アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2024年4月27~28日 赤湯温泉

今年のGWは平日に挟まれていました。

前半は新潟へ。行先は苗場山の山中に湧く赤湯温泉

 

 

清津川沿いの水平道を歩く。

赤湯温泉を拠点に狙うは信越国境の盟主 佐武流山

佐武流山は残雪期に良く登られるが、専ら秋山郷白砂山経由だそうだ。

 

沢を渡って峠道へ。

マカルー70に好奇心と期待と冬靴テントワカンアイゼン諸々20kgを詰込み峠を越える。

こんだけ雑に詰めても入るマカルー、すげぇ。

けど二度とこんな詰めて歩かないぞ…。

 

はひい。20kg背負って登るのしんど…。

春陽麗和とは何とやら、流汗淋漓の夏日向。

 

もーちょい。

急く事もない。ブナの森を楽しんで進もう。昼前に到着。

 

テント設営。この日赤湯には4人いたけどテントは僕だけ。

どうやら風呂は掃除中。

湯が溜まるまで暫く毛鉤を流してみよう。

 

温泉は清掃中だそうで、お昼まで竿出してだらだら。

本流は話にならず、支流は目を惹くポイントはあるが沢靴はない。

それでも春の渓の晴やかなこと。呆けるだけで時が過ぎる。

 

これが良い湯なんですよ奥さん。

湯の花漂う一番風呂を頂戴。湧き立てはとても熱い。

冷風漂う川辺で涼み、交互浴して遅めの昼飯を取ると雨がパラついてきた。

夕暮れまで止まず、その日は早めに就寝。

 

翌日、佐武流山を早々にキャンセル。青湯。めっちゃ暖まる。

2:00 佐武流山を目指すが、どうにも気分が乗らない。

赤倉乗越で踵を返し、未明の風呂を堪能。芯まで温まる。

結局8:00までだらだら。湯加減も落ち着いた玉子湯で熟睡してしまった。

 

帰りがてら釣り。アントパラシュートを食う姿が見えた。

帰路、沢にゆらりと動く白い魚影。なかなか食ってはくれないが、

ふと赤湯で蟻を多く見かけたことを思い出し、アントパラシュート。

ナチュラルドリフトを意識して流すと数匹が寄ってきて、水飛沫が立つ。

 

遊んでくれてありがとう!またね!

8寸弱の丸々としたイワナが掛かってくれた。

テンカラはなかなか釣れない分嬉しさも一入だ。

 

一頻り喜びに浸った後、リリース。またいつの日か遊んでおくれよ。

 

別れを告げ。

豊穣の渓谷、越後湯沢にて1泊2日。

担ぐ重荷もどこか軽く感じる程、満ち足りた休暇となった。

 

来年も来ようかな。今度は荷物少なくしてさ。

来年もまた来よう、と思う。

そういう場所がどんどん増えていく時こそ、旅の醍醐味だな。

 

平標山。この日も賑わってたみたい。

しかし帰りの砂利道はとにかく暑かった…。当日の湯沢の気温は30℃。

Spotifyで気儘に邦楽を流して帰れば昼頃。

 

帰路の能生・弁天岩。海に靡く鯉の群。

湯沢で一浴し、海沿いを走らせ富山まで。

魚津で力尽きて仮眠、翌朝に帰宅。

 

山にも登らず仕舞だったので、GWの後半は登山メインで組み立てよう。

緩急付ける長期休暇、勇み足よりも余程良い。

 

おわり。