アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2022年7月16日 妙高山

沢で沈没させたカメラの修理が終わった7月3連休。

1日目は午後大荒れ予定、2日目も雲がかりが強い。

悪天の泊りよりは、足が遠のいていた山の日帰りが面白そうな感じ。

そんな中思いついたのが妙高山

 

赤倉温泉 源泉管理場。

4:12 燕温泉

燕温泉は2019年の9月 黄金の湯へ訪れた。

 

戸隠山の帰り。

酷い道を走った覚えがあるが、今更地図を見てもピンと来ない。

そんな些末な記憶を帳消しにする良い湯だったのだろう。

 

ヘッデンをつけて暫し黙々と歩き、赤倉温泉の源泉で夜が白み始める。

 

天狗堂。

標高差200m 胸突き八丁の急登を過ぎて一服。

夏と思えないくらいの肌寒い曇りで好調に登る。

 

光善寺池。

綺麗な池塘を過ぎて樹々を縫う。展望はないがすっきりとした小路だ。

 

鎖場。

唯一の鎖場を一息で登ると、目論見通り晴れ間が見えてきた。

 

ガス晴れてきた。

前日の予報通り、山頂に着く頃には素晴らしい展望が迎えてくれた。

 

参拝。

6:40 山頂(北峰)

青空澄み渡る越後富士の頂。

 

山頂。

岩と緑の顚。

北信の方面は殆ど来ることがないので山座同定も不慣れだが

それでも一目で分かるピークがすぐ傍にある、新潟焼山だ。

 

雨飾~焼山~火打の稜線。歩いてみたい。

雨飾山から笹薮の尾根を繋ぎ、アップダウンを経てここまで繋がるトレイルは

暫く焼山~火打で通行止めとなっていたが

2022年に復旧された。車の回収が課題だが結びたいルートだ。

 

雨飾。

雨飾山も茹だる灼熱の後、再訪は叶わない。

 

山中の湯が楽しみなので、来期は雨飾山。あの辺は野湯もいくつかある。

 

ご機嫌。

どうやら後立山は今日は雲に沈み、対面は叶わなかった。

暫し撮影に興じていると一層雲がかりが強まり、この山を飲み込みそうな雰囲気。

後続の人は今日中に火打まで。雷雲に呑まれなければ良いが。

 

ひょい。

やはり百名山。下山する頃には登山者も幾らか見えたが、数はそう多くない。

天気はまだ薄雲がかかる程度だが、午後の荒れ模様もあるので空いていたのだろう。

恐らく最後尾の男女とすれ違うと、滝上から思いがけぬものが見える。

 

温泉がたまってる!

何と温泉が溜まっているじゃないか。

称名滝を眺めながら入浴出来る、見事な滝見の野湯。

恐らく地元の方が管理されていらっしゃるのだろう。乳白色でピリピリする。

 

称名滝

脱衣所も何もないので人が多い日は尻込みしてしまうが

運良く誰も来ず、暫く降りてもこないだろう。存分に満喫させてもらった。

 

素晴らしいロケーションに泉質。昨年の中で三指に入る名湯。

泉質は恐らく赤倉温泉と同じだろう。源泉のそばだし。

 

光明滝。

暫く湯に耽る。筋肉疲労に悪いと思っても長居したい。

キンキンに冷えた飲み物も欲しいな。

また妙高に来るなら必ず背負ってきて、近くの川で冷やしていこう。

そして降りればご機嫌タイム。これで再訪プランが固まった。

 

思ったより雲も取れ、他の登山者も展望に心躍らせているであろう頃

着替えを済ませ小走りで道を抜けていく。

 

9:30 おつかれ。

ジリジリとアスファルトに照らされて盛夏の陽気を感じながら麓に到着。

 

げざーん。

まさに盛夏のスタートダッシュを切ったような、晴やかな山となった。

しかし下山の楽しみだった河原の湯は入れなかった。

来年の楽しみが増えたと思おう。

 

燕温泉の「夏」って感じ、好きだな。

妙高山が良く見える道の駅で、再び雲に呑まれた姿を後にし

戸隠のお気に入りの店で天ぷら蕎麦を平らげる。

染みる美味さ。午後からは翌日の為、上州方面へ南下した。

 

その後SNSで流れてきた動画から、凄まじく荒れた妙高の様子が伺えた。

日帰りにしておいて良かったと改めて思う次第。

 

次回へ続く?