やぁ。
豪雨ドカドカの次は汗ダバダバ、いい加減にしろおおたわけが。
一年で最も暑い『大暑』の末候『大雨時行』(たいうときどきふる)です。
名前からして湿気ってます。やーだやだ。
高温多湿の国から逃げたくなりますが、山に呼ばれましたので。
8月1発目の登山は大日岳。1泊2日でぐるぐる回ってきました。
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大日連峰、或いは大日連山。
立山前衛峰の一角。最高点は日本二百名山 奥大日岳。(2,611m)
大日如来の名を冠する信仰の山として古来崇められた。
標高1,600m以降に広がる大日平や、岩と高山植物の景勝七福園、
眼下に広がる剱岳を始めとする峰々のパノラマを楽しめる。
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大日岳へは室堂からか、称名滝からかの2つのルートがありますが今回は後者です。
というのも、ゲートの封鎖時間がありまして。
(7~8月 18:30~6:00、他期間 17:30~7:00。他には豪雨・暴風制限も。)
つまり帰ってくる時間によっては閉じ込められますので、その防止。
始発バスに乗って、いざ称名滝へ。
大日岳は立山の中では比較的人が少ないらしいですが、
どうやら同じ目的の方が十数名。
窓の外に伸びる悪城(あくしろ)の壁が、滝まで続く様が素晴らしい。
こういうのを鳥の目線で撮影してみたいですね。
登り始めること15分、早くも汗が。
気温は35度超。
脳が茹だる如き猛暑でしたが、木陰が多くあるのでギリギリ耐えきれる。
しかし梯子をえっさほいさと登って行けども、なかなか前へ進まない。うぐぐ。
切れ間から見える悪城の壁。
あの上は大観台のあたりかな。
1ヶ月前にあそこから滝を見ましたね。
良く分からない花を撮ったりしてると、服が汗でベタベタ。
この登山道、意外と手強いなぁ。
牛ノ首と呼ばれる地点を越えて暫し進むと、見慣れた木道が。
これがあるということは大日平は近い!と足取りも軽やかに。
樹林帯を抜け、称名川を右手に流し広がる大湿地帯、大日平へ到着。
道脇から車の音が聞こえない分、弥陀ヶ原よりも自然な感じがします。
風も吹き込んで来て気持ち良い…というか寒い!
ベースレイヤーはきちんと着ておきましょう。
お隣さんの弥陀ヶ原と同じくラムサール条約保護区。
特異な地形に多くの植物が自生していて、飽きることがありません。
凄い歩きやすい散歩道。今度弥陀ヶ原から渡ってこようか。
栄養が少ない湿地帯では、虫を食べて栄養にできるモウセンゴケが手を広げています。
気付きませんでしたが、いくつか花を咲かせていたみたいです。
見慣れない花も見かけました。撮った時はランの一種の何かと思っていましたが
どうやらトキソウっぽい。
前に見かけたチングルマは全て見頃を終えていました。
大日平や弥陀ヶ原の紅葉は9月下旬から始まるらしいので、
その時には赤く燃えるチングルマの紅葉を見てみたいですね。
歩くこと30分ほどで、湿原の宿泊宿 大日平山荘へ到着。
休憩しようかと思ったけど、明け方早すぎたみたいで、小屋番さんが忙しそう。
小屋の裏側からは、大峡谷と不動の滝が見えました。
スケールの大きさを堪能したところで、次の目的地へ進みます。
次回へ続くんじゃ。