前回の続き。
奥大日岳を越えてから、雲が取れはじめ、蒼天が開けて来ました。
トレイルの向こうに見えるのが今回の最終目的地、室堂です。
巨大な岸壁が伸びる称名廊下もそろそろ終点です。
いつか称名廊下をメインに撮影してみたいところですね。
こう見えて、ハーブティーになるみたいです。
立山の火山の側面、地獄谷には硫黄の柱が屹立し、有毒ガスが噴出中。
硫黄臭も次第に強くなってきました。
剱岳の雲はすっきり取れて、登山者の羨望を集めていました。
パノラマ。剱岳、剱御前、別山、真砂岳、立山(富士ノ折立・大汝山・雄山)。
雲に隠れていますが浄土山も見えます。
立山を縦走して帰宅する予定でしたが、ここから立山を一望した瞬間
「あ、無理。」
どっちにしろ朝の時点で半ば諦めていたので、踏ん切り付くのも早かったです。
しかしこれほど立山が巨大な壁に見えたのは初めてでした。
また来た時には、その分縦走してみようかね。
しかし、雷鳥平からの幾度かのアップダウンが、
1泊2日15kmの疲弊した体にはしんどくて…なかなか堪えました。
ただ筋肉痛は感じなかったので、そこは進歩と考えよう。
地獄谷の後ろには、今歩いてきた稜線がバッと広がってました。
あの山の向こうの向こうの麓から来たんだよー。
室堂、いつも混んでるイメージが強くて、お金も結構かかっちゃうので
あまり来ることはなかったんですけど、
この趣味を始めてから見方が変わったと思います。
2400円で今までの道程をハショれるってね、昔の人が聞いたらどう思うのかな。
あの山の向こう、五色ヶ原縦走も今度やりたいと思っています。秋かな。
ここ最近の暑さはほんと参るわ…。
というわけで、多くの綺麗な景色を見せてくれた夏の大日様に
暫しのお別れを告げて、下山することにしました。
温泉入ろうと思ったけどね!入ったら帰りたくなくなっちゃう。
帰りのバスの車窓。
連山を眺めながらウトウトして帰りました。
真夏の北アルプス旅行はこれにて終了。また今度お会いしましょう。
じゃね。