ウス。
早いもので正月からもう1月が経過してしまいました。
というのに、富山は雪がちーとも降らない。
挙句いつも暖かく晴れる関東で程良く降るという有様です。
雪が降らないなら降るところへ行けばいいじゃない、
ということでお隣の新潟へ行ってきました。
2020年2月2日、向かうはその名も二王子(にのうじ)岳です。
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二王子岳。標高1,420m。日本二百名山。
東北を代表する山岳、飯豊連峰の前衛峰。
農耕神の山として知られ、新潟でも登山客が多く賑わう山の1つ。
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新潟と軽く言いましたが、富山から新潟中心部まで車で300km。
深夜2時に出発して到着が10時。もうヘトヘトです。
長距離日帰りは伊吹山で懲りたはずなのに、まーたやってるよこの人。
今回登る二王子岳も1合目・2合目…と進むので伊吹山に似たものを感じます。
数日前まではツボ足で山頂まで行けたらしいですが、
ここ2,3日で降ったか、新雪がそれなりに積もってました。
樹林帯を黙々と進んで1時間、一王子避難小屋に到着。
帰路で使いましたが頑丈で温かく、ストーブ(灯油持参)もあり。
避難小屋からすぐのトラバースはちょっとヒヤリとするけど、気を付ければ大丈夫。
頭を上げると一面白銀。
この辺りから天気が少し怪しくなってきました。
昼までは晴れるって予報だったんだけどなあ。
厳しい風雪の吹く所なのでしょう。
雪のトンネルの先が僅かな陽光で淡く光ってるのが印象的。
寒そうに見えるけど、動いてる熱でむしろ暑いくらい。
30分ほどで独標到着。
地元の方も「今年は雪が少ないなぁ」とぼやいていました。
一昨年の2月下旬ごろの画像を見ると、あの6.0の下まで雪があったみたい。
ここから先に進もうか帰るか、悩みつつ山頂直下までは行ってみることに。
更に雪が積もり、ここから先は腿ラッセル。
暫くすると、撤退してきた方とすれ違い。
その後間もなく
前が見えねェ。
完全にホワイトアウト。風も吹き雪も降り始め、このまま進めはするだろうけど
帰りのトレースが消えそうな気がして、涙の撤退。
すれ違った人に話を聞くと、ちょうどこの地点が一番酷かったらしいです。
もうちょっと早く出れば…と思いましたがまぁ仕方ないよ、眠かったもん。
山頂の立派なエビのしっぽは終ぞ拝めませんでしたが、
立派な雪景色を堪能できたのでこれはこれで楽しかったです。
ヒップソリでもあれば、7合目から滑りたかったですね。
で、今回実は「ある」ものを買ってきていました。
最近Twitterで、アヒルの雪玉製造機がちょっとした話題になってたんですよね。
色々探していると、ペンギン型のもあったのです。
僕は鳥で一番好きなのはペンギンです。次はカモさん。
僕も山で試そうとしてアマゾンで購入したのですが、届いたのが…
アマゾンで注文してた雪でペンギン作るやつ
— 成瀬晶 (@akiranngo_M) 2020年2月1日
想像の5倍くらいデカくて笑ってる pic.twitter.com/wNnoRRUkkD
予想外すぎた。
ということで山でいっぱい作ってきました。
もしかしたら今日明日登ってる人は見かけたかもしれません。僕の仕業です。
これ作りながら歩いてたら、すれ違ったYA●APerさんにペンギンを撮られてました。
山で変なことしててすいません。
パウダーはボロボロしてちょっと形が崩れがちで大変です。
逆にベタ雪は顔がボヤッとする。なかなかコツがいるもんだ。
いっそ100個くらい作って、ペンギン大通りを作ろうと画策しましたが
あまりにも寒くて断念しました。
結果は雪に塗れた挙句に山頂に辿り着けない、何とも苦々しい感じでしたが
まあこういう日もあるのが雪山というもの。
温泉には入らずにそのまま帰宅。ドアを開いたのが10時過ぎでした。
今度行くなら公共交通機関を使ってかな…車はしんどいわ…。
おわり。