前回の続き。
不貞寝から目覚めたら3時間が過ぎてました。
寝る前、筋肉痛予防にアミノバイタルを飲みましたが、圧倒的にカロリーが足りない。
仕方ないので夕食用のシーフードヌードルを食べました。
大日小屋はランプの宿。
電気がないわけではないですが、雰囲気を楽しめるランプが吊るされています。
僕は諸事情があって灯る姿を見られませんでしたが後述。
小屋の前で電波の入るところを探していると、
だんだんと薄雲が取れて峰々の姿が見え始めてきました。
小屋から15分ほど歩くと大日岳山頂。これは夕方の天気も期待出来そうです。
なーんてことを思って暫く眺めていると、
うふふふふふふふ。
この景色です。笑えるね。
左、市街地からも見えるドギツい山岳連山 毛勝三山。
その手前には赤谷山。
右へ行くとご存じ剱岳。悪名高い北方稜線、早月尾根が一望出来ます。
更に向こうを見ると、中央が大日連山最高峰、奥大日岳。
更には立山連峰の顔、富士ノ折立・大汝山・雄山。
明朝に山頂アタックする気でしたが、いいや限界だ俺は行くね!
明日晴れるなんて証拠はなし、思い立ったが吉日うんたらかんたら。
道中剱をバックにチングルマを撮ってみたり、
色々と見飽きない、北アルプスの花畑。
15分ほどで大日岳山頂到着。
昼間の曇りが嘘のようじゃないか。
自分の足元すぐに雲の海が押し寄せて
山々が島のように浮かんでる姿が最高でした。
こういう景色が見られると、辛い思いをした甲斐がありますね。
こういうのに魅せられて、麻薬のように続けている山登り。
弥陀ヶ原とお高い値段のホテル。
松尾峠を越えた向こうにはカルデラ外輪山。
その奥に薬師岳が見えるのでしょうが、少し陰ってます。
鍬崎山と天空の大草原。
山を撮る時は、手前に何かを映して、ギャップを考えて撮るようにしています。
そうするとにわかでも綺麗に見える、気がする!
雲海は夕焼けが近づくにつれて更に密度が濃くなり
綿菓子というよりお布団になってきました。
ボートを漕いで毛勝まで旅をしてみたいです。
こっちに流れてくることはないと思ったけど、念のため戻ることに。
夜、小屋泊の宿命ですが、隣のおっさんのイビキが
_(´-`」 ∠)_ うるせーー!!!!!!
って言いそうになったけど我慢したよ。
持っててよかった、耳栓。
次回へ続く。