富山のスポット紹介のコーナー。
パフパフ~。🎉
ウス。
富山に来た観光客は大体立山黒部行って寿司食って帰るんで、
知らない人も多いでしょうが、市街には植物園があるんですよ。
駅から遠く離れた婦中町の方にあるので、観光で来た人は九分九厘寄らないでしょう。
そんな地元民しか足を運ばない、富山県中央植物園にやって参りました。
昔から親に連れられて良く来たところです。
家からそう遠くないのと、親が植物好きなので、僕もそこが高じましてね。
最後に来たのは一人で8年前だったかな。
結構大きな植物園で、温室は大小合わせて5つ、
外には大きな広場もあり、喧噪から離れて自然に浸れるスポットです。
入場料は大人500円。
サンライトホールではちょうどサツキの展覧会が行われてました。
温室の前ではゾウコンニャクがお出迎え。🐘
開花すると凄まじい臭いを出すようですが、まだ少しかかりそうです。
た、助かった…!
熱帯雨林植物室では世界の熱帯・亜熱帯の植物が展示されています。
派手な見た目のものが多く、ビビットピンクのナンヨウザクラは少し目に痛い。
奇抜な風体のマイソルヤハズカズラ。
スリッパのような見た目をしているので、
海外では『貴婦人のスリッパ』とも呼ばれます。
奥に進むとラン温室。
パフィオペディラムは花弁の一部がツボ状になっていて、
その見た目からはウツボカズラを想起させますが、食虫植物ではありません。
虫をツボの中に入れさせて、出るときに受粉させる作戦だそうです。
様々な種類があり、迫力のある花なのでラン愛好家からの人気が高いみたい。
花屋でバイトしていた頃、デンファレは人気が高くて毎日市場から入荷していました。
一方こちらは高山・絶滅危惧種の生育温室。
「こんなエリアあったか?」と思いました。あんまり記憶に残ってないな。
でも今はこのエリアが一番楽しいかもわからんね。
海外産オダマキは変わった色してますねぇ。
グラデーションがかわE。
温室では一足早く 『高山植物の女王』が咲いていました。
今年は燕岳に行けるのでしょうか。難しいかな。
モウセンゴケは食虫植物でもあり、コケの風格もあるので、食虫植物でも特に好き。
その次はサラセニアかな。血管模様が派手に出る品種が綺麗なんですよ。
イワシャジンは昨秋も何度か見かけましたが、その仲間のイトシャジン。
園芸品種としてはこちらのが扱いやすいとか。
またまた所変わって熱帯果樹温室。
こちらでは、人間にとって実用的な果実が付く熱帯植物が多く展示されています。
中央のバオバブも果実が食べられます。
『サバイバル・ゲーム』でベアさんが食べてたよ。
バオバブの木肌はすべすべです。美肌。豆知識。
コーヒーの果実はブドウみたいな見た目してますね。
とても酸っぱいらしいですが。
コロンビア好きなんですけど、ああいう酸い感じなんかな。
小っちゃいパイナップルが出来てました。
ふと疑問に思ったけれど、植物園の果実はどう処理しているのだろう。
生産ラインには当然乗らないし…職員の皆で食べてるの?
その筋では国内最大級の規模を誇るのですが
時期が悪いのか、花は咲いていなかったので今回は通り過ぎるだけになっちゃった。
外では中国の景勝地石林(シーリン)から送られた奇岩が飾られ、
雲南省の様々な植物が植えられています。
岩のどこかを押すと開いて、ダンジョンの入口になるんだ。絶対そうだ。
ラクウショウは日本ではヌマスギとも呼ぶ、沼での生育に長けたスギの仲間です。
木の周りに生えているのは気根といい、
泥や粘土で根っこが腐らないよう、地面に中空の突起が出て、呼吸を行うのです。
森の中で知らずに出会ったらギョッとしますね。
そんなこんなで進んでいくと芝生広場。
昔ここまで歩いてきてお弁当食べたの覚えてるわ。
この芝生広場から向こうは日本国内中心の植生展示になるのですが、
1日で見て回らずに、次の機会に取っておきましょう。
8年ぶりくらいに来ましたけど、またあの時とは違う見方ができて楽しかった。
富山には色々自然公園もあるので、時間が合えば見て回りたいですね。
最後は新緑の桜並木を通って。
富山に旅行に来て、ここへ寄る人はそういないでしょうが、なかなか楽しめますよ。
そんなスポットもあるのだよ。
ばい。