前回の続き。
明け方は若干風が強かったですが、
概ね穏やかで気温も下がらず快適に寝られました。
もぞもぞとダウンを着て外へ。
昨年の西穂高の経験を活かして防寒着は多めに持ってきたのよ。
この時よりも温かかった。
5分で着ける南岳の頂から、槍の頭に光が見える。
皆さん起きるのが早い。
芸術の世界に迷い込んだみたい。
やがてマジックアワーとなり。
滝谷を眺めながらラーメン啜ろうと思いましたが、バーナーの不調かガスが付かん。
バーナーが湿気ったのか?と思ったけど、濡らしてないし、うーん。
結局昨日と同じく豚汁を注文しました。うめぇ。
バーナーは後程乾かしたらちゃんと着きました。なんやねん。
さて、今日は降るだけ。そこまで時間には追われないので6:40撤収完了。
下山は南岳新道を使います。
滝谷の眺めが良いのがこの道の良さ。
しかし槍平から3000mへ一気に突き上げるので、当然ながらなかなかしんどい。
この道の登りも候補に入ってましたが、
下ってみて分かった。テント担いでこれは心が折れそうになる…。
まぁ天狗池も槍沢の下りが延々と続いたり
飛騨泣きを登り返すのも億劫なので、下り一辺倒で比較的短いのはマシ?
景色が良いので心は穏やか。
この日は笠ヶ岳が良かったね。
まだちっちゃい槍平小屋に着いたのは、出発から2時間半後。
そしてそこから新穂高へとひたすら続く下山道。
CCレモンで水分補給。生き返るってこのこと。
この一口の為に登ってる気がする。
槍平からは歩きやすい道が続く。
岩の墓場と名高い滝谷。
たまにこの滝谷あたりのライブカメラを見てますが、
この日の朝に撤収されたみたいです。
水分補給してラストスパート。
奥穂へ至る最短経路、白出沢は現在通行禁止のよう。
抜戸岳の眺めもよく、ここから更に足取りは軽くなる。
写真を撮りながら昼過ぎに下山。
ここから平湯行きバスに乗り、あかんだなにひと歩きして17時頃家に着きました。
今年の目的だったマイナー名所で紅葉刈り、
なかなか充実感の溢れた山行となりました。
これを書いてるうちにもう秋を飛び越えて冬になろうとしていますが
まだ平地で楽しめないかな。
じゃね。