前回の続き。
大日平山荘を後にして、さぁ出発。
1日目の目的地はランプの灯る山頂直下の宿、大日小屋です。
着替えた服と朝飯で快適さを取り戻し、緩やかな湿地帯を暫く進む。
いよいよ、約700mを一気に直登する今回の核心部に取り付きます。
距離、標高差共にここまでの2時間と大差ないのですが、暑くてやけに疲れた。
今回の山行から靴を新調しました。
今まで使っていたのはミッドカットでしたが、少し重いなと感じてたので、
夏の日帰り~1泊程度ならローカットの軽めの靴が便利かなと思い
ちょうど安売りしていたSALOMON X AlpSpryを購入。
[サロモン] トレッキングシューズ X ALP SPRY メンズ Black/Magnet/Hawaiian Surf UK 8.5(27 cm)
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ロッククライマー向けの靴なのですが、1泊ならこれが良いよと小耳に挟んで。
軽量かつソールもしっかりしてて、今回岩場が多かったのですが
全く違和感無く楽しめました。
弥陀ヶ原ほどの多さはありませんが、池塘もちらほら。
ワタスゲはもう終わっちゃってますね。もう一度くらい見たかった!
暫く木道を歩くと、沢が見えてきます。
この沢を数回渡りながら標高を上げていく。
ここの樹林帯は風も通らず日が差し込みで、酷く消耗しました。
下流はダメですが、上流の水は飲用できるそうです。
(※生水の飲料は自己責任。)
でもここで水飲むより、大日小屋まで頑張った方が良さそうなのでスルー。
小屋の看板を見かけましたが、ここからがまた遠いのですよ。
暑い、遠い、険しい。
大日平からは、羽虫よりもチョウが多く飛び交っていました。
八ヶ岳は今アブが酷いらしいですね。
トンボがいるだけでカやアブはだいぶ減るのでもっと頑張れ。
家の近くでよく見るクルマユリも、山だと特別感が増します。
沢を乗り越えた辺りから急に視界が悪くなってきました。
本当は終日晴れの予想だったんですが、涼しいのが助かる反面、少し不安。
ゴロゴロの岩の道をのんびり歩くこと1時間近くで、ようやく小屋が見えてくる。
誰もいない道で、人の話し声が聞こえると安心しますね。
下では散っていたチングルマも、標高2400m近くでは今が見ごろです。
花が多くて見ていて飽きない道でしたが、肝心の景色がこちら。
あ″。
(・_・)←これになった。
景色が見られなくて、小屋へチェックインして早々不貞寝。
僕はこれからどうなってしまうのでしょうか。
次回へ続く。