前回の続き。
4:30起床。
初めての沢泊、朝の谷筋はもっと暗いと思ってましたが意外と明るい。
のそのそとラーメンを食べて出発します。
この日は源流まで突き上げて甲武信ヶ岳を目指す。
焚火の香りは漂ってましたが、パーティの気配はしない。
先に出発したのだろうか。
苔の森は歩いて楽しいのですが、沢筋から離れると大分歩きづらい。
大人しく川の中を歩きました。朝でも水温は低くなく快適。
広河原から先は目立つ滝は殆どない。唯一この滝は下部を巻いた。
上部は上から見ると立ってそうだが、降りてみるとそうでもない。
上がると甲武信の標識が出てくる。
いよいよ源流の様相。
源流部はガシガシ登っていける。
涼しい登山道という感じで気持ちが良い。
最後の詰めは斜度のあるナメ。
ラバーで来るとめちゃ怖いようだ。フェルト万歳。
スタートから3時間程で甲武信のポンプ小屋に到着。
整備された登山道をすいすい歩いて小屋まではあっという間。
甲武信の小屋はテン泊・日帰りで大賑わいだった。
ここで装備を片してひと休憩。
甲武信ヶ岳は2年前行かなかったので今度は拝みにいくことにした。
しかしここでカメラが急激な寒暖差で結露したみたいで、
山頂ではボケボケの写真になってしまった。
幸い、暫くすると多少マシになったが既に山頂から降りてきて暫く立って後。
凛々しい甲武信の頂をお届けできた分贅沢は言わない。
ちなみにこの1週間後、別の沢でカメラは見事水没して
つい先日修理センターから戻ってきたのだがそれは別の話。
徳ちゃん新道を早歩きで降りて、車に着いたのは正午頃。
滑るしガレるし苦手な道なのだが、最近愛用している靴の調子が良く早く降りられた。
走りやすいトレランシューズ。
奥秩父を代表する名渓は登山の原初の風景を垣間見せてくれた。
今年は暑い日が長引きそうだ。
あっという間に下半期に入りそうだが、沢登りも登山も充実した1年にしていきたい。
おわり。