齢32、アラフォーに脛突っ込む年頃で銭湯沼にハマりつつあります。
まず私は建築関係に勤めていたこともあって
建築物に興味を惹かれることが多いんですね。
大学生の頃住んでいた矢口渡。
その頃羽田への河川敷を夜中散歩するのにハマってて、
開発前の港町駅の辺りは無性に落ち着く場所としてお気に入りでした。
猫が多い町だった。
東京の銭湯の創業者は北陸出身が多いらしい。
というのも、北陸の次男坊や三男坊が上京して開いた湯が成功し、
同郷の者が雇われ、また独立し…という流れなんだとか。
銭湯建築も良く見てみると地方ごとに差異があります。
関東では湯船は壁に接しますが、関西では中央にあったり。
富山の湯で「富士山」は描かれません。というか銭湯絵という風習自体が薄い。
わざわざ銭湯で見なくとも立山が見られるから、でしょうか。
海側の湯は熱い。これは仕事終わりの漁師が熱い湯を好むからとか。
どことなく市街の湯は程好く温めのところが多いのは、
大衆迎合の意味合いも強そうですけどね。
東京にはビアバーまで併設されてる湯があります。
そういうの近所にめっちゃ欲しい。
最近アツいのが福井。今年の旅行先として期待しています。
若者はあまり来ないようで、ここ50年で8割の銭湯が無くなっているそう。
沸かし湯はつまらない、と一元的な狭い考えで断ずるのはあまりに勿体ない。
富山は日本で2番目に銭湯が多い地域。
泉質に拘るだけでなく、大衆に根付いた銭湯文化も大事にしたいですね。