アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2020年2月24日 夫婦山(小井波登山口)

ウス。

早朝アラームで叩き起こされましたが、気づいたら9時だったぜ。

昨夜まで「濁谷山かな、キラズ山かな、いや戸田峰も捨て難し…」と

思案していましたが、この時間に起きてちゃどうしようもねえ。

ということで、今回は何気にお初の夫婦(めおと)へ行ってきました。

 

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夫婦山。標高784m(男峰)

『富山の百山』の一峰、県内の里山の中でも人気が高い所の1つ。

丸い頭をした双耳峰で、男女が寄り添う様に見立てて名付けられた。

見晴らしが良く季節問わず登山者が通い詰める。

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登山口の小井波(こいなみ)に到着したのが10時前。

養豚場をグルリ回って杉の樹林帯へ入り込む。

 

富山で数少ないミズナラの山で、秋のトレッキングで特に人気が高いのですが

去年はなんだかんだで行かず仕舞いでした。

前日平野部は霰でしたが、こちらは少しだけ雪が降ったのか10cm程の新雪

ツボ足で歩くの楽しい。

 

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かつて小井波は山向こうの東松瀬(ひがしまつぜ)と交流があり、

慶弔の際にはこの山を越えて行き来しました。

 

東松瀬からの道中には田んぼがあって、初めて通る人は度々道を間違えたため

道を知らせる手彫りの標識が今でも残されている、と聞きます。

こちらにも当時を思わせる古めかしい石碑が残されていました。

 

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また小井波に伝わる伝説によると、古事記にも関係するとされている山。

崇神天皇即位10年(紀元前88年)の折、全国教化のため北陸道東海道山陽道山陰道

それぞれ将軍を派遣しました。

四道将軍』と呼ばれる彼等の1人、北陸道を担当した大彦命(おおひこのみこと)

夫婦山の麓で玉趾を留めたとか。

 

古事記の本文には無い話ですが、ロマンですねえ。

 

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急斜面を登り終えると松瀬峠。

女峰と男峰がありますが、先にちゃっちゃと登れる女峰の方へ行くことにします。

 

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女峰はあまり眺めが開けてません。

夏場は木立が涼しそうですが、ちょっと寒いのでここで休憩はパス。

標識はクマにかじられたのかな。🐻

 

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今度は引き返して男峰へ。

こちらは礫岩で岩々しい。

新雪のおかげでグリップが効くので難もないです。

 

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道中には礫岩が突き出した展望台があり、富山平野が一望できる。

呉羽丘陵新湊大橋が見えますね。

遠くは能登半島。あまり行ったことはない。

 

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魚津の方面。

県内満遍なくドピーカンでした。こういう日ばかりだと良いけれど。

 

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振り返って中央真ん丸のこちらは祖父(そふ)。じいじゃないよ。

夫婦と祖父で家族になるのでどーたらこーたらとか言われます。

だが祖母はおらんのだ。なぜだ。

 

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どうやって曲がったんだ君は。

前衛アートのような木を横目に見ると、間もなく山頂へと至ります。

 

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男峰到着。当日は8人くらいとすれ違いました。

 

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中央の三角屋根の山が、白木峰

 

山頂は広い高原なのでてっきり平坦なのかと思いきや、

こうやって遠目から見ると面白い形してますね。

 

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立山連峰は相も変わらず白銀。

黒部五郎岳もいるよ。

 

手前の林道を上がって行った先が積雪期限定の藪山、戸田峰。

数日前はちょうど良かったらしいんだけど、もう雪がないかな。

 

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今日はいつもと違って袋ラーメンにしました。

なんでいつも食べなかったかと言うと、ディープ13に限らずそうなんでしょうが

鍋よりも袋麺の方が大きくて入らないんですよね。

この味噌ラーメンは乾燥生麺で、割と小ぶりになってるのでちゃんと入りました。

 

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水が多すぎて味噌汁にしか見えませんが、これがめっちゃおいしい。

麺もおいしいし辛い味噌スープが暖まってこの時期に抜群でした。

今度買いこもうかなぁ。

 

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30分程ゆっくりした後に下山しました。

紅葉シーズンに来るべきだと半ば決めつけていましたが

なかなかこの時期も良かったのではないかと思います。

春になればミズバショウも見頃を迎えるので、その際にお邪魔したいですね。

 

じゃね。