アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住の20代のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年4月26日 川崎市「日本民家園」(1/2)

何やかんやで好きだった町。

 

やあ。近頃は海外のブッシュクラフトの動画見るのが流行中です。

鶏の丸焼き食いてぇ…。

 

4月。上京して9年が経過しました。

2010年に東京に来て、最初の住まいは矢口渡だったという話は前にしたかな。

 

気に入ってましたが、諸事情で1年半で引っ越すことに。 

「じゃあどこに暮らすんよ?」となって最終的に決めたのが小田急多摩川流域。

(当時は今以上の出不精だったので、散歩できる道が欲しかったのです。)

 

和泉多摩川駅を候補に考えてましたが、紆余曲折あって向ヶ丘遊園枡形に決定。

今回は当時の家の近くで、たまに行っていた生田緑地日本民家園へ行ってきました。

 

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川崎市立日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を

永く将来に残すことを目的に、昭和42年に開園した古民家の野外博物館です。

東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など

25件の建物をみることができます。

                                                                                       (日本民家園公式サイト)

 

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神奈川にある唯一の、加えて僕が知る限り関東最大の古民家博物館

東北・関東・北陸・東海から沖縄に至るまで、幅広い地域の様々な古民家・古倉を

保全していこうという取組みで、誰でも当時の建築を見学できます。

写真は明治44年に建てられた、川崎市の大地主の母屋なんだとか。

ここは期間限定ですが、金土日でカフェにもなってます。

 

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POST TOWN.

各家屋の間取りや造りは公式サイトのがよほど詳しいので割愛。

入園時間は9:3017:00(冬期16:30)、入園料は500円

 

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その特色から、建築学の学生・教師や地域の子連れ、外国人に人気があるようで、

当日も多くの人を見かけました。

右は現在の福島県松川町にあった旅籠。

 

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ここは名古屋にあった武家屋敷の供待(ともまち)で、主人と来たお供は

この部屋で用事が終わるのを待っていたとか。

供待が1つの建物として残されているのは、全国的にも珍しい例とあります。

 

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武家屋敷、良いですよね。

親もそういうのが好きで、子供の頃に石川長町武家屋敷に行ったことがあります。

尤もあまり記憶に残っていないのですが。

子供の頃にはこの良さにピンと来ないもんです。

 

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伊那街道沿いの商屋・旅籠。

伊那街道は昨夏に訪れた中山道塩尻で分岐し、伊那を通り飯田の方へ延びる街道です。

あの辺りは旧街道も縦横無尽で、歩き応えがありそうだな。

 

板葺き屋根の上に石を置いた、石置板葺き造り。

妻籠の古い家屋でも見かけた構造ですが、

「石って飛ばないんですか?台風とか地震とかで。」と尋ねたところ、

東日本大震災で、ここは震度5強だったが1つも落ちなかった。

板の張り方で摩擦力が高まっているのだと思いますが、不思議なものですね。

 

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「こういう民家でご飯食べたら楽しそう。」

大平宿なんかは古民家体験で有名ですよね。

大平宿をのこす会 | 江戸時代の古民家に泊まろう

一度行ってみたいのですが、ぼっちにはハードルが高すぎる…。

 

行くこと自体がではなく、掃除も炊事も湯沸しも全て自分達でやるので、

ソロだとあれもこれもやってるうちに、てんてこ舞いになりそうって話です。

でも昔の人はそれでもちゃんとやってたんだろうなあ。

誰か一緒に行かない?

 

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蕎麦挽き等に用いられた水車小屋。

風情がありますねぇ。

 

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水車も、もうこういう場所でしか見かけませんね。

実家から3kmくらい離れた隣町の公園に、古い水車があったはずですが、

もう20年前の話ですし、気付いたら無くなっていました。


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そしてこちらは、我が故郷富山県南砺市五箇山合掌造り集落から移設。

昨秋に訪れた相倉ではなく菅沼合掌造りにほど近い、上平細島に所在していたようです。

菅沼は混雑が激しい。

 

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今夏は無理そうだけど、五箇山の峻嶮な沢を練り歩いて

当時の遺構探しというのもやってみたい話ではある。

でも富山の沢沿いはオロロ(イヨシロオビアブ)が怖いですねぇ…。

 

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以前に五箇山は5つの谷間の総称という話をしましたが、

向いの家はその1つ、利賀谷から持ってきたとありました。

 

畑では桑や里芋を育てている。牧歌的というか、ノスタルジアというべきか。

常々こういう風景は失くしちゃいけないと思うんです。

スクラップ&ビルドなんて糞食らえだ。

 

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ちなみに板の間には普段上がれませんが、日によって(?)上がれる家屋が決まっているらしく、

その日の決められた家屋であれば、靴を脱いで上がっても大丈夫らしいです。

常駐の人がいるかいないかで変わるのかな。

 

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奥に見えるのは沖縄永良部の高倉。

柱の上に倉を据え付けたもので、毒性があるツバキ科の常緑樹イジュを柱にし、

鉄板を巻いて鼠返しにしているのが特徴。

これにより鼠の侵入を防いで、湿気の多い地面からも離して穀物を守る一石二鳥。🐀🐓

 

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山梨県からは、甲府盆地の強風に耐えられるように軒を低くした農家のお出まし。

つい1ヶ月前に葺き替えたとのことで、ピッカピカでした。

これが1年すると、今まで通ってきた古民家のように黒くなるようです。

定点カメラで撮影してほしさある。

 

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家の中に雨樋がある茨城県の農家。

雨水を無駄にしないためにそのような構造になったのでしょうか。

樋が詰まった際には、家がビッチャビチャになったみたいです。

それなら外に水瓶付ければ…とはならないんだろう。

茨城暑そうだし、たまに降る雨水は出来るだけ無駄にしたくなかったのかな。

 

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玄関先には名主の館らしく、五榜の掲示が飾られていました。

一 人タルモノ五倫ノ道ヲ正シクスヘキ事

一 鰥寡孤獨癈疾ノモノヲ憫ムヘキ事

一 人ヲ殺シ家ヲ焼キ財ヲ盗ム等ノ惡業アル間敷事

慶應四年三月 太政官

                                         (Wikipedia五榜の掲示」)

 

長いので次回に続く。