アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

登山中の集中力欠乏と正信念仏偈

ウス。

ここ数日の晴れ間を逃してしまい、1週間曇天模様でナイーブになっています。

曇りなら別に他にやりようもあるんだけど…。

まあ大人しく快晴の日を待ちましょうということで。

 

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白樺の林。車で行けるところはなかなか珍しい。

登山中、ちょっとした集中力不足が思わぬケガに結び付くケースは珍しくなく、

僕も何度かそういった場面に直面しました。

幸いにも大ケガをしたことはありませんが、僕は特にガレ場が苦手でして

良くすっ転んでるのを見られたりしてます。あーやだやだ。

 

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お食事中に失礼。

街中で歩いていて、いきなり転ぶ人ってあまり見ないですよね?

不安定な山道と街中の舗装道を同列にはできませんが、

街中で「左足を出して、次は右足…」と考えるような人はいないでしょう。

 

日常的に決められた行動、いわゆるルーチンが出来上がっているなら

余分な力が抜け集中力が欠けることはなく、ケガの防止に繋がるわけです。

 

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千と千尋の神隠し』の世界へ繋がっているかのような。

しかし山道は平坦な舗装道と違い、千差万別。

緩い尾根道、雪渓のトラバース、垂直の鎖場、濡れた急登…。

山の数だけ道の種類があるので、ルーチンにも限度があります。

 

集中力が切れるのはもはや仕方ないこと。

いかに切れ始めた集中力を回復できるかが、登山でケガをしない課題かなと。

 

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台風後の稲作アート。次回は倒れる前に行こう。

休息して食事を取るのもその代表ですし、音楽を聴くというのもあります。

僕なんかは登山中に少しでも危ないと思ったら、顔を結構強く叩きます。

頭に刺激を与えることで、思考をリセットできるわけですね。

 

そして特に最近ハマってるのが正信偈(正信念仏偈)です。

 


真宗大谷派 勤行集<正信偈 念仏讃>

何だこいつやべー奴だな」と思われるかもしれませんが、まぁ聞いて下さいな。

僕の家は浄土真宗なので、昔から正信偈には馴染みがありました。

子供の頃は全文暗唱できたんですが、流石に忘れてしまった。

 

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うちの庭にも生えてるよ。

正信偈を分からない人に説明すると、浄土真宗を開いた親鸞の、

こう生きなさい。そうすれば極悪人でも極楽浄土・誠の幸福に至りますよ

という教えを唱えるものです。

厳密に言うとお経とは違いますが、お経のように使われることが多い。

僕はそういう畑の人ではないのでその辺は良く知らない。

 

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穂高にて森林浴。

これが上手いこと韻を踏むようなテンポで続くので、思ったより相性が良いのです。

そして少しでも詰まったらリセット。また最初に戻ってやり直し。

最近はこればっかりやってます。

 

…こうやって字面で見ると完全にやべー奴だな。

ちなみに2ヶ月前までは『一本でもニンジン』でした。

 

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ヒガンバナ撮影。花で一番撮りづらいと思う。

皆さんは登山中、どんな集中力を保つ方法を行っていらっしゃるのか

ちょっと興味があったり。

ユニークな方法があったら是非教えてくださいな。

 

登山がしたいのにできないもどかしさ。

まぁたまにはいいんだけどね。