集落探訪
2020年から続いた新型感染症によって長らく休止していた集落探訪、 落ち着いた頃合いを見計らいつつ無住集落へ訪れた。 現行。 河内(かわち)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市R5住民登録人口) 播隆上人(中村家)の墓。 熊野川左岸に張り付いた深い谷…
前回の続き。 草嶺(そうれい)から南上すること3km。 雑木林の中へ降りる道が見える。近くの平場に停車して歩くこと15分程。 現行。 押場(おしば)集落。 現在の戸数0戸、人口0名。(南砺市R2住民登録人口) 集落内部。 集落の起源は判然としないが、江戸時代の…
皐月の5日と言うのに、外で遊ぶ子供達はめっきり姿を消している。 人に遭うことは可能な限り避けねばならないのは、集落探訪にしても同様。 今回は家から1時間半程の、2つの無住集落に足を運ぶことにした。 現行。 草嶺(そうれい)集落。 現在の戸数0戸、人口…
前回の続き。 深道から更に南方へ4kmの道程を進む。 展望が開け、猩々袴や岩団扇の花々が咲乱れるのでそれほどの苦ではない。 現行。 高清水(こうしみず)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市H31住民登録人口) 深道~高清水間の地蔵祠。 村落の成立は寛…
前回の続き。 居舟から凡そ4kmの、眺望の良い山道を歩く。 所々崩壊した砂利道を暫く進めば、耕作地や集落の跡が見えてくる。 現行。 深道(ふかどう)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市H31住民登録人口) 集落内部。 今から約470年前、中世期末に近辺…
前回の続き。 山を避けて久しぶりの集落探訪。 人との接触も出来る限りシャットアウトしたいこの頃、 昨年はなかなか手を出せなかった、人里奥地の廃集落を目指す。 現行。 居舟(いぶね)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市H31住民登録人口) 集落内部…
前回の続き。 一旦桐山(きりやま)から暫く野積を離れ、隣の卯花へ足を運んでみよう。 現行。 小井波(こいなみ)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市H31住民登録人口) 集落内部。 百人一首の歌人が一人、猿丸大夫の逸話・伝説は全国各地に点在するが、 …
前回の続き。 1週間前にそれなりに雪が降り、赤石(あかいし)より奥は暫く進めそうにない。 先に麓にある廃集落跡地を散策してみる。 現行。 桐山(きりやま)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。 集落入口。 集落の起源は判然としないが200年程前に遡る。 南方…
前回の続き。 芦生(あしゅう)を後にして南上すると、間も無く道の両隣に家々が建ち並ぶ。 現行。 今生津(いもづ)集落。 現在の世帯数8戸、人口24名。(富山市H31住民登録人口) 集落内部。 起源は判然としないが承応4年(1655)に石高の記述があることから、 400…
前回の続き。 東松瀬(ひがしまつぜ)から、来た道を引き返す。 いくらも離れないうちに幅狭の三叉路だ。 現行。 赤石(あかいし)集落。 現在の世帯数4戸、人口6名。(富山市H31住民登録人口) 神社前の碑。 起源は判然としないが後述の話から、戦国時代には村落…
前回の続き。 西松瀬(にしまつぜ)から野積川に架かる橋を渡ってみると どこかの家から小気味良く薪を割る音が聞こえて来る。 現行。 東松瀬(ひがしまつぜ)集落。 現在の世帯数2戸、人口不明。 集落内部。 起源は判然としないが西松瀬より古い村落で、かつて…
八尾の奥地白木峰に端を発する野積川の流れに逆らい、 車1台がようやく通れる山道を南上していくこと数十分の山奥へ来た。 現行。 西松瀬(にしまつぜ)集落。 現在の世帯数1戸、人口不明。 野積では其処彼処で目にする、釘を用いない木組みの『板倉』。 起源…
前回の続き。 笹津(ささづ)から『八百羅漢』の案内に従い左折、 神通川の流れを右手に曲折する道を走り暫くすると、石像群が見えてくる。 現行。 芦生(あしゅう)集落。 現在の世帯数1戸、人口2名。(富山市H31住民登録人口) 「あっしょ」とも呼ばれる。 由緒…
前回の続き。 管理釣り場やテント・コテージ・バーベキューを楽しめる森林公園『天湖森』は 県民に名の知れたアウトドアフィールドだが、その駐車場の奥に集落がある。 現行。 割山(わりやま)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市H29住民登録人口) 凝塊…
市街地から車で30km以上。 県道360号線富山岐阜県境すぐ傍の草葉の影に、集落跡地が見える。 現行。 加賀沢(かがさわ)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(富山市H29住民登録人口) 石垣。 起源は判然としないが天正四(1576)年上杉謙信の軍が飛騨侵攻の際に当…
前回の続き。 中ノ又から下山してきた。 再度切り返して上流へ行く前に、麓の集落を見ていくことにした。 現行。 塩谷(しおんたん)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(上市町H30住民登録人口) 「しおのたに」「しおたに」とも呼ばれる。 土蔵。 集落の起源は…
前回の続き。 大沢から曲折する車道を更に進むこと凡そ2km。 真新しい舗装路の先に耕作の跡地が広がる。 現行。 中ノ又(なかのまた)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(上市町H30住民登録人口) 路盤状況が不安で念の為歩いてきたが、存外に舗装が真新しい。 …
前回の続き。 桧谷から道なりに上流へ上がること10分程、 橋を二度渡った先、川沿いに平坦地が開けてくる。 現行。 大沢(おおさわ)集落。 現在の世帯数1戸、人口3名。(上市町H30住民登録人口) 集落内部。奥の橋を渡った対岸が分教場跡地。 集落の起源は明応3…
前回の続き。 田蔵を離れ、一旦麓まで戻る。 大岩山日石寺を横目に山道を走ること10分、まばらに休耕田が見えてくる。 現行。 桧谷(ひのたに)集落。 現在の世帯数2戸、人口4名。(上市町H30住民登録人口) 屋敷。 集落の起源は文亀元(1501)年。 古谷幸造なる者…
前回の続き。 盆地の田園を走り、集落内部の下りの細い車道を辿る。 棚田と休耕田の目立つ杉並木の中に、いくつかの家が見える。 現行。 田蔵(たぞう)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(上市町H30住民登録人口) 集落上部にある東種(ひがしたね)の小字。 上…
前回の続き。 骨原から坂道を下り、麓に戻って分岐を西方面へ進み、再び坂を詰めると いくつかの家が立ち並んでいる。 現行。 水上(みずかみ)集落。 現在の世帯数7戸、人口10名。(上市町H30住民登録人口) 西種(にしたね)集落の小字。 古くは「みなかみ」とも…
前回の続き。 釈泉寺から少し下り、分岐を曲がり坂道を上がる。 家々の間を縫うように急斜面を駆け上がると、左手に集落が見えてくる。 現行。 骨原(こつはら)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(上市町H30住民登録人口) 東種(ひがしたね)は25戸48名(上市町H…
前回の続き。 ハンドルを切り返し、稲村集落から来た道を戻る。 山中の薄暗い杉林とは打って変って、開けた田園地帯が見えてくる。 現行。 釈泉寺(しゃくせんじ)集落。 現在の世帯数9戸、人口22名。(上市町H30住民登録人口) 橋の下を流れる上市川。 開村は永…
前回の続き。 千石集落へ訪れてから数ヶ月が経過していた集落探訪の再開。 今回は千石へ行く道中の廃集落から開始する。 現行。 稲村(いなむら)集落。 現在の世帯数1戸、人口1名。(上市町H27住民登録人口) 稲村集落への標識。 集落西方に城山があるが、今か…
前回の続き。 中村集落を離れ、一旦道を戻る。 春から夏の間、暫く工事中で通行止めになっていた 分岐の道を進むと、程なく対岸にダムが見えてくる。 現行。 千石(せんごく)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(上市町H30住民登録人口) 集落があったことを示…
何かかなり放置してた集落探訪。 前回の続き。 折戸集落からは五位尾集落へと繋がる、町道折戸五位尾線が延びている。 折戸から出発すると、程無く家がポツポツと見えてくる。 現行。 中村(なかむら)集落。 現在の世帯数1戸、人口2名。(上市町H30住民登録人…
前回の続き。 下田集落から来た道を戻り、先に降りた分岐を、山側に駆け上がると 次第に道路が広がり、脇に家屋が見えてくる。 現行。 折戸(おりと)集落。 現在の世帯数1戸、人口1名。(上市町H30住民登録人口) かつて峠を下りた所に、数戸の家屋があったこと…
前回の続き。 蓬沢集落から麓へ向かい、左右に分かれる道を右へ降りていくと 早月川河川敷に何某の採石場が見える。 その採石場の脇道の先に、鉄製の吊橋が対岸へ伸びている。 現行。 下田(げだ)集落。 現在の世帯数0戸、人口0名。(上市町H30住民登録人口) …
前回の続き。 いつもなら下流から始まる集落探訪、 今回は趣向を変え、上流から下ってみようと思い立つ。 現行。 蓬沢(よもぎざわ)集落。 現在の世帯数2戸、人口2名。(上市町H30住民登録人口) 風格ある残存家屋。惣代のものか? 名の通り『ヨモギが多く自生…
前回の続き。 上市町中心地から東へ約15km。 剱岳早月尾根への登山拠点、馬場島はアウトドアフィールドとして栄え、 清流濯ぎ木陰揺蕩う夏になれば、キャンプ客や登山者の往来で賑わいを見せる。 そのすぐ手前に、町内最東端の山村集落がある。 現行。 伊折(…