アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年8月2日 大日岳~奥大日岳

前回の続き。

 

おはよーございます。

隣のイビキで2時間置きに起こされ、五度寝する羽目になりました。(・_・💢)

まあそれでも9時間近く寝たので、気分は上々。

 

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5:00。

もっとも、この天気じゃなければねぇ…。(- _ -  )

 

本当はモルゲンロートの剱岳、通称赤剱が見えるはずだったんです。

今回の目玉の1つでもあったので、ちょっぴり残念でした。

それと同時に、昨日山頂アタックしておいてよかったとホッとしました。

 

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道中の木道。晴れた日に再訪したい。

寒空の中、朝餉にお吸い物を飲んで出発。

室堂まで続く大日尾根を歩いて暫くすると

中大日岳の岩石と花畑の草原、七福園が見えてきます。

 

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新調の靴のグリップも上々。

七福園は巨石を跨いで進む道で、ちょっとした岩場気分で楽しかったです。

正直ただ稜線を歩くだけだと思っていて、退屈気味かな?と考えてましたが

この道はまた晴れた日にじっくりと歩いてみたいです。

 

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あのピークにも登ってみたいけど、道はないだろうな。

濃霧の中も、巨岩を撮れば昔話の仙人の世界のよう。

僕に撮影スキルがないのでボケボケになりがちですが。

 

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手を振れば天狗平から見えるかな?

稜線を歩いて1時間近く、室堂の手前、天狗平が姿を現しました。

この間弥陀ヶ原から美女平までは下ったので、紅葉の時期には

弥陀ヶ原から天狗平を経て室堂、というコースも良いかもしれませんね。

 

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岩石ごろごろ。

道中はカレンフェルト…というほどでも無いですが、イメージは近いです。

伊吹山も秋口に再訪したいですね。

 

 

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コバイケイソウ

道中、コバイケイソウの群生が見えました。

霧の中、その毒性も相まって、どことなく妖艶な雰囲気です。

 

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ハクサンフウロ

ハクサンフウロも数は少ないですがいくつか咲いていました。

こういった下界ではそう見ない花を見られるのも、登山の特権という気がします。

 

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ハクサンイチゲ(白山一華)。

そして白山では見られなかったハクサンイチゲ

純白のワンピースに黄色い麦わら帽子のようです。

 

ゆっくりと歩きながら写真を撮り、鎖場をいくつか越えると、山頂が見えてきました。

と同時に、某大学の山岳部が山頂を占領して騒いでるのが見えました。

 

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7:00 奥大日岳。

連山最高峰 奥大日岳山頂。

 

はいはいちょっとごめんよ、と写真だけ撮って即退散。

大人数で来るのが楽しいのは分かるんですが、せめて引率の大人には

もう少し他の登山者に対しての配慮をして欲しいなと思います。

 

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チングルマの群生。

山頂ではどうも落ち着けないので、ちょっと小休止する場所を探して

道中の開けたところの石に腰かけていると、何か変な鳴き声が聞こえました。

 

「んん~?」と振り返って見ると、

 

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何かおるやんけ!

 

サンダーバード!じゃなくてターミガン!⚡🐤

親が1羽にヒナが3羽です。

他の登山者は全く気付かなかったみたいで、落ち着いてもそもそと歩き回ってました。

先述のことでちょっとムッとなっていましたが、一瞬で良い思い出に変わりました。

 

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霊峰という風格。

そして僕の晴れ渡る心を表すかのように、剱が顔を覗かせました。

この先の道中も、良いことが続きそうで気分も上向きに、足取りも軽くなりました。

 

次回へ続く。