アウトドアと飯のあれ

神奈川県在住の20代のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2018年10月17日 塔ノ岳(表尾根ルート)

OMOTE!

 

やあやあ。

乗りたくもない通勤電車に乗って、乗りたくもないバスに乗って、

眠い朝に眼を擦り、向かいましたはヤビツ峠

 

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 今回は表丹沢の代表的ルートの1つ、表尾根縦走路塔ノ岳に向かいます。

 二回目の塔ノ岳。

 

akiranngo.hateblo.jp

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丹沢についてご存知の方なら今更という話ですが、

丹沢山地は東西南北に区分され、西丹沢、丹沢とか呼ばれます。

その中でもの秦野側を「表丹沢」、緑区側を「裏丹沢」と呼びます。

詳しくは色々違うけど割愛。

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9:10到着。

ヤビツ峠を境に、タツミ尾根での大山登山か、表尾根かで二分されます。

本来なら車で来たい絶妙な地理ですが、このルートのピストンはドM御用達なので、

健全な僕は大人しく交通機関で来ました。

 

軽く柔軟して、林道を出発。

ヤビツ峠から20分程歩いた先に、登山道の入口があります。

 

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ヤビツ峠の由来ですが、戦国時代に用いたとされる矢櫃が工事中に発掘されたことによるとか何とか。

整備された車道、手軽に高所からの景色を楽しめ、ロード乗りや車好きには有名スポットで、

休日は結構な人でごった返す。あんま当たりたくないので休日には来たくない。

 

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よく山で見かけるマムシグサ。死ぬほど強い毒があるので食べないように。

ヒガンバナのように救荒植物の1つでもありますが、そんじょそこらの比じゃないくらいの地獄を見るらしいです。

zazamushi.net

地獄を見た人の記事は必読の価値あり。

 

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ヤマトリカブトも自生してました。じっと見てみるとなかなか可愛い花です。

 

9:30 登山道入口到着。

地図には「水場」と書いてありますが、名水と呼ばれる護摩屋敷の水が沸いてます。

この水でご飯を炊くと一層おいしいとか。

一杯汲んで、山頂でコーヒーでもどうでしょ。僕は忘れてたので今回は飲んでません。

 

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ここから40分ほど、階段を上り続けます。

この山行全体で14km近く、+1000m -1500mの標高差がありますが、 

ここから1つ目の目的地「二ノ塔」までの1.4kmで400m登ります。

結構大変…。

 

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最近の台風の影響か、倒木。

終始無言になるくらい登りの階段は苦手です。

初心者も熟練者も、老若男女分け隔てなく一律同じ辛さを強いる階段。

でもそんな階段がなければ、表尾根はあまり拓かれた登山道にはなっていなかったでしょう。

先人や維持してる人の努力があってこそ、楽しめてるんだなあ。

 

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秋の山の代表的な花、リンドウ

名前が良いですよね、元々生薬で付けられていた竜胆から

半ば無理矢理付けたんでしょうが、リュウタンだったらいまいち締まりがないです。

丹沢にも多く自生しているリンドウ、鎌倉の市花ですが鎌倉で見たことはない。

衣張山とかにも自生してるんでしょうか?

 

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以前は小屋だったのでしょうか。今ではその影を残すのみ。

 

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所々にベンチがあるので、休みながら登ってると10:15 二ノ塔到着。

ほっと一息付けますが、次の三ノ塔が見晴らしが良いらしいのでそちらまで進んじゃうのもいいですね。

 

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三ノ塔まではあっという間。一度降りて登り返す。

これからいくらでもある木道ですが、これが地味にこのコースの良心。

 

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10:30 三ノ塔

開けた展望で丹沢の数多くの山を見渡せます。避難小屋が凄いガッシリしてる。

ここまでくらいならちょっとしたハイキング気分で、ヤビツまでピストンするのもありなのかもしれませんね。

山頂には標識もあるので晴れた日には山座同定も出来ます。

 

その昔二ノ塔、三ノ塔の麓に、村人が夜な夜な光るものを見て、不思議に思い見に行くと、御神燈が灯りました。

最初は村人のいた場所に、2つ目、3つ目は山に灯り、神童が村人の前に姿を現しました。

神童は神像を祀るよう伝え消え去り、村人は1つ目の場所に加羅古神社を建立しました。

2つ目、3つ目の場所はそれぞれ、ニノ燈三ノ燈と呼ばれるようになりました。

その後燈は塔へと転じ、今の呼び名となったという伝説があります。

 

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あいにく今日は霧の中で、見渡しにくい感じではありますが、

雲の切れ間から次の目的地へと日が差し込んでいます。

手前の小さく小屋が立っている山が次の目的地、烏尾山。

 

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1300mそこらとは思えない、気持ちの良い稜線歩きこそこのルートの真骨頂。

そして急峻な下り。ちょっとした鎖場も出てきますが、

丹沢の山は小石だらけで滑るので思った以上に危険で要注意。

 

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ちなみに雲がかって見えない山はこんな感じ。自分で言うのもアレですが下手。

つまり今から塔ノ岳まで合わせて4つのピークが待っているってことだ。

 

一度下って上るのは縦走の定番ですが、烏尾山は三ノ塔より低く、

そこまで登り調子ではないので、風景を見渡せる余裕もあります。

 

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11:00 烏尾山

シーズンになるとシロヤシオが綺麗なんだとか。山小屋は土日営業。

修験者が修行中にやってきたカラスに成就の祈願をしたことからその名が付けられたとされています。

 

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烏尾山からは、朝からちらほら出てた晴れ間も閉じて、暑さが和らいできました。

二ノ塔の登りでは秋に似つかわしくない、玉のような汗が出てたのでありがたい。

山は晴れた日に行くと楽しいですが、縦走だと悩みどころですね。

 

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自分をカラスだと思い込んでいるフクロウの像。

 

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ここから先は暫く木道は無し、より自然な山歩きを楽しめます。

抜ける風と霧の中をひたすら歩き続けます。

道の合間で崩落してるところが見られましたので注意。

 

f:id:akiranngo:20181018153658j:plain11:20 行者岳

ピークはあまり休憩に向かない岩と狭さ。こういう時にザックに入れてあるマットが役に立ちます。

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これはNitro26のカーゴポケットにフィットする大きさで走っても落ちず、

使い勝手も良いのでよく使います。座る時、あるのと無いのとでは全然違う。

カーゴポケットはサンダルやレインウェアを入れるものですが、

レインウェアはザックの中に入れてるし、サンダルは使わないのでこういう活用もアリ。

問題はかっこいいBDのロゴが見えないこと。

 

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画像では伝わりにくいですが、行者岳~新大日間から少しずつ紅葉の気配が見えてきました。

まだまだだろうけど、11月が楽しみな感じですね。

 

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水場も遠いですが岩がゴロゴロしてるからでしょうか、

イワシャジンがちらほらと見受けられました。

 

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鎖場。

丹沢の岩らしく滑りますが、それを見越してか鎖がとても頑丈な作り。

 

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新大日までは小ピークを何個か超えます。

こんな山奥まで重い資材を持ってきてくれる人の努力に感服。

 

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振り返ると中央の一番奥の山が三ノ塔、その右手前に烏尾山の小屋。

歩いたなあ。まああと1時間は歩くんですが。

 

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11:55 新大日

新大日までの最後の登りがかなりキました。

ここまで大きな休み無しで来ましたが、いい時間なのでお昼休憩。

今日のご飯は焼きそばコロッケパン。

うまいもの2つ合わせる無敵の発想、すき。

 

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新大日からは紅葉もかなり目立ってきました。数週間前の男体山よりちょっと浅いくらいかな?

 

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木ノ又大日の山頂標ってどこにあるんですかね?小屋がそれなのかな?

 

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木道を歩くと塔ノ岳が霧の中。

木も無い開けた道は、樹林帯とは思えない解放感とある種の寂しさ。

 

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霧の中の樹木は幽艶な雰囲気を醸し出してくれます。

綺麗な沢、晴れた稜線、色んな景色がありますが、霧の出す妖しさも山の醍醐味の1つ。

ここを超えれば山頂はすぐ。ラストスパート!

 

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12:55 塔ノ岳

4か月ぶりの塔ノ岳登頂です。

あの時は快晴、今日は曇天の違いはありますが。

この開けた山頂の景色は晴れた日にもう一度来たくなる。

 

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うーん、白い!

 

本当は今回の目的はここから先に進んだ丹沢山でしたが、

地図のコースタイムだと大倉に着くのが18時を回ってしまう計算。

 

ここまでコースタイムを1時間以上縮められなければ断念する気でしたが、

この時点で1時間ギリギリみたいな感じでした。

でもこれ以上登ってもクタクタになりますし、秋の日は鶴瓶落とし。

既にこの季節の日暮れは17時前。

山頂見てハイすぐ帰りましょう、ってのも逆にもったいないので今回は諦めました。また来よう。

 

実際のところ、塔ノ岳~丹沢山はコース長めに設定されてるだけで、短いとは聞きますが、事実が釈然としませんし、

正直な話ヘッデン付けて大倉尾根を降りるのが嫌だったからです。

経験者にはわかるでしょうこの気持ち。

 

ということで一通り休んだ後に立山まで下ります。足が痛ーい。

 

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丹沢の山には他の数多くの有名な山には無い、

海を眺めるこのロケーションが好きです。

山に登りながら海を望む、そういう景色も素敵じゃない。

 

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しかし大倉尾根、所謂バカ尾根の下りは展望がそこまで無い、

急登の下りなので精神的に削られるところがあります。

同じ急登でも男体山では危険すぎるのでゆっくり降りる分、

景色も楽しめたり、展望が開けてますが。

 

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絶妙に歩いて降りにくい道なので、スピードが出ちゃうんですよね。

それがケガに繋がるのが分かってるから、歩き方が不自然になって、足を痛める気がする。

そんな時の茅場平までの木道は大倉尾根を設計した人の良心でしょう。

 

f:id:akiranngo:20181018163721j:plainヤマホトトギス

これを書いてる現在でも筋肉痛が酷いです。特に脹脛。

いつも筋肉痛になってる気がしないでもないですが、良いトレーニングとかマッサージとかあるんですかね?

アミノバイタルとか飲めばマシなのは分かるんですが、あまり好きじゃないので。

 

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ツリフネソウ

何気に御岳山で見たばかり。

御岳山~大岳山も紅葉シーズンに今一度行きたいですね、

いやーでもめっちゃ混んでそうだなー、あの山頂にすし詰めはちょっと嫌ですね...。

 

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見晴茶屋を超えたこの道が割と好き。

 

ここまで下りればひとまずは一安心、とはならず、まだまだ急な下りです。

どこぞの山よりこっちのがよっぽど修験道だよ…。

 

とまあ心の中で悪態を付きつつ降りて行き、車道が見えたあたりで一息付いて、

バスがもうすぐ出発だったので全力疾走して大倉到着。

15:50。ギリギリ。飛び乗り、渋沢駅へ。

 

渋沢駅には近場に温泉が無いので、秦野駅に移動して名水はだの富士見の湯へ。

 

秦野市民は割安で入れます。露天風呂からは登ってきた表丹沢や富士山が見える。

富士山は生憎終日曇りなので見えませんが、表丹沢はヤビツから三ノ塔まで見えました。

 

風呂あがった後はコーラ。下山コーラの美味さは格別。

 

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ラーメン食いに行こうと思ってましたが、湯冷めしてまで行くのも癪なので

中で食べました。とんかつ定食。

相模豚は薄くても驚くほどボリュームがあります。おいしかった。

 

その後はちょっと歩きますが秦野駅まで向かって(600m歩けばバス停)、

小田急に乗って帰宅しました。

 

 

 

 

 

今回の山行ですが、塔ノ岳から先に行くには、

僕の体力ではヤビツから攻めるのでは日帰り出来ないなというのが分かりましたね。

甘く見てた。意外にタイムがシビアだわ。

 

体力的には上り一辺倒の大倉尾根よりも表尾根の方が楽に思えました。

開始標高がヤビツの方が500mばかり高い分、アップダウンの差はあれど累積標高は表尾根の方が低いですからね。

登山にある程度慣れて、鎖場が好きな人なら表尾根の方が楽、と言われるのも分かる。

次は表尾根で小屋泊して蛭ヶ岳に行きたいものです。

 

じゃ、またどこかの山で。ばいばーい。