前回の続き。
4:00起床。吸い物を湧かして体を温める。
特に急ぐ必要もないのだが、小屋の掃除を念入りにやるために早起き。
灰を掃き、使えそうな薪を選り分け、補充箱に入れておく。
「来た時よりも美しく」はスカウト我らの常識。
次の人が気持ちよく使えるように個々人が心掛けよう。
風も凪いだ夜に踏み出せば、東から押し寄せる朝。
5月に訪れた時もここから富士を眺めた。
奥秩父を代表する富士の展望だと思う。均整が取れているというか。
巻道から小屋へ。
あ、今回はTG-7で撮影。なので暗がりだと流石にブレが目立つ。
補給は後にしてとりあえず山頂まで。
前泊者が幾人かで、連休ながらそれなりに静かだ。
今年3回目の山頂だがルートを変えればいつも新鮮。
GWにテントを担ぎ歩いた稜線は近いようで遠く…。
この数日後、富士の高嶺に雪は降りつつ。
緩やかな曲線が雲の海に落ちていく。
八ヶ岳の面々も勢揃いだ。
今年の冬はどこに行こうかな…。北の方も楽しそう。
富嶽を眼前に据えて。
方々の尾根から登山者が集まってくる。
小屋でフルチャージしたら下山しよう。意外と下りは長い。
6年前初めてピストンした徳ちゃん新道。
それから往路で用いたことはないが、登り終えたここからの景色は今も覚えている。
ゴミを拾い歩けば退屈もしない。
明るい曲でも聴こう。最近お決まりのランニングソング。
小屋から3時間程で麓に到着。
秋口の西沢渓谷の観光客を横目に帰路へ着いた。
激熱猛暑もはたと消えたような心地良いオータムハイキング、
里に雪が降るのはまだ暫くかかりそうだ。
思うように登れなかった夏を取り返しに行こうか。