2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
集落探訪の趣味を持つと、見識はともかく行動範囲は確実に広がる。 今まで行かなかった土地、興味を持たなかったものにも積極的に関わるので 思わぬ発見が往々にしてある。 今回は幼少期から殆ど行ったことがない、旧山田村の集落にスポットを当てよう。 ---…
撮影したけれどブログでは使う機会がなかったもの。 眠らせとくと箪笥の中でカビを生やすので、皆々様の眼に晒しておこうという話。 これを供養と言います。プージャー、プージャー。(・‿ ・) 南木曽岳、摩利支天展望台から。 白木峰から両白山地方面。 猿倉…
富山には奇妙奇天烈な地名が各所に点在している。 そういった難読地名には東坂下(さこぎ)のように理由が判明しているものもあるが、 由来が判然としないものも多々あり、地名を研究する『地名学』なる分野も存在する。 今回尋ねるのは典型的な後者であり、そ…
ウス。 ちょっと暑すぎな昨今に嫌気が差します。 今日なんて帯広で38度らしいですね。気が狂いそう。 家にいても暑いなら、暑くない場所へ行くしかないわけで。 というわけで涼しさのお裾分けで、「ある」スポットに行ってきたお話。 「それ」は小佐波(おざ…
ウス。 暑い暑い暑い。今日の富山の気温32度ですよ。 明日は33度になるみたい。頭がおかしくなりそうです。 子供の頃は真夏に30度行ってたら猛暑日でしたよ。 なんで5月で本気出すん? そんな脳髄液が茹りそうな猛暑日ですが、登山に行ってきました。 身近な…
あ゛つ゛い゛。 ウス。 ホラーゲームのプレイ動画見ながら寝落ちしてたら、夢に出てきました。 あたまおかしなるで。 ということでね。 午後から暇になったので、少しドライブと洒落こもうってわけです。 行先は五箇山、菅沼合掌造り集落です。 昨秋五箇山に…
実は一発変換できる。 前回の続き。 開けた県道を走り、木陰の中に入って行く。 東坂下(さこぎ)集落。 世帯数5、人口17名。(H27国勢調査) 富山難読地名クイズ大会が催されれば真っ先に出てくるので、対策しておこう。 『サコギ』は小さい河谷のことである。 …
あー、牛タン食べたい。 前回の続き。 根上(ねのうえ)から土(ど)集落への道へと戻り、八尾町側へと走る。 数分すると分岐があり、そこを左へ曲がると目的地だ。 北谷(きただに)集落。 世帯数、人口不明。(字無記述。) 北谷(キタタン) (『八尾町史』) 富山県…
前回の続き。 土(ど)からは開けた山道を走る。 日が照り車に籠った熱気で蒸し蒸しする。 根上(ねのうえ)集落。 現在の世帯数3戸、人口4名。(富山市H29住民登録人口) 根上(ねのうえ) 古くは『禰の上』とも書いた。 (『角川日本地名大辞典』) 禰とは「親の御霊…
前回の続き。 雨上がり間も無いので、鬱陶しい羽虫は地表を這いずるばかり。 下伏から坂道を上がって間もなく数戸見えてくる。 土(ど)集落。 現在の世帯数2戸、人口4名。(富山市H29住民登録人口) 「どう」とも呼ばれる。 起源は判然としないが天正11年(1583)…
前回より のそのそぬるりと始まった、富山県内の廃集落を巡る旅。 「廃集落を巡る」と公言しておいて何だが、廃集落の周辺には往々にして 現役の過疎集落があるものだ。 そこをスルーして行くのも何か心残りがあるので、同時に巡りたい。 下伏(げぶせ)集落。…
山毛欅の白林より。 ウス。 今日も今日とて登山です。 だって最近晴れ続きですもの。 そりゃ登山日和ってなもんですよね。 今回向かったのは白木峰。 一足早くお邪魔しました。 ----- 白木峰。標高1,596m。日本三百名山。 飛騨高地に属し、遠く立山から白山…
廃集落の数が多い。 最近まで居住していた神奈川県が全国的に見ても少ないこともあるが、 富山県の高度過疎集落・廃集落の数は両指に収まらないほどである。 廃集落の経緯は地域により様々であるが、 ①高度経済成長期に端を発する、都市部への人口流出による…
思いつくままに。 やあやあ。御機嫌ようございます。 朝起きた時に「あ、今日は登山しよう」と思いまして。 飯食ってさっさと登山準備。 富山は本日快晴日和。 どうせなら大きく立山連峰を眺めたいということで、 それなら大展望の山にちゃちゃっと登ってこ…
深緑。 旧桐谷小学校。 富山・岐阜県境側には数多くの山村があるが、 筋のように入り乱れる峰々に阻まれ、相互往来が非常に困難である。 豪雪により冬季通行が制限されることもしばしば起こる。 富山県市街地から1時間ほど走らせた先にある桐谷集落もその1つ…
久しぶりの暑さ。 大長谷(おおながたに)村はかつて富山の山奥に存在した村だ。 大長谷川の両岸や山間に二十余の集落を抱え、僅かな林業の収入や田畑の耕作、 木炭や養蚕、和紙等で日々の生計を立てていた。 昭和40年頃に高度経済成長の煽りを受け、若年層が…
先程、実家の犬が他界した。 死因は老衰。年齢は13年と8ヶ月23日。 ここ数年間は慢性的に体の調子が悪かったが、2日前からとうとう寝たきりになった。 今日、眠るように静かに息を引き取ったらしい。 彼が来たのは、僕が当時中学2年生の頃だ。 僕は早生まれ…
南木曽町立旧妻籠小学校。 明治六年 光徳寺観音堂に和智埜学校設置 八年 妻籠学校と改称 十六年 妻籠学校新校舎落成 二十三年 吾妻尋常小学校と改称 二十五年 妻籠尋常小学校と改称 二十七年 妻籠尋常高等小学校と改称 昭和十六年 妻籠国民学校と改称 二十二…
長野は蜘蛛の巣。 尾又は妻籠宿の南端に位置する。 ちょうどこの看板がある場所を北東端とし、南へ300m、 蘭(あららぎ)川を挟んで西へ200mの範囲が尾又地区だ。 この地にはかつて中山道から伊奈道(=伊那街道)へと分岐した道が続いていた。 1593(文禄2)年、…
珍道中。 前回の続き。 下り谷を抜け、石畳の下り坂を降りていく。 道の途中には木々の切れ間があり、時計を見ると5時近く。 暖かな陽光も二ツ森山方面へと沈みがかってきました。 九十九折りの石畳を降りると、県道7号線と合流。 この辺りは大妻籠。 隣の妻…
古道の風格。 前回の続き。 熊野神社に参拝し、坂を上り詰めていきます。 神社からほど近い馬籠峠はその名の通り、この道における最高点。 天気が良ければ、遠く遠くの伊吹山が望めたと『夜明け前』でも語られています。 中山道は東海道よりも緩やかな道が続…
しみじみ。 前回の続き。 馬籠宿を観光した後に、宿場町の上部へと向かいました。 今回わざわざ車を妻籠宿へ置いて、バスで馬籠へ来たのには理由があります。 歩くためです。 馬籠~妻籠間を、旧中山道の面影を感じながら歩く中山道ハイキング、はじまりはじ…
江戸から八十里半。 前回の続き。 妻籠宿からバスに乗り、8km隣まで向かうためにバス停に並ぶ。 …までは良かったのですが、凄まじい数が並んでまして。 臨時バスは来ず、1台の路線バスに当然の如く鮨詰めにされます。 過積載にも限度があるだろって言いたく…
何度来ても。 前回の続き。 南木曽岳から下山した後、来た道を戻って数km、 昨秋にも訪れた妻籠宿にやってきました。 もう半年以上も前になるのか。 登山も終え、ゆったりと地元の温泉…とは行かず。 今回の旅路の目的は2つあり、1つが南木曽岳ですが、 その…
我慢?無理。 令和初日、寝正月ならぬ寝令和を迎えていた2019年5月1日23時05分25秒、 脳が山に支配されました。 即座にパッキングと道中の弁当の用意をして、車に乗り込む。 今回向かうのは南木曽町。中央アルプスの名峰、南木曽岳です。 ----- 南木曽岳。標…