何度来ても。
前回の続き。
南木曽岳から下山した後、来た道を戻って数km、
昨秋にも訪れた妻籠宿にやってきました。
もう半年以上も前になるのか。
登山も終え、ゆったりと地元の温泉…とは行かず。
今回の旅路の目的は2つあり、1つが南木曽岳ですが、
そのもう1つのため、ここを訪れたというわけです。
妻籠宿の説明は昨秋の記事を参照してもらうこととして。
まあ、語りたいこと、廻りたい場所はいくらでもあるのですが。
南木曽の図書館とか入り浸ると丸1日潰れそうだな…。
この田園風景が好き。
前にも話したけど、木曽路は昔から来たいと片想いしていた場所の1つ。
昨秋訪れた時に、長年の夢が叶いました。
その際には戸隠山へ行く時間の都合上で行けなかった「あるもの」を
今回見に行こうと思うんです。
その場所は正確には妻籠ではないのです。
なので時間が来るまで、少しのんびりしながら写真を撮る。
しかし中国や欧米からの観光客が多いわ、多いわ。
晴れのGW、凄まじい人数でした。駐車場はほぼ満車、ギリギリ停められて助かったよ。
海を越えた国でも、極東の山奥にポツンとある町が有名なのでしょうか?
お昼頃なので、お食事処からは蕎麦や肉料理の香りが漂い、
僕の腹をダイレクトアタックしてきました。
ラーメンとおにぎりだけじゃ、失ったカロリーは戻らねぇ!
泣く泣くコーラを飲んで渇きを潤します。うまいんだけどさ。
端午の節句も近く、寄贈された(?)人形が雛壇に乗ってところ狭しと並んでいました。
雛祭りの人形はうちにもあるけど、うちには兜はないんだな、これが。
ちなみにお内裏様の杓子は20年近く前に当時飼っていた猫にかじられて、
今でも歯形がついてます。
皆さんには何十年も変わらないでいて欲しいと思う場所はありますか?
この木曽路の宿場町は、僕がヨボヨボの年寄りになっても変わらず歩いてみたいんです。
11宿全部歩くのも考えましたが、平地で10km歩いてヘバってちゃ現実的じゃねーな。
しかし再三言うが人通りが多い!てか多すぎ!
以前の倍近い。シーズンに来ておいて文句もクソもないのは承知。
宿場らしくゆっくり一泊して、誰もいない夜や早朝に三脚置いて撮影とか、
いつかはしてみたいものです。
妻籠ではこの景色が一番好きです。
写真だといまいちですが、奥の山が青空を埋め尽くすように大きく見えるのですよ。
まさに『木曽路はすべて山の中である』と実感できる景色です。
竹笠でも被った藤田まことさんが出てきそうな風景を見ながら。
こんなこと言っておきながら『剣客商売』『必殺仕事人』より『はぐれ刑事』が好きです。
母がサスペンスや推理物好きなので、当時一緒に見ていました。
今は『科捜研の女』とか見てるよ。
何というか妻籠の何が良いって、そこらへんにある花の生け方1つ1つが粋なんですよね。
遊び心があるというか。そういうのは人生においてとても大事だと思う。
蘭川は初夏前で水量が無く、昨秋のような照り輝く美しさ程はありませんでしたが、
川辺では各家の鯉のぼりが大空を泳いでいました。🎏
もう鯉のぼりを飾る家も、現代では多くないですからね。
電線も隣家もあるので致し方ないですが…。
その後は旧妻籠小学校の方をぶらり歩き、神社に参拝していると時間が来たので、
バスに乗りました。
そう。車を置いてバスで目的地へ向かうのです。🚌
しかしそこで予想だに、いや半ば目を背けていた想定内の出来事に遭うのですが…。
それでは、次回。