前回の続き。
夜3時に起きて見るは満天の星。
肉眼でも天の川が分かるの、久々でした。
ただ三脚が無かったのと、あんまりにも槍に近すぎたので星が映らず。
撮影した写真はボツりました。すまねぇ!
アタックザック持って山頂へ。
岩場で混むのが嫌で早めに出たので、僕が一番乗り。
ぼちぼち人が集まった頃に日出。
ピントが合わねぇ。コンパクトな三脚が欲しい。
今回歩いた道が朝日に照らされていく。
あらゆる苦労が報われる瞬間ですね。
前穂北尾根とその奥に連なる数々の稜線。
位置的には徳本峠とかも映ってるのかしら。
今年いっぱいは島々から行けないだろうけど…。
今回、初日から最後までお付き合いした常念岳。
冬にも行きましたが、その話もできたらいいな。
真っ赤に燃えた小槍、
いつか登攀してみたいものです。
今回何気にお気に入りなのがこの西鎌尾根の夜明け。
山が眠りから醒めていくという感じがする。
深刻なボキャブラリー貧困。
そして硫黄尾根。ボロボロの風化した岩肌に光が点ります。
北ア深部の山々にも行きたいものです。
今年の夏は、当初ここに行く予定だったのですが
スケジュールが思ったように取れず泣く泣く諦めた。でも拝めて良かった。
続々と下から登ってくる人達で溢れ返る山頂から
一足先に降りて撤収することに。意外と今日もゆっくりできないんじゃ。
5時50分、槍ヶ岳山荘を発って槍沢を下ります。
終点上高地まで。
そしてこれが今回の山行で一番疲れたかもしらん…。
単純に長いんですよね。あと意外と日差しが当たって猛烈に暑い。
2日目に首の日焼けが酷かったので、カメラが擦れただけで痛い。
おまけにザックで肩も痛い。本気で整体に行こうか悩みました。
横尾までが長いのなんの。そして横尾からも長いのなんの。
幸い上高地の山々の眺めが抜群だったので、幾ばくかの心の慰めになりましたが。
横尾で少し休憩。
ベンチから見える前穂高東壁。カッコいいなぁ…。
1時間歩いて徳沢に着くと、だいぶ日帰りやキャンパーの数が多くなる。
この頃は結構木陰があって歩きやすかった気もします。
キャンプメインで来て、日中は梓川で遊んで、っていう日帰りプランもそれはそれで。
碌に飲まず食わず、明神でいい加減体力の限界が来たので大盛カレーを注文。
泣きたくなるほど美味かったです。
この3日間、ラーメンかカレーしか食ってねえけど…。
それでも店で食うカレーのなんと美味いこと。
結局13時過ぎにようやく上高地に到着、7時間近くガッツリ歩きました。
当分槍沢下山はしたくないなぁと身に染みました。
終わって見ると最の高な夏のスタート。
長い間喉につっかえてた槍ヶ岳登頂でしたが、
始めたての頃に考えていた初登頂の妄想が、ちゃんと実現して良かった。
お盆の予定がだだ狂いして不機嫌な今日この頃ですが、気張りましょう。(・3・`)
夏はまだまだこれから。じゃあね。