アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2024年9月7日 阿多野郷川真谷~乗鞍岳 (1/2)

9月初旬は沢から百名山

 

先月の木曽駒ヶ岳は渓中泊も絡めた緩やかな沢旅を楽しめました。

今回は初めての乗鞍岳です。

 

林道真谷線の終点。手前の沢筋を降りて入渓する。

乗鞍の西~南面には幾つか沢が延び、好事家の対象となっている。

 

阿多野郷(あだのごう)は南面に端を発する小渓を合せて飛騨川に落ち、

その本流に当るのが真谷(しんたに)

 

New K。

5:35 Aimix奥の登山口に駐車し、林道真谷線終点から下降して入渓。

 

赤い岩壁。地質には詳しくねえんだ。

至って穏やかで竿を出したくなるが、不思議と渓魚の影はない。

下流のダナの滝が魚留めになるか、或いは火山にありがちな水質に依るものか。

 

40分程で小滝が出始める。

早朝の張詰めた空気が解ける頃、幾つかの小滝を越す。

 

Co1750m 3段30m。右をシャワークライム。

この沢は小規模ながら、入渓点~稜線までの3km弱で標高1000mを落とす。

7:00 立派な段瀑。直登できて楽しいが、流石に寒かった。

 

大小続く。

暫く大小の滝が続く。両岸は豊かな森に囲まれる。

熊もひょっこり飛び出しそう。時折笛も吹いてみようか。

 

こういうとこすき。

たまに足の付かない釜に浸かる。

専ら癒しムード。

 

Co1990m。直登なら右壁か。手前から巻ける。

10m滝を右岸支流から越して稜線を望む。

 

大きな滝の予感。

一層深まる谷。この沢でも一際大きな滝を落とす。

 

Co2040m 30mトイ状。上部まで合わせれば70m。

このトイ状大滝は多少ヌメるが水線通しで登れるようだ。

安牌を取り左岸草付きから樹を伝い、容易に巻く。

この沢のハイライトとなりそうだし、次回来るなら挑戦してみたい。

 

癒しの源頭。

抜けた先は源頭部の様相。

ここから地質が変わるのか赤茶けたナメが見える。

この地質が水に関係して、渓魚の生育に適さないのかもしれない。

 

Co2380m 壁滝。一歩目が出ないので右灌木帯を高巻き。

稜線が近付く頃、立塞がるように壁滝が掛かる。

小さく巻けそうな左岸から巻く。そして途中でガッスガスになって困りもの。

 

巻き中にガッスガスになったけど復帰。花を見ながら詰め上り。

幸い少し晴れた隙に沢筋に復帰。

後は詰め上がるだけだが残り200m、怠けた体には少し苦しかった。

 

脱渓。藪漕ぎ無しで中洞権現(2722m)のすぐ東に出る。

ラストは藪漕ぎ皆無で稜線に合流。

本当ならこの稜線から素晴らしい景色が望めるはずだが真っ白け。

 

時刻は11:23、ひと休憩してから乗鞍岳へと歩むことにした。

 

次回へ続く。