前回の続き。
川沿いの駐車場に停めて、腹ごなしに散策してみようか。

着いて知ったがちょうど阿波・西馬音内と並ぶ三大盆踊り「郡上踊り」の時期。

尤も、今日帰るので夜通し踊り明かす訳にはいかないが。

小径を縫って歩く。
和服の着付屋もあり、風情ある街歩きが楽しめそう。

橋の上より、街を分つ吉田川を望む。

澄む河の縁にて涼を取る人々。タオルくらい持ってきても良かったな。

今年は酷い暑さだったが
眼にも涼し気な郡上の街に、昔日の夏の記憶が浮かんでくる。

川上から吹く風は蒸すような熱気を持ち去り、
幼年期の記憶を連れて来る。
あの頃の夏はあっという間で、ワクワクして、色んなものが輝いていたなぁ。

来年からこの茹だる熱波も多少落ち着くらしい。
このウンザリする暑さは暫くご遠慮頂きたい…。

記念館で昼涼み。タイル貼りが素敵なスマホスタンドを買った。

吉田川の深く澄む流れを足元に、右岸へ。

こちらはより賑わい、若者向けの店が多い。
さっき食べた鮎の塩焼きに目を取られつつ…。

和道具が並んだ素敵な雑貨屋に入ってみましょうか。
こういうとこ入ってじっくり眺めるのが好きなんだ。

水の街に似合いそうな和装や、地元の工房が製作している服飾も。

ゆるいデザインの鳥の絵がツボ。
お土産に。

買い物を済ませ名水の小路を進んで行けば、
喧騒と瀬音が響き渡る。

小駄良川の出合付近は絶好の避暑地で、
皆思い思いに浮輪や水着で涼を取っている。

盛夏の酷暑もこの清さには敵わない。

望郷の念が湧く、夏の郡上。宿取って来てみたい。
川縁で夕涼みしたり、魚釣ったり、出店をつついてみたり。
また来たい場所が増えた。また来年よろしくね。