やあ。
アラームが鳴って起きるか起きないかの問答が脳内で繰り広げられましたが
今回は布団ではなく山が勝利。
というわけでね、冬期に是非行きたい山と数えていた金剛堂山へ行ってきました。
9ヶ月前に行きましたね。
藪狩り払い直後、かなり暑くて大変だった覚えがあります。
夏の登山口は冬季通行止めなので、惜しまれつつ閉鎖した利賀スノーバレーに車を置き
川の傍から直登して夏道と合流するのが冬のコース。
明け方は平野部では小雨でしたがこちらは小雪。程良く雪が締まって登りやすい。
さて、今回は『新しいお友達』が一緒に付いてきてくれています。
買っちった😇 pic.twitter.com/NeMpGuYo3u
— 成瀬晶 (@akiranngo_M) 2020年2月29日
前日に立山かんじきを購入してきました。
前々から1足欲しくて悩んでいたのですが、これを機に仲間入りです。
お聞きしたところ枠材はヂシャ(アブラチャン)。使い続けると味のある色になりそう。
しかしワカンって結構歩き方変わるんですね。
何度か引っかけて転びました。新雪なので怪我もありませんでしたが。
足は気持ち大股、ハの字で歩いた方が良いのかな、経験者求む。
開始から1時間半ほどで中間ピークの片折岳へ到着。
ここから一旦下って登り返し。
夏には結構な低木や藪に覆われていたと思うのですが、
流石に暖冬と言えど飛騨高地、この時期になれば一面雪景色。
それでもかつては、あの艶めかしいくびれくらいまで雪が積っていたのでしょうが。
何にせよ、ラッセルの必要もなく終始ワカンで快適に歩くことができました。
山頂の手前あたりから霧が晴れてきました。
透き通る藍色の空が気持ちよい。そして樹林帯を抜けると、
展望台からはこの冬景色。
シビレるね…。
いや感無量で暫く言葉が思いつかなかった。
雪煙が立ち込める谷間へは、ウサギや某の足跡がポツンとありました。
ノウサギって山にいるのは分かるのに、見たことないんだよなぁ。本当にいるの?
奥に見えるのは白木峰。
昨年5回行ったんだっけ。
今年は林道通れないから気軽に行けない。でもニッコウキスゲの時期には行きたい。
一面雲海の中、島のように浮いている山々が幻想的でした。
北アルプスの方面は終ぞ晴れ渡りませんでしたが、それもまた良いものです。
スノーモンスターと言うほどではありませんでしたが、モンスターの手くらいは
あるのではないでしょうか。
雪山に来ないとなかなか見られない景色、登山者の特権ですね。
10:32 前金剛到着。
ギリギリ3時間切りならず。見惚れてたから仕方ないね。
目の前に見えるトンガリ屋根が、金剛堂山最高峰の中金剛。
前回は藪に辟易して引き返しましたが、今回はあちらが目的。
稜線にシュプールが見えますが、かなり早い時間帯に出発したBCスキーのものらしい。
てっきり一番乗りかと思ったよ。
ワカンには前日にアマニ油を塗っておいたのですが、意外と雪がくっつきました。
調べてみると2日くらい乾燥させないといけないみたいですね。勉強。
まぁ、手間がかかる方が愛着が沸いていいものです。
両白山地の面々を見て暫し休憩。
白山は今日はお隠れの様子です。大日ヶ岳も良く分からんなぁ。
最近イチ押しのラーメンで、朝食兼昼飯と致しましょう。
しかしほぼ無風と言えど寒さからかなかなか沸騰せず、6分茹でても麺がアルデンテ。
それでも暫く茹でれば良い感じになりました。
寒冷地用にするほどの気候じゃないですが、サーモスも持ってきた方が良いのかね。
辛いラーメンを雪の中で食べて、まずいわけないじゃないですか。
でも最近山に行くとラーメンしか食べないのは非常にまずいとおもう。
右の頭が平たい山は人形山なのでしょうか。あの辺りで高いのはあれくらいかな。
去年は行けませんでしたが今年はどうしよう。ダート路が僕の車じゃしんどいんだよな。
ラーメンを食べ終えたら腹ごなしに中金剛へ。
稜線上には巨大な雪庇ができるらしいですが、今回はあまり育ってなかった。
この暖冬が続くと、いつか無くなってしまうのかなあ。
中金剛からは飛騨の奥山が深い顔を見せていました。
あの群青色のあたりにダイブしたい。
更に先へ続くトレースは奥金剛へのものですが、
中金剛から見えるアップダウンと往復の時間を考えたら結構ウッと来たので
また今度にしておきます。その方が次の楽しみが増えるしね。
少し早いですが正午を回ったところで下山することにしました。
結構人がいましたし、時間がかつかって急かされないように。
帰り道からは利賀スノーバレーを一望。
実は別の稜線を辿り、スキー場の上に出る周回ルートがあるのですが
ラッセル必至かな。スキーがあったら楽しそう。
下山した後は温泉に入ろうと思ったけど、筋肉痛を言い訳にして帰りました。
まあ今日筋肉痛がなかったから、良かったっちゃあ良かったのかな。
3月スタート、今月も登山張り切っていきましょう。
じゃあね~。