アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2022年10月1~2日 二瀬~和名倉山~雲取山~三峯 (2/2)

前回の続き。

 

1時に起床。お茶とカップヌードルを食べ体を温める。

 

2:10 出発。

テントを片して2時に出発。

ここから雲取山までは山腹を縫い歩く。標高の上下が無いので気楽だ。

 

朝が来る。

道中は飛竜山のみピークを踏んだ。

登りは石楠花のトンネルで、夏には花々が見頃を迎えて綺麗だろう。

三ツ岩辺りで夜明けを迎える。今日も良い日になりそうだ。

 

三角窓。

三ツ岩から先は道が細く笹が被るので一度足を滑らせた。

 

すれ違う人もいない。

狼平から先の並木道は熊も散歩していそうな雰囲気だ。

時折除く富士と丹波山方面の山々が美しく染まっていく。

 

三条ダルミ。ここから300mを一息で登る。

4時間が過ぎた頃、突如開けた三条ダルミで小休憩。

三条の湯は一度行きたいのだが、関東住み以外にはなかなかハードルが高そうだ。

ラストは今まで水平移動していた分、2017mまで登り詰める。

 

7:10 雲取山

晴天に映える富士は墨画の如し裾野を延ばす。

間も無く大勢の登山者が列を成して三峯側から登ってきた。

 

中央~右奥が国師ヶ岳の辺りらしい。

遠くに見える奥秩父深部の稜線が、この山まで繋がっている。

 

秀麗なるかな。

撮影も一段落し、三峯へと下山していく。距離は長いが下り基調でサクサクだ。

 

小屋は忙しそうにしていた。

雲取山荘で買い物でもと思ったが、布団の片付けで大忙し。

邪魔をするのも憚られたので先を急ぐことにした。

 

廃屋。

しかし先暫く小屋がないので、ここで補給しておけば良かったと後々悔いる。

10月というのに標高のせいかとても暑かった。ジリジリとする空気が纏う。

 

流石は雲取、人が多い。

名前に惹かれた芋ノ木ドッケを登り、白岩山で一服。

 

ナメラ沢の翌日にはここで沢登りを予定していた。

結局雨が長引いてその気も失せたのだが、いつか再訪したい。

 

白岩小屋は小屋としては役目を終えたようだが、幕営者は多数。

幾多の山好きを見守ったであろう白岩小屋を横目に小走りで下り続けていく。

 

暑い!

何年前かの奥高尾縦走を思い出すトレイルだ。

猛暑の話しかしていないので伝わっていないかもしれないが、

とても自分好みの道で、当時は終始ワクワクご機嫌モードだったことを添えておく。

 

9:15 前白岩。和名倉山が見えた。

和名倉山が対岸でその巨体を見せる。

今の時間ならちょうど飯場跡にいた頃か?

 

そのままガシガシと降りていくと、霧藻ヶ峰休憩所に到着した。

 

霧藻ヶ峰休憩所で補給。生き返るぜ。

期待していなかったのだが気の良い小屋番さんがいらっしゃって

ここでコーラを購入、喉が潤う。

 

小屋でまったり。

秩父宮命名の霧藻ヶ峰。麓の三峯は特に霧が立ち込めるらしい。

この小屋の辺りなら霧の海の上の景色が望めるだろうか。

 

両神山と、薄っすら浅間山が見える。

きっとそれは忘れられない幻想的な景色だろう。

振り返り望むと、対岸にギザ刃が見える。あぁ懐かしや両神山

 

ここと同じく狼信仰が盛んな山だ。山の神も秩父の峰々を駆け回っていることだろう。

大きく休んで体も軽くなった。僕も全力疾走しよう。

 

ラスパ。走り下りる。

ここからは杉並木。ご機嫌で駆け降りると食事中のシカが走り去って行った。

驚かせてごめんよ。

妙法ヶ岳には奥宮があって、意外と観光がてら賑わうようだ。

 

11:45 三峯。

そのまま参道を抜けて快晴の行楽地に飛び出す。

 

この山々を歩いてきたのよ。

ゴールに展望台があるのは、山行の締め括りとして100点満点をあげたい。

ぐるっと一周すると喜びも一入だ。

 

三峯の賑わい。

イワナニジマスの塩焼きにキンキンに冷えたサイダー、神社観光…。

どれも捨て難い魅力があるが、前者は主にダイエットの為、

後者は、1日かけて巡りたいので今回は見送りとなった。

 

次回訪れた際、妙法ヶ岳と合せて堪能したい。

 

炭焼き窯。

帰りはギラギラと照るアスファルトと車の渋滞から逃げ、

よく分からない生活道を通ったが、これが結構悪くガレ沢を降りる羽目になった。

最後の最後で何やら疲れたが、無事13:15 車を回収して近くの温泉に直行した。

 

www.michinoeki-network.jp

 

15時前までまったりし、山梨からいつもの安房峠で20:00頃帰宅した。

4ヶ月前の写真を眺めながら今年の奥秩父はどこへ行こうかと熟慮することで、

当山行の締めとしよう。

 

おわり。