ウス。
度重なる豪雨で思うように山にも行けずイライラしてきました。
ということで山に行くことにしました。
何が「ということで」なのでしょうか、良く分かりませんが。
向かう先は先月にもお邪魔した北アルプスの貴婦人、薬師岳です。
峠で踏み抜き酷くて撤退。
前日仕事から直行して有峰入り。
有峰湖のリフレクションを眺めながら折立で車中泊。
夜中には大雨が車を叩きつけ、自然のアラームで寝るに寝られず。
3時過ぎに出発。樹林帯は水浸しで所々沢になっている。
今回はテント泊用のPaagoworks Cargo55の試用も兼ねるため
色々詰め込んできたのもあって、少しペースが落ち気味。
彼誰時の山並みを担ぎながら一歩一歩地道に進みます。
ポツポツと雨粒が断続的に落ちてくるので、レインウェアを着込んでましたが
3時間以上も上り調子だといい加減湿気って仕方がない。
うーん、何か良い方法はないものか…と毎回考えているのですが。
前回より1時間程遅れて7:00太郎兵衛平到着。
のんびりしたい気持ちを封じ込めて薬師峠へと歩を進めます。
目指す薬師の頂は雲に飲み込まれ…。
前回はここから踏み抜きが酷くて撤退しました。
ガレた沢を登り上げていきます。
沢と緑の中は生命の宝庫。
見ていて飽きないのでゆっくり観察したいところですが、
遠雷の鳴り響く音が聞こえてきました。
予報で懸念はしていましたが、流石に稜線沿いでやられるのは御免。
暫くすれば音も止み、何処かへ去った様子。
この沢を詰め終われば辛さも喉元8割過ぎたようなものなので
最後のラストスパートです。
薬師平から暫くガス掛りが激しかったですが
今回の目的地手前の稜線に差しかかると一気に霧が晴れ、御歴々が顔を覗かせました。
黒部五郎岳は白いウシャンカを被っているようです。かわヨ。
下界は大雨でも上は晴天。
これがあるからやめられませんよね。
歩き始めて5時間半、ようやく山頂手前の薬師岳山荘に到着しました。
本日はこちらにご厄介になります。
ということで次回に続く。