えー、山に行く気が起きません。
良く女性が「たまには一人にして!」って口にするアレです。
倦怠期です。付き合って1周年くらいで起きる気がします。注意しましょう。
ということで、雑話でも。
『レタッチ』について話しましょう。
カメラマンでも無し、スマホ撮りのペーペーが何を講釈垂れるんだという話ですが
そこら辺は本人が一番自覚しているのでご容赦下さい。
まず写真に詳しくない方への事前知識として、
レタッチ
画像の色の補正や汚れの除去、合成といった画像の修整や加工作業のこと。
印刷写真業界ではフォトレタッチと呼ばれた。
フォトレタッチソフトの代表的なものに
(『コトバンク』)
横文字で聞き慣れない単語ですが、要は『写真を加工すること』ですね。
広義の『画像加工』よりも『色調・色彩の追加・加工』がより近いでしょうか。
実際に見てみましょう。
左が僕が実際に撮った立山、そして右がレタッチ後の写真です。
凄いですね。ちょちょいと弄って終わりです。5秒もかかりません。
詳細設定でまだ変わると思いますが、今回は既存のプリセットで行いました。
こうやって見ると、左は少しくすんで見えるかもしれませんね。
ですが実際の眼で見えるのは左の方が近いんですよ。
具体的に言うと空が全然違います。撮影は午後ですが、右みたいな色にはならない。
観光地の案内写真ではこういったレタッチが当然行われています。
多かれ少なかれカメラマンは殆どレタッチを行っているとも聞きます。
「断固レタッチは行わない!」と固い信念を持つ人もいるかも分かりませんが。
煌びやかな観光写真に期待していくと、思ったのと違い肩透かしを食らう。
レタッチに抵抗がある人は、『騙された!感』が嫌なのかなって。
一昔前『フォトショ詐欺』って言葉が流行りましたね。
自撮り写真等を加工して美人に見せて、実際の顔は全然違うってやつ。
友人が見事に騙され「デ〇ヘルでドロヌーバが現れた」と喚いてました。ざまぁ。
実物と、心惹かれた写真でギャップがある。確かにガックリ来ますね。
でもそう考えると、「フィルムカメラはどうなんだ?」。
撮影すると淡い色彩になり、一昔前の風味がある写真になります。
肉眼での見え方は違うけれど、写真加工はしていない。
植物を撮影する時に際立たせる『玉ボケ』も、決して肉眼で見える景色ではない。
更に言うなら、日時・天候・季節によって写真の撮れ方は全く違うものになる。
撮影機材の違いでも、違う写真になることもままあります。
私たちが出かけて見る景色と、今画面の前に広がる画像は、大なり小なり違う。
それは事実です。
ですが必ずしもマイナスイメージだけじゃなくて、プラスにも働く。
ワクワクしません?
憧れの写真よりも良い景色が見られるかもしれない。良い写真が撮れるかもしれない。
そう考えて、未知の地へ出かけるのが旅の本質ではないでしょうか。
…で、何の話だっけ。
断っとくと僕は加工アンチではなく、単にnoobだから知らないだけ、
いちいち加工が面倒臭いから普段の写真でやらないだけです。
そんなへっぽこの写真も、これからよろしくね~。
台風被害に気を付けて、明けたら山に行こうね。
ばいばい。