僕が本格的に登山というものを始めたのは、今から3年前の5月15日。
退屈な日々を過ごしていた頃、箱根のガイドマップで金時山を知り
普段履きのブーツと無名メーカーのザックを背負って行った思い出。
糞が付くインドアだったものですから当然矢倉沢峠でグロッキーになり、
余りのしんどさに参りましたが何とか山頂に到着。
その時に僕の登山人生は幕を開けたわけです。
3年間色々な事がありましたが 登山ほど真剣に打ち込んだものはないかもしれない。
一昨年の晩夏にも行った山ですが、その時の剱岳の景色が特に印象的で、
もう一度見に行こうと思っていました。
奥大日岳を左に、雷鳥沢からの急登をガシガシ登る。
GWには猛吹雪でこの斜面もガチガチに氷化したらしいのですが
流石に2週間の日照りでグッサグサです。僕以外登ってるのは軒並みスキーヤー。
クラックも開いてきてましたし、早めの梅雨入りでもう賞味期限でしょう。
アイゼンが効きにくいので帰りがシビアだなぁとか考えてました。
直登は辛いけど、その分着くのが早くて助かるね。
スキーには出来ない登山者の特権。
稜線に出ると毛勝三山が見えます。東芦見尾根の先には大猫山。
今年も行きたいのに、なかなかこのコンディションでは…。
乗越からは剱岳の大展望。
平蔵谷・源次郎尾根・長次郎谷…そして龍の背の如し八ツ峰。
まさに雪と岩の殿堂。
鋸歯のような八ツ峰をアップ。
ぶっちゃけここだけでももう満足するような景色だったのですが、
ライチョウさんが!1年ぶりですよ!
全く無警戒で向かって来られたのでシャッターを慌てて切っちゃいました。
いやーかわいいなあ。
別山山頂まではここから30分程。
後立山連峰では滝雲が流れていました。ええ景色や…。
スタートからギリギリ2時間半かからず到着。
山頂の祠は半ば埋没していました。
ここから前回の逆、雄山へ抜けるルートも考えましたが
雲の出方も気になるし、さっさと降りた方が賢明と考えてピストンへ。
真砂の後ろにあるのが富士ノ折立ですが、その左稜線を登る、
所謂丸山中央山稜というのが、今年GWに考えていたコースの1つ。
結局北アルプスの荒れ模様から見送ったのですが。いつ行けるかな。
カップラーメンを食べてさっさと撤収。
嫌な予感が当たり、別山は間もなく真っ白に包まれてしまいました。
まあこの灼熱地獄が少し和らいだのでそれはそれで助かりますが。
開始から下山まで5時間程の筋トレでしたが、撮りたかったものが全部乗せで最の高。
シーズンの締めには絶好の日取りだったのではないでしょうか。
しかも今、立山駅~室堂の往復が通常6,320円のところ、
富山県民なら4,000円で、更にお土産券3,800円が付いてくるという
何言ってるか訳がわかんない特典やってます。
これを機に行ってみては?勿論装備はしっかりね。
あと日焼け対策しようね!クッソ焼けたよ!むしろ火傷だよ!痛いよ!ばいばい!