前回の続き。
おはよーございます。
隣のイビキで2時間置きに起こされ、五度寝する羽目になりました。(・_・💢)
まあそれでも9時間近く寝たので、気分は上々。
もっとも、この天気じゃなければねぇ…。(- _ - )
本当はモルゲンロートの剱岳、通称赤剱が見えるはずだったんです。
今回の目玉の1つでもあったので、ちょっぴり残念でした。
それと同時に、昨日山頂アタックしておいてよかったとホッとしました。
寒空の中、朝餉にお吸い物を飲んで出発。
室堂まで続く大日尾根を歩いて暫くすると
中大日岳の岩石と花畑の草原、七福園が見えてきます。
七福園は巨石を跨いで進む道で、ちょっとした岩場気分で楽しかったです。
正直ただ稜線を歩くだけだと思っていて、退屈気味かな?と考えてましたが
この道はまた晴れた日にじっくりと歩いてみたいです。
濃霧の中も、巨岩を撮れば昔話の仙人の世界のよう。
僕に撮影スキルがないのでボケボケになりがちですが。
稜線を歩いて1時間近く、室堂の手前、天狗平が姿を現しました。
この間弥陀ヶ原から美女平までは下ったので、紅葉の時期には
弥陀ヶ原から天狗平を経て室堂、というコースも良いかもしれませんね。
道中はカレンフェルト…というほどでも無いですが、イメージは近いです。
伊吹山も秋口に再訪したいですね。
道中、コバイケイソウの群生が見えました。
霧の中、その毒性も相まって、どことなく妖艶な雰囲気です。
ハクサンフウロも数は少ないですがいくつか咲いていました。
こういった下界ではそう見ない花を見られるのも、登山の特権という気がします。
そして白山では見られなかったハクサンイチゲ。
純白のワンピースに黄色い麦わら帽子のようです。
ゆっくりと歩きながら写真を撮り、鎖場をいくつか越えると、山頂が見えてきました。
と同時に、某大学の山岳部が山頂を占領して騒いでるのが見えました。
連山最高峰 奥大日岳山頂。
はいはいちょっとごめんよ、と写真だけ撮って即退散。
大人数で来るのが楽しいのは分かるんですが、せめて引率の大人には
もう少し他の登山者に対しての配慮をして欲しいなと思います。
山頂ではどうも落ち着けないので、ちょっと小休止する場所を探して
道中の開けたところの石に腰かけていると、何か変な鳴き声が聞こえました。
「んん~?」と振り返って見ると、
さんだーばーど pic.twitter.com/Yn3v4vjS35
— 成瀬晶 (@akiranngo_M) 2019年8月2日
サンダーバード!じゃなくてターミガン!⚡🐤
親が1羽にヒナが3羽です。
他の登山者は全く気付かなかったみたいで、落ち着いてもそもそと歩き回ってました。
先述のことでちょっとムッとなっていましたが、一瞬で良い思い出に変わりました。
そして僕の晴れ渡る心を表すかのように、剱が顔を覗かせました。
この先の道中も、良いことが続きそうで気分も上向きに、足取りも軽くなりました。
次回へ続く。