前回の続き。
焼岳山頂直下、旧中尾峠へ到着しました。
ここから山頂まで急登を約60分、硫黄臭に塗れて最後の辛抱です。
背後で穂高連峰、左で霞沢岳、右から笠ヶ岳が応援してくれています。
気合を入れてがんばるぞい。
硫黄臭のせいでしょうか、心なしかペースが落ち気味です。
画像じゃ伝わりにくいですが、結構もこもこしてます。
道の真横で噴煙が出てるところもあったり。
ここが一番もくもくしてました。
しかし噴煙地帯でも植物はきちんと育つんですね。
まあ、地獄谷でも植生はあるんだから当たり前と言えばそうかも。
前回の『飛騨新道』について調べてるうちに梓川も触れる機会があり、
今までは何となく「景色よさそうなところだなーーー^^(IQが低い)」
程度にしか考えていなかったのですが、
焼岳の火山史、杣人の生活の関係に繋がり、色々と魅力溢れる地に見えてきました。
しかしここまで荒々しく猛々しい山に登ったのは、男体山以来かもしれないね。
僕はこういう鬼や魔物が住んでそうな景色が大好きなんだ。👹
男体山、今年の閉山が遅くなったらしいです。ワンチャンあるかも。ないかな。
残念ながら穂高は雲に呑まれてその全容を見せてくれません。
西穂山荘が遥か遠くに見えました。ラーメン食いてえなぁ。
元来そうなのか、この日の特徴なのかは判りませんが
焼岳では非常に外国人観光客が多く見られました。
40~50人程の登山者の中の半分以上は外国人ってくらいです。
特に欧米の方が多かったですね。カナダだったりイタリアだったり。
台風19号で、被害が比較的少なかった上高地へ人が流れた、と考えましたが
実際のところは知らずじまい。
ともかく、焼岳には外国人を引き付ける何かがあるのでしょう。
と、直下の岩場を登り、焼岳登頂。
抜戸岳、笠ヶ岳の全容を余すところ無く眺められる大展望。
あちらの小ピークは何でしょう、山頂標のようなものが見えました。
硫黄の色が濃く、どう見ても危険地帯ですが。
焼岳の火口湖、正賀池。
まるで翡翠が蕩けたよう。奥には白山か、ひと際高い山が見えました。
あちらは南峰です。
崩れやすく火口湖に落ちたりしないよう、立入禁止。
あちらの方が10mほど高いようです。
奥にはゆるーんとした特徴的な山容、乗鞍岳かな?
笠ヶ岳と錫杖岳を眺めながら休憩。
しかし10月半ば、寒かったです。タイツ履いてきて良かった。
マウンテンパーカーを出して着込みます。
もう半袖とはおさらばしなきゃならんのよ。また来年よろしくね。
そうそう、何ヶ月か前に山専の750mlが新発売しました。
カップヌードル食べ終わって(300ml)
カップをきれいにするのに1度濯いで飲んで(200ml)
マグカップでお吸い物やコーヒーも飲みたい(200ml)ってなったら
900mlよりもこっちの方が手軽なんですよね。
冬の間は念のため大きい方が良さそうですが、春秋には750mlが欲しくなりました。
カップヌードル食いながら「何これうますぎて馬になる🐎」とか考えてたら、
槍ヶ岳が晴れました!
いつ見ても、山の天辺が晴れる瞬間を見るのは心が躍ります。
下山に気が乗らず小一時間山頂でボケーっとしてましたが、
最近『秋の日は鶴瓶落とし』を実感するような
日の暮れ具合ですから、重い腰を上げて下山することにしました。
登山者の憧れ、北アルプスの山々に囲まれたこの地域も
あと幾許もしないうちに初雪が降る頃でしょうか。
今年は冬山デビューしたいんですよね。西穂高岳の独標くらいまでを
目標にして、数座やってみようかなと。
秋もそろそろ本番。
有名どころも良いですが、少し趣向を変えてあまり知られざるところにも行きたい。
お勧めの山とかあったら教えて欲しいです。
岐阜とか富山くらいしか普段行きませんが…。
ひたすら来た道を下り続ける。
いつも下山でモチベが切れてるんですけど、なかなか今回スムーズにいきました。
夏に比べて虫が少ないからかな?これもこの季節の嬉しいところです。
2時間半ほどで下山完了。温泉に入ろうか悩み悩んで、結局そのまま家に帰りました。
最近温泉入ってない気がする。筋肉痛が酷くなるんですよね。
かといって温泉は楽しみたいので、何か良い方法はないものか。
それでは次の山でお会いしましょう。ばいばい!✋