やあ。
ここ最近、一気に肌寒くなってきました。
2週間前まで脳味噌がシュッポシュッポ言ってたというのにこれですよ。
そろそろ10月、早いものでキノコ狩りのシーズンです。
僕はキノコが好きなので、県内某所を巡ってキノコを撮影してきました。
初めに言っておきますが、食べません。
そもそもキノコの同定に自信がありません。ちょくちょく間違えてるし。
ちなみにこの鳥皮みたいなのを見たら
この間焼き鳥買いに行ったのに、鳥皮が売り切れてたのを思い出しました。くそう。
よっぽど特徴的で間違えようのないもの、
それこそマイタケ(舞茸)とかタマゴタケ(卵茸)くらいなら興味は沸きますが…。
このシロテングタケ(白天狗茸)ちゃんのようにとても強力な毒キノコも
素知らぬ顔で道端に生えているのがキノコの恐ろしいところですね。
人間をはじめとした哺乳類には猛毒でも、
虫にとっては平気の平左というのも珍しくなく。
たまに歯形がついているものがあります。
「これは誰に食べられたんだろう?」と推理すると、意外と面白いですよ。
どう見ても美味しくなさそうな見た目の割に、食べられるキノコだったり
目立たない見た目でも猛毒菌だったり…キノコの生態には興味が尽きない。
一方明らかに毒毒しく案の定毒キノコ、ヘビキノコモドキ(蛇茸擬)はその典型ですね。
しかし毒キノコだからといって、邪見にするものではありませんね。
シロオニタケ(白鬼茸)の幼菌はどこかのゆるキャラみたいでかわいらしいです。
成長したものも、大きくてインパクトあるんですがね。
食べられなくても目で見て楽しむ、という点においては
大きな牡丹のようなカワラタケ(瓦茸)もなかなか面白いです。
古い切り株や朽木があれば大抵どこでも生えてる、ありふれたキノコ。
ハナホウキタケ(花箒茸)は、いかにも御伽噺の魔女の家に生えてそうな風体。
分類が遅れている種類の1つで、多数の未分類菌があります。
キノコももちろん分布があって、タマゴタケは殆ど富山で見られません。
関東だとありふれた、とは言わずも 登山中に度々目撃できたのに。悲しい。
そしてこの時期の目玉が『Destroying Angel』ことドクツルタケ(毒鶴茸)。
日本に生えるキノコの中でも、最も強力な有毒菌の1つです。
傘を広げる前の美品を見かけたのは初めてで、テンションが上がりました。
毎年のように誤食されて死亡ニュースになる有名なやつですね。
「何で食べ物っぽくない見た目してるのに食べるんだ?
キノコ採りの考えることは分からん…。」
と思ってたのですが、触ってみると納得。めっちゃプリプリしてます。
煮込んで食べたらとっても美味しそう。こうやって騙されるんだな。
登山中にふと見かけることも多いですね。
ミズナラやダケカンバの林は、多くのキノコの住処になっていて
そういった山を目的に歩くのも、秋登山の醍醐味かもしれません。
皆さんも山を歩くときは空や前だけでなく、たまには下を見てみませんか?
これから深まる秋のシーズン、また違った楽しみを発見できるチャンスですよ。
ちなみに僕はマイタケの天ぷらが一番好き。
誰か一緒に探しに行かない?じゃあね。