秋も近まったのできのこの季節です。
久しぶりに八ヶ岳へ行ってきました。

全国的にあまり良くない天気だが、諏訪の方に晴れ間があった。
ふと、しらびそ小屋周辺のトレイルがとても好みだったのを思い出す。

高いところは朝まで雨混じりだった様子で、苔や地衣類は潤ってどことなく嬉しそう。

つまりこの時期の主役たる彼らも頭を伸ばして勢揃い。
ハナイグチ、チャナメツムタケ…この時期の人気者だ。

ゆっくり歩いて1時間、みどり池に到着。
湖畔の山小屋にて小鳥や栗鼠を眺めまったりするのも大変よろしいが、

今日は苔を愛で歩こう。程々に休んで中山峠へ。

久方ぶりの山登り、気に体が着いてこないので都度一息入れながら。
ようやっと稜線に出ればなかなかの好展望。

中山の頂は白けて肌寒い感じだったので早々に高見石へ降る。

ここを歩くのは3年前の全山縦走以来だ。
高見石小屋で飲んだ虎の子のアミノバイタルゼリーが久々の甘味で
生き返ったのを覚えている。

アブラシメジやバライロウラベニイロガワリ、コガネニカワタケ…。
初秋の八ヶ岳は多種多様な菌の展覧会。

少々気怠い岩がちなトレイルを降り、小屋で一服。
ここの名物と言えば揚げパンだが、チーズがセットなので今回は見送り。
(僕は乳製品がすこぶる苦手。ガキの頃は平気だったのに…。)
ジュースとレーズンクッキー。うん、うまい。

高見石から遠望するは白駒池。
駐車場至近で訪れる人も多く、こちらのエリア屈指の人気スポットだ。

高見石~白駒池の木道も趣深く、曇りがちな空も森の幽玄さにアクセントを添える。

白駒池は聞きしに勝る美しいところだった。
湖上をボートで遊覧できるらしい。これなら家族連れで来ても良さそうだ。

かわいらしいタオルを自分のお土産にしておいた。
結構しっかりしているので登山使いにも向きそう。

昼前、腹ごなしに何か入れようかとも思ったが
意外と時間がかかっているので行程を急いでしまおう。
苔の道を落として上がって、幾度かの緩やかなアップダウンで白樺尾根分岐だ。

白樺尾根は冬には好事家もいる渋い尾根だそうだが
サマーシーズンにはあまり訪れる者もいないようで、終始誰ともすれ違わず。
Co1790mの林道で駐車場に戻ったが、斜面崩壊が進んでいるのでお勧めしない。

しゃくなげ尾根の取り付きに戻って一息。そこから駐車場は一足だ。
クロサイワイタケ、ヒイロチャワンタケ…。
今回も多くの菌を愛でることができた良い森歩きだった。
そろそろ下界にも秋が降りてくる。今年はもっと菌を愛でたい。
おわり。