アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年6月3日 金剛堂山(栃谷登山道)

暑い日に冷えたみかんを食べるのが最高に幸せ。

というわけでね、山行ってきました。

暑気払いというよりも暑気纏いという感じが拭えませんが。

 

今回向かったのは猛々しい名前を持つ、金剛堂山です。

 

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金剛堂山。標高1,650m(中金剛。山頂標識のある前金剛1,637m。)

日本二百名山の一峰。飛騨高地に属する。

周辺には風雪を遮る山がなく、暴風雪の影響を直接受ける風衝地帯であり、

そのため山頂付近は高い木々がないので眺望が良い、飛騨高地の深部である。

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2週間前の白木峰から見えた金剛堂山が、雄大で魅力的でした。

白木峰と大長谷川を挟み、対岸に聳えています。

 

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白木峰からの金剛堂山。(中央)

日曜日は人形山の開山祭。

どちらにしようかなと思っていたのですが、

人形山は登山道までのアクセスがダートで、車で行くのは少し躊躇…。

ということで、雪解けで良い塩梅となったこちらへ足を運んだわけです。

 

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6:45。

最もメジャーな登り口、利賀村栃谷到着。

県内でも有名な登山対象なので、同業者の多さを懸念しましたが、杞憂でした。

登り口には水量の多い水場があるので、水不足には無縁です。冷えて美味い。

(※生水の飲料は自己責任です。)

 

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橋を渡り、登山開始~。

沢に沿いながら、新緑の森林を掻き分けて進みます。

ウグイスも鳴く朝の森林は、涼しくてとても心地よい。

 

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アカモノ。

アカモノ日本海側に多く自生する、ちょうど今が見頃の花です。

昨年の丹沢奥多摩では見ることがなかったなぁ。

御伽噺に出てくるような、気品のある花です。

 

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イワカガミ。

今時期はイワカガミが金剛堂山の主役です。

終始ストイックな登山道かと思っていましたが、意外と息抜きがあり。

ギンリョウソウが六甲山で見られたとのことですが、こちらはまだ早かったみたい。

 

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稜線に出るまで暑さは感じなかった。

稜線に出るまで深山の森林が笠になってくれるので、涼を取りながら登り詰める。

しかし、今春暑すぎるせいか、羽虫が鬱陶しいです。

虫嫌いでもない僕が終始閉口するくらい。

 

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栃折方面?

標高差1000m行かないくらい、距離にすると大体5kmくらいですか。

決して難は多くないですが、途中のピークから上り返しがあるので

平面で見るよりも歯ごたえがあります。

 

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稜線に出ると、羽虫がカメラに映りこもうと躍起になってきます。

アブとハエ、悪さはしないんだけど、耳元で飛ぶのだけは勘弁してくれー。

 

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イワキンバイ?

標高が高くなると次第に笹薮も濃くなります。

最盛期になれば伸びた藪は狩られるのでしょうが、まだその時期ではないからか

半ば漕いでいくようなところもあります。

そろそろウナコーワクールの必要性を強く感じました。

 

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ミツバオウレン。この時期の花で一番好きかもしれない。

山頂間近になれば高山植物も目立ってきます。

今月中旬にはササユリも見られるとのこと。

 

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9:00。

そんなこんなでゆるーく登山してましたが、山頂に到着。

道中1人とすれ違っただけの静かな登山でした。

 

しっかし羽虫が飛び交うピークで、どうにも落ち着きにくかったです。

飛騨深部まで来ておいて虫に文句も何もないのですが、盛夏はもっと酷いのかなぁ。

 

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北アルプス~乗鞍方面。槍の穂先が隠れて見えない。

暑すぎて立山連峰で雲が育っているのか、あまりあちら方面は景色がよろしくない。

この時期に景色目的で上るのであれば、夜明け前から狙うべきでしょうか。

 

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白山方面。

逆方向、白山は2週間前よりはっきりと見えました。

右奥は(おいづる)ヶ岳?積雪期のみ登山対象となる激藪の山です。

頂上の白山方面は藪が鬱鬱葱葱としていました。道中の景色が良かったです。

 

金剛堂山の最高点、中金剛まで歩こうと思って来ていたのですが

カップヌードル食べたらその気も無くなってしまい、来た道を戻りました。

中金剛から先は綺麗な稜線のようですが、次は積雪期に訪れようと思います。

 

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麓の沢まで降りてくると、頂上からの暑さも幾何か和らいできました。

利賀の名産の蕎麦もそそられましたが、そのまま帰路に着いて、家に着くと正午。

 

もうそろそろで梅雨です。暫く登山はお休みになるでしょうか。

ともかく今日はアユを食べたのでゆっくり寝て明日に備えます。

 

ばいばーい。