アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2024年9月23日 稲子湯周回(にゅう~西天狗岳~本沢温泉~しらびそ小屋)

残暑を押し流すような豪雨で始まる3連休でした。

雨が引いた月曜、八ヶ岳へ。未到のにゅう西天狗岳です。

 

しゃくなげ尾根は苔が綺麗な道。

5:10 稲子湯の上にある駐車場を発。

地理に疎い北八ヶ岳、更にその東側は未訪の地。

 

八ヶ岳のキノコ。

しゃくなげ尾根は人も疎ら、茂る苔が美しい。

紅葉には早いこの時期の主役はキノコ。

 

毒鶴茸は純白のキャプリーヌを被り、闇夜でも妖しく目を惹く。

初見の小擂粉木茸は冬虫夏草かと見間違えた。

 

白樺尾根と合流。

のんびりキノコを撮影して歩く。明るく開けた白樺尾根と合さり、

7:15 にゅうに到着。

 

硫黄岳北東尾根というやつかな。いずれ行きたい。

切立つ岩頭は特等の展望台。

 

白駒池。

深青を湛える白駒池。あのテント場は評判が良い。

紅葉の時期に訪れてみたいな。

 

おほー。

あなたはどちら様でしょう。

 

さて、ここから暫くは平坦な稜線を闊歩する。

 

木道もあって歩きやすい。ちと水はけは悪いけど。

未明まで続いた小雨の影響か、若干湿気っているが

木漏れ日の暖かさが嬉しい。先週までの茹だる暑さが嘘のようだ。

 

天狗岳

ふと切れ間から目指す天狗の尖り頭を見据える。

グリーンシーズンに来たのは初めてだ。

 

これよこれ。

2年前の冬に訪れたのが遠く思い出される。

やがて少しの登りを経て、振り返れば蓼科山へ広がる森林帯。

 

テーブルマウンテン感よき。

にゅうが遠くに望める。

面白い地形だ。いずれ右の稲子岳にも登りたいね。

 

南の方々。

小さな登り返しを経て西天狗岳へ。

やや、あそこに見えるは赤岳阿弥陀岳

 

いずれ北西稜も…むむむ。

 

9:17 西天狗岳

ゆるゆるハイクのはずが、久しぶりの一眼での撮影で意外とかかってしまった。

ブルーバックの山頂は多数の登山者で賑わいを見せる。

暫く静かにはならなそうだ。

 

硫黄さんでけぇ。

そうこうしているうちに東から雲が湧いてきた。

根石岳山荘でカレーでも食べたいが、まだまだお昼時には早いじゃないか。

 

稜線を境に。

ということで本沢温泉へと降る。

白染まりの空は眺望を損なうが、天高い陽も遮るカーテンになってくれる。

軽快に標高を落とす。

 

本沢へ。

やがて小さな流れを渡れば、そこは日本最高所の露天風呂。

…が、男女の先客がいるようだ。がーんだな。

 

流石に行くのは憚られるし待ってるのも億劫だ。

次回の楽しみに取っておくことにした。どうせまた来るしね。

 

こんな世の中じゃ。

さて、しらびそ小屋へは少し登ってから平坦なトレイル。

この道もキノコが楽しい。下を向いて歩こうよ。

 

八ヶ岳のキノコ2。

紅天狗茸、亜米利加裏紅色変、そしてとうとう花猪口とご挨拶。

初秋を告げるカラマツ林の定番キノコ。

富山でなかなか見る機会のない子達に胸も弾む。

 

歩きやすい。

喧噪の八ヶ岳にあって、アクセスの難もあるのか比較的静かだ。

末永く深い森・豊かな菌類を物静かに眺める人の憩いの場であって欲しい。

 

しらびそ小屋。ファンタジックだね。

11:45 初訪問のしらびそ小屋はお伽話のテイスト。

近辺では時折リスも見かけるらしい。むむむ…。

 

かーえりましょ。

かつての林用軌道の名残を眺めながら、小走りで車まで帰還する。

終わってみれば7時間半程の良コースだった。

 

八ヶ岳の東側、いいじゃん!ちょっと遠いが僕好みだ。積極的に来よう。

 

残暑、って感じだ。

帰りは稲子湯に浸かり気分爽快。

R299を戻る気もなく、三才山を越えて松本、自宅に帰ったのは19:30。

 

久々に往復450km走って疲れた。

今週は…遠くはやめとこう。行っても岐阜かなぁ。

ばい。