか、色落ちしている株が多かった。

 

前述の白岩川への分岐には残雪も多かったです。

よく締まっていて歩くのは不便ではありませんでしたが、

これからの時期はゲイターあると便利かもね。

 

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1時間ほどかかって、大辻山山頂到着。

 

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噂に違わずいい眺めです。

少し雲が出てきて、劔岳など主峰の頭は拝めず仕舞いですが。

 

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特に見たかったのが弥陀ヶ原

Webカメラでも見ましたが真っ白けです。ありゃいつ解けるんだろう。

弥陀ヶ原から落ちる称名滝ハンノキ滝も見え、登り甲斐がありました。

 

今年こそ八郎坂へ行こう!

大日平も歩きたいし…本当に体が10個くらい欲しいですね。

 

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大満足でおにぎり食べてると、結構人がいらっしゃいまして。

この景色を手軽に楽しめるなら、そりゃ人気出るよなあって。

 

暫く30分くらいぼーっとしてると、濃い雲がこっち側に流れて来たので、

予報は晴れ続きですが降られても困るし、下山することにしました。

 

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富山には数えきれないほどの山があるので、全部登るのは難しいけれど、

少し気になっているところはチラホラあるので、暑くなる前に行きたいなと思います。

今日は結構暑かった。25度くらい?

 

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ただ茹だる暑さも山の木陰の中なら幾分かはマシなので、

本格的に盛夏となる前に行かねばならぬ。

そんなことを考えていると、目の前に1匹の虫が止まりました。

 

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ギフチョウ

雪解け時に出てくる「春の女神」として有名なチョウです。

道中もパタパタ翔んでいたのですが、

なかなか止まって貰えず。撮影できて良かったです。

 

昨晩か一昨日だか忘れましたが、地方放送でギフチョウの生態や里山保護の番組を

やってたおかげで、一目で分かりました。

教育番組はいいぞ。

 

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この後は釣りに行こうかと思ってましたが、

流石にちょっと疲れたので帰路へ。

途中の峠からの眺めは特筆すべき。

 

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右に見えるは立山山麓スキー場大品山

そして中央の雪山はゴンドラの撤去が決定し、更に峻険となった鍬崎山です。

headlines.yahoo.co.jp片道6時間。稜線歩きで甲武信ヶ岳以上。天気は立山の影響をモロに受ける立地。

うーん、ゲロ吐くね。

なんだかんだ今年リベンジ行く気なのです。…秋がいいかな?

 

それでは次の機会に。