前回の続き。
5:30頃起床、朝食をいただく。白米と焼魚とお漬物があれば一日幸せ。

電車で移動して7:30川添発。街道の家々は年の瀬の装いを済ませて滅法静かだ。

頭上を走る紀勢自動車道を見上げながら小一時間、
やがて脇に逸れて降り着くのが三瀬。

ここから古道は川を渡り対岸へ続く。

倭姫伝説にも謳われる宮川は、筏流しも行われていた南勢最大の河川で
その水勢・水量では渡渉などとてもできない。
かつて渡し場があったが昭和30年代に一旦姿を消した。
半世紀後、世界遺産登録の折に保存会が設立し現代に蘇った。
サマーシーズンには宮川を眺めながら風情ある渡船を体験できる。
そう、サマーシーズンならね。

当然ながらこんな年末に都合良い船旅などあるわけないので、
対岸まで6kmの大回りだ。

まぁ回り道も旅の味と捉えよう。渋味も苦味もやがて思い出に変るってもんだ。
陽も高くなる10:30頃、ようやく峠道の前で腰を下ろす。

無骨な仕事径の雰囲気の杉林、三瀬坂峠を乗越す。

かつては旅人も峠の茶屋で一杯清水を口にしただろうか。

秋晴れのような暖かさの木立を抜けて、降り立つ滝原。
瀧原宮近くの道の駅で初詣の屋台が前入りしていたのでお昼休憩。
年越し焼きそば。年々年越し蕎麦から離れている気がする…。

さて、ここでようやく半分。
アスファルトに虐められて軽い足底筋膜炎となった右足。
もっとロード用のランシューにしてこれば良かった。
足神さんに祈っておこう。

2日目も殆どがロードだがたまには川を眺めよう。
紀伊半島は海と山だけではなく渓流釣りでも名が知られている。

諸所に食事処やコンビニはあるので年の瀬でも食糧に困ることはない。

昼日中、サディスティックなアスファルトに虐められた足裏を宥めながら…。
日本の反対側にありながら、どことなく地元に似た雰囲気を感じる。

伊勢柏崎の道の駅で食糧調達としたが、年の瀬で流石に品薄。
少し先の日の出屋さんが肉類諸々売ってたのでそちらで買うのをお勧め。

陽も落ちた頃に本日の宿に辿り着く。何だかんだ10時間もかかった。

自炊に必要なものは一通り揃っていてすこぶる落ち着く宿だった。
五右衛門風呂も趣深い。次に来た時には囲炉裏で料理もしてみたいな…。
川添~大内山
67.1km / 91 km
次回へ続く。