アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

令和元年クマ目撃情報を眺めながら

やあ。

 

本当は日曜日に登山しようと思いましたが、前日の腹痛と寝不足に嫌気が差し

もういいやとパスしたら、今度は1週間天気が悪くて山に入れず。

神様はなぜ僕をいじめるのか。(・_・`)

 

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ガオオオー。

仕方がないので地図を見てます。

富山県ツキノワグマ目撃情報地図 その名も『クマっぷ』。

 

皆さんのお住まいの自治体でも同様のものが出ていると思います。

 

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モウセンゴケちゃん。

特に今年の富山は、クマの目撃事例が多いです。

2018年1月~12月で145件に対して

2019年4月~8月の4ヶ月余りで120件に届く勢いです。

 

尤も昨年の目撃例が少ないのもあるのですが、ブナの豊年だったのでしょうか。

 

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きのこ。

今年目につくものとして、魚津市・朝日町の住宅地や海辺で複数の目撃例があります。

平成28年は特にこの辺りの住宅街で目撃情報が多発しました。

栂海新道を使う人は懸念しておいた方が良いかもしれません。

 

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ヤゴの止り木と化した家屋。

逆に五箇山合掌造り集落のある南砺市、山奥の利賀村は少ない傾向にあります。

加えて昨年は全体の目撃例は少ない一方、立山のある芦峅寺では多く事例がある。

このことからクマも山奥から人里に下りてきていることと、

ここ数年のアウトドアレジャー人口の増加に伴う、遭遇の多発が見て取れます。

 

まだ秋にも入っていないので、これから更に遭遇率は高まるでしょう。

 

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悪魔の口のよう。

単純に市街地の目撃確率が高く、山奥にはそもそも人があまりいないので

もちろんこのマップだけを見て「あそこが多い」「あそこは安全だ」とは言えません。

あくまで届け出のあった事例を掲載しているのであって、

実際の事例は更に多く発生しているとも言えます。

 

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デュランタ "タカラヅカ"。

クマの出ないところで熊鈴を鳴らすのはマナー違反と言われますが、

こうして照らし合わせると、ぶっちゃけ出るか出ないかなんて誰も分かりませんね。

富山県は市街の里山でさえ、山奥からの稜線続きになっているので

それこそ富山湾まで出てきたことも何度だってあります。

 

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ウコンサンゴバナ。ウサギみたいでかわヨ。

以前富山の民話を調べていた際、こんな話を目にしました。

 

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小さな里山小佐波御前山には多くのクマが住んでおる。

そこに住むクマはブナやクリの実を食べて暮らしておるが、

雌は妊娠すると塩っ気が欲しくなるので、

夜になると山を下りて河川敷を渡り、こっそり海まで行って海水を飲んでから、

明け方人が起きてくる頃に戻ってくるそうな。

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僕はここの出身で、クマが校庭やプールの裏に出て集団下校させられました。

あながち嘘とも言い切れませんね。

 

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レンブの実。おいしそうだけどまずい。

室堂など見晴らしも良く、人も多いところで熊鈴をチリンチリン鳴らすのに対して

苦言を呈する人もいらっしゃいます。

実際僕もあそこで鳴らしても何の意味もないと思っていますが、

自分の身を守れるのは決して文句を言う誰かではなく

自分自身だということを、登山者各位が肝に銘じておくべきです。

 

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せみ。うるせー!

山行かなきゃそうそう会わないんだけどね。

クマも海に来るじゃん!僕らも山に行きたいの!

 

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蚊に刺されまくった。

出会わなきゃお互い不幸な結果にならないので、それが一番よ。

富山のクマをいたずらに減らさないために、皆が出来ることをしましょう。

 

火薬銃のホルスターを作りたいんだけど、なかなか気分が乗らないわ。

次は山行くぞ。

ばい。