アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年9月30日 立山雄山~別山 (2/4)

 前回の続き。

 

前回は雄山山頂へ到着しました。

今回は立山の最高峰大汝山富士ノ折立を目指します。

 

f:id:akiranngo:20191002100745j:plain

立山最高峰、大汝山(3,015m)。

大汝山は立山の中央峰で、富山県の最高地点でもあります。

大汝という名前はその昔、この山には祠があり

大己貴神(おおなむちのかみ)(=大国主神)が祀られていたことに由来しています。

 

f:id:akiranngo:20191001230720j:plain

アップダウンは殆どないので歩きやすい。

これは霊峰白山北側にあるピーク大汝峰と由来を同じくするもので、

つまり大汝山は白山権現を祀るともされ、

また隣の富士ノ折立は富士権現を祀っていたことから名が付けられ

古来立山日本三霊山の神々を一堂に会する意味合いがあったのだとされています。

 

f:id:akiranngo:20191001230729j:plain

室堂方面。雲が沸き立つ。

雄山に登る人は大半が来た道を引き返すので、

大汝山からはシーズン中も静かな山歩きを楽しめます。

ミクリヶ池が青々としています。ここから見ると水溜まりのようだ。

 

f:id:akiranngo:20191001230740j:plain

岩は楽しいぞ。

岩がゴロゴロしててアスレチックのようで楽しい。

雄山まで来たら折角ですしこちらも寄ってみてはいかがでしょうか。

 

f:id:akiranngo:20191001230927j:plain

大汝山山頂。

空気が澄んでいるからでしょうか、空が一層青く見えます。

冬の伊吹山のような群青色がたまらない。

 

また冬に行こうかな~?

 

f:id:akiranngo:20191001230749j:plain

良い心がけだ。

写真を撮ってふと足元を見ると、こんな石が置いてありました。 

 

だいぶ前に触れましたが、立山には石を持っていき山頂に置いてくると

願い事が叶うという風習があり、この石もそれに倣うものかな。

 

朝ご飯、僕もちょいちょい抜かすんですよね。体に悪い。三食食べよう。

 

f:id:akiranngo:20191001230803j:plain

真砂岳の曲線美と剱岳の岩のハイブリッド。

ベンチで朝兼昼飯のカップヌードルを食べてから、富士ノ折立へ向かいます。

ここからの稜線の曲線美は見事の一言です。

 

f:id:akiranngo:20191001230828j:plain

別の稜線からのアタックも面白そう。

富士ノ折立は明確なルートはなく、大まかに登ってから直登が楽かなとよじよじ。 

 

f:id:akiranngo:20191001230835j:plain

富士ノ折立登頂。昔は『富士ノ折戸』とも言われたようだ。

あまりピークに頓着しない方なのですが、

岩となったら話は別。楽しいし。

 

山頂標が掠れて読めなくなるまであと何年だろう。

 

f:id:akiranngo:20191002210817j:plain

後立山連峰の面々。

あの三角屋根は鹿島槍ヶ岳なのかしら…?

砂礫の斜面には直射日光が当たるにも関わらず未だに雪が残っていました。

 

f:id:akiranngo:20191001230859j:plain

内蔵助カール擁する真砂岳別山までの稜線。

雪が見えたのは、かの有名な内蔵助カール

あの雪はつい最近氷河として認定されたみたいです。

 

この稜線の写真を見た時、「あ、行きたい」となったんです。感無量。

そしてここからが稜線の本番なのです…ということで、今回はここまで。

 

次回へ続くんじゃ。