アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2024年7月7日 万波川大坂谷~白木峰

全国的な猛暑日、馬鹿正直に登っては即席木乃伊の出来上がり。

沢始めにしよう。

ゆるい沢なら良い。頂へ詰める沢ならなお良いな。

 

先週、花の盛りを迎えたと聞いていた。

そうと決まれば万波川大坂谷から白木峰へ。

 

そう言えば去年行ってなかったんだよね。

 

New K。靄かかってて超さみい。

早朝、万波に到着。

ダートを暫し歩き入渓点。盆地状で冷気が溜まるのか、靄がかかって寒い。

 

大きな淵。まだ寒いのに泳ぐのかい。

左岸に記載がある道はとうに森へ還ったのだろう。

沢登りと言うより、沢歩き。

ブナの森の中を滔々と流れる渓水、その美しさを愛で進む。

 

上から。

大きな淵を越すと、再び樹々豊かな森の中を歩くように。

さて、ここの先住民は遊んでくれるだろうか。

 

先住民は9寸弱。

枝が被りキャスティングが難しく、そうでない場所は悟られてしまう。

快適ではないが、それでも斑が強く出た9寸弱の良型とご挨拶。

 

遊んでくれてありがとう。

不思議とこの後はとんと魚が居なくなり、源頭の雰囲気が増す。

 

ミニ滝。次第に源頭の雰囲気。

小さな滝を越え、笹藪が覆うようになるので低頭しながら進む。

幸い酷い藪漕ぎもせずに見慣れた道へ飛び出した。

 

脱渓。はひー、あっつい!

思ったよりも長く、酷暑に参る。

昼飯を食う気も起きず、浮島の池で休憩して下ることに。

 

浮島の池。

幸い、詰めの景色が抜群なのは救い。

浮島の池は鏡のよう。思ったよりも雲が湧き、槍の穂先を隠した。

 

帰るます。

遮るものがない中、僅かな撫でる風がこれほどありがたいとは。

 

白木峰の花。

花を眺める余裕すら持てず早足で下ったため、じっくり眺められなかったが

橙と白の大輪が咲き誇るこの山は、やはりいつ来ても良い。

 

あの谷を遡って。

辿った谷を眼下に落として。

 

金剛堂山。以降樹林帯なのでマシだがとにかく暑い…。

小白木峰まで細かいアップダウンはあるが概ね木陰で幾分かマシ。

気分転換に曲を聴き、小走りで降りれば朝通った場所へ。

 

15:30頃 万波に到着した途端にクマと遭遇。めっちゃびびった。

車まで戻っている最中、5m先からクマが出てきた。

流石に背筋が凍ったが、あちらも面倒ごとは嫌だったのだろう。逃げてくれた。

帰りに嫌な汗をかいたが無事に帰れて何より。

 

朝の寒さを帳消しにする猛暑だったが、なかなか滋味深い森と渓歩きを楽しめた。

この辺来た事なかったしまた訪れよう。

おわり。