昨日深夜、新潟・山形県境付近を震源とする巨大地震が発生しました。
両県とも最大震度6強の大きな揺れにより家屋の損壊、大規模停電が発生し、
大きな被害を被られた方にお見舞い申し上げます。
新潟に程近い富山はと言うと、昨晩は自室で作業中でしたが、
被害どころか揺れも感じず、ネットニュースで発生を知ることとなりました。
似たような話ですが、平成19年に発生した新潟中越沖地震では、
その日僕はボーイスカウトの定例会で大雨で屋外活動は中止、
屋内にテントを建て一泊していたのを覚えています。
翌日帰宅してから、地震の発生と被害をテレビで知りました。
単に僕の感覚が鈍いとも言えますが、それを差し引いても富山は地震が少ない。
一説によると長野~新潟県境に伸び、広い範囲を囲う立山連峰の地中で
揺れが大きく吸収されるので、富山側への被害が抑えられるからと言われています。
山嶺の存在と地震の被害が弱まることには、明確な相関関係は無いと言われていますが
北アルプスの内部は未だ科学的に未解明な部分もありますし、
兎も角、県民の間で実しやかに『立山神話』が囁かれているわけです。
嘘か誠かを論じるのはさて置いて、備え無しではいられないのが地震大国の現実。
どれ程被害が出るかは未だ誰も知り得ません。
ちなみに先月まで住んでいた藤沢では、想定だと10mの津波が来るみたいです。
余裕で被災想定域に入っていました。
首都圏の被害が甚大であれば、地方への支援は後回しにされることは想像に難くない。
被害が少ないからと、神話を妄信して胡坐をかいている場合じゃないのだなぁ。
かと言って我が家の耐震基準を調べろとか、防災グッズをあれこれ買おうとか
正直な所とても大変ですよね。
仮に戦争が勃発した際の警報では『2週間持ち応えて下さい』と言われます。
成人男性の場合、十分な水があれば10日間はなんとかなるのは、
極貧の頃の僕が実証済みなので、皆様少なくとも水は2箱買っておきましょう。
古くなったらポカリにしてジムや山に持っていけばいいのだ。
という薬にも毒にもならない話。
山行こうと思ったらまたどんより空だよ。悲しいね。