アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年8月1日 大日岳(1/3)

やぁ。

豪雨ドカドカの次は汗ダバダバ、いい加減にしろおおたわけが。

一年で最も暑い『大暑』の末候『大雨時行(たいうときどきふる)です。

名前からして湿気ってます。やーだやだ。

 

高温多湿の国から逃げたくなりますが、山に呼ばれましたので。

8月1発目の登山は大日岳。1泊2日でぐるぐる回ってきました。

 

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大日連峰、或いは大日連山

立山前衛峰の一角。最高点は日本二百名山 奥大日岳(2,611m)

大日如来の名を冠する信仰の山として古来崇められた。

標高1,600m以降に広がる大日平や、岩と高山植物の景勝七福園

眼下に広がる剱岳を始めとする峰々のパノラマを楽しめる。

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1ヶ月前、弥陀ヶ原での大日連山。

大日岳へは室堂からか、称名滝からかの2つのルートがありますが今回は後者です。

立山駅までは車で、駅前からバスを使って称名滝へ向かいます。

 

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AM7:15 立山駅。

というのも、ゲートの封鎖時間がありまして。

称名滝前の桂台は夜になると翌朝まで通行不能です。

(7~8月 18:30~6:00他期間 17:30~7:00。他には豪雨・暴風制限も。)

つまり帰ってくる時間によっては閉じ込められますので、その防止。

 

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バスの車窓から、『悪城の壁』。

始発バスに乗って、いざ称名滝へ。

大日岳は立山の中では比較的人が少ないらしいですが、

どうやら同じ目的の方が十数名。

窓の外に伸びる悪城(あくしろ)の壁が、滝まで続く様が素晴らしい。

こういうのを鳥の目線で撮影してみたいですね。

 

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タマガワホトトギス

登り始めること15分、早くも汗が。

気温は35度超。

脳が茹だる如き猛暑でしたが、木陰が多くあるのでギリギリ耐えきれる。

しかし梯子をえっさほいさと登って行けども、なかなか前へ進まない。うぐぐ。

 

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登っても登っても、対岸の壁の高さに近づかない。

切れ間から見える悪城の壁。

あの上は大観台のあたりかな。

 

1ヶ月前にあそこから滝を見ましたね。

 

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名称不明。

良く分からない花を撮ったりしてると、服が汗でベタベタ。

この登山道、意外と手強いなぁ。

 

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暑さにうんざりして進むこと1時間過ぎ、木道が見え始める。

牛ノ首と呼ばれる地点を越えて暫し進むと、見慣れた木道が。

これがあるということは大日平は近い!と足取りも軽やかに。

 

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1600m地点、大日平。

樹林帯を抜け、称名川を右手に流し広がる大湿地帯、大日平へ到着。

 

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どの山だろう。

道脇から車の音が聞こえない分、弥陀ヶ原よりも自然な感じがします。

風も吹き込んで来て気持ち良い…というか寒い!

ベースレイヤーはきちんと着ておきましょう。

 

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皆さんはどちらがお好き?

お隣さんの弥陀ヶ原と同じくラムサール条約保護区

特異な地形に多くの植物が自生していて、飽きることがありません。

凄い歩きやすい散歩道。今度弥陀ヶ原から渡ってこようか。

 

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モウセンゴケ。虫をもぐもぐ。

栄養が少ない湿地帯では、虫を食べて栄養にできるモウセンゴケが手を広げています。

気付きませんでしたが、いくつか花を咲かせていたみたいです。

 

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トキソウでしょうか。光で白飛びしてるけどもっとピンク。

見慣れない花も見かけました。撮った時はランの一種の何かと思っていましたが

どうやらトキソウっぽい。

 

前に見かけたチングルマは全て見頃を終えていました。

大日平や弥陀ヶ原の紅葉は9月下旬から始まるらしいので、

その時には赤く燃えるチングルマの紅葉を見てみたいですね。

 

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10:00 大日平山荘。

歩くこと30分ほどで、湿原の宿泊宿 大日平山荘へ到着。

休憩しようかと思ったけど、明け方早すぎたみたいで、小屋番さんが忙しそう。

 

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不動の滝。

小屋の裏側からは、大峡谷と不動の滝が見えました。

スケールの大きさを堪能したところで、次の目的地へ進みます。

 

次回へ続くんじゃ。