アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2019年1月3日 二子山(倉尾登山口)

新年登山。

 

やあ。

皆々様新年あけましておめでとうございます。

年の瀬に鎌倉七福神詣りやら、初日の出登山やらを試みてましたが

結局睡魔に勝てなかったり、初日の出は見えないという有様でして。

 

そもそも皆、平成最後の初日の出見てるんだから、僕のとかどうでもいいでしょ。

ということで新年初登山に行ってきました。

 

行ってきましたのは埼玉県小鹿野町の「二子山」。

山の詳しいアレは前のを見てね。

11月に一度行った場所ですが、三が日が好天ということもあり、

Happy New Ear👂ということで双耳峰の岩稜歩きに行ってきました。

 

 

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以前にもあった登山者カウント。

今回は1972

あさま山荘事件田中角栄内閣…。

1972年は混沌と騒乱の年ってイメージです。 

 

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 8:55 股峠

登山口から5分もかからずにこの分岐まで来れちまうんだ!

 

今回は東岳に登り、返す刀で西岳に行くことにしました。

というのも前歩けなかったところに行きたく、それには西岳を後にしておく必要があったからです。

 

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東岳から西岳を望む。

今日の二子山は時期もあってか殆ど人がいない。

車自体は結構ありましたが、多分ほぼクライマーだったのでしょう。

声はしましたが最後まで見かけなかったので、ピープウォールとかローソクにいたのかな。

 

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天然の刃物の如きホールド。

一体どのような原理でこんな形になるのでしょうか。

 

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東岳に登ってる間は風も凪いでて、日差しのおかげでむしろ暖かいまでありました。

前日から気温が低かったので薄氷を警戒してましたが、霜すら殆どない。

夏に来たらここ超暑いんだろうなあ。

その前に雨期の染み出しで滑るとか聞いたから危ないか。

 

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ノコギリのような稜線の両神山

両神山に行こうかという気もありましたが、流石に氷が張ってる気がするし、

この時間で八丁尾根をピストンで歩くのもちょっと…。

 

9:25 東岳山頂。

 

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群馬県上野村方面。

険しい山脈が見える。

 

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赤久縄山御荷鉾山側。

秩父は山が多すぎて山座同定が難しい・・・

 

動画も撮ってみました。

 

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以前は日が強すぎてなかなか撮影できなかった横瀬方面。

ちょっと休憩してたら風が吹いて寒くなったので分岐まで下りることに。

 

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東岳のここの下り、相変わらず怖い。

写真だとよく分からないかもしれませんが岩肌がツルツル。

 

股峠に戻ってきたので、少し休憩して西岳に向かいます。

今日はご飯を持ってきてない!

何でかって言うと、買うのを忘れたからだ!ばーーーか!

ということでベビースターラーメン丸をぼりぼり食べる。んまい。

 

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ということで西岳上級の下まで来ましたとさ。

前に来た時よりも落葉の量が多いから、滑って登りにくい…。

 

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写真で見るとのっぺりして高度感が伝わらんね。

 

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西岳から東岳

新年早々岩登りしているなんて去年の僕が聞いたらどう思うのでしょうか。

 

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岩壁を登り終わって稜線に出る。

この景色すきなんですよ。

 

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しかし良い天気。

こういう機会でもなければ運動しませんからね僕は。

山でなら運動する気にもなりますが、平地だと3km走っただけでバテる。

 

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西岳 Ⅰ峰中央陵と呼ばれている岩壁。

ヤギ人間の生息地。🐐

二子山は任侠道東岳弓状バットレス等150本以上のクライミングルートがあるそうです。

 

ライミングはなあ、流石にソロ専じゃ手が出せない分野だしな。

でも僕ぼっちだし。あはははは。

 

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とまあぼんやり岩肌を眺めながら稜線を歩いていると11:05 西岳山頂。

前来た時は看板くっ付いてたんだけどな。いつの間に取れちゃったんだろう。

 

こっちでも動画を撮影。

Twitterに動画上げるとエンコのせいかぼやけるの、何とかならんですかね?


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と、いうことで、今回は以前歩けなかったⅡ峰(本峰)、その奥のⅢ峰を歩きます!

元々破線ルートとして出ているのは知ってたのですが、以前は時間もあって見逃しちゃいました。

 

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大自然からの明確なる殺意を感じる。

 

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右下に見えるアレがローソク岩?

時折風が強く吹いて危なっかしいと思ったものの、基本的には人も居らず穏やかでした。


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と、Ⅲ峰の端っこまで付きそうなあたりでストップ。

ここから更に降りると尾道からの登山口に出ます。

尾道峠から股峠まで続く道もありますが、今回はパス。長いし。

 

ということで引き返して、一般コースで下山。

途中鋭い岩肌で手を切ったみたいで、降りてきたら薄く切り傷になってました。

一晩寝たら治った。

 

f:id:akiranngo:20190103210017j:plain12:35 股峠。

普段よりも短い4時間程の山行でしたが、やっぱり二子山は楽しいですね。

好きな人はトコトン好きで、苦手な人はどうやっても苦手なんだろうなという山です。

 

もちろん危険が多く、迂闊に勧めるのもどうかなと思ってしまいます。

でもスリルがあって面白いんだよなあ。

神奈川から未明に出て朝につくのもポイント高い。

 

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僕が登ってから、9つカウントアップ。

 

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下山後は温泉に入ろう、というお決まりのやつです。

www.buko-onsen.co.jp

 熱い内風呂と温めの露天風呂であったまって、

下山コーラをキメて、大広間でかきあげうどんを食べて、

極楽の心地で寝っ転がってました。

うどんって神々が作り給うた食べ物だと思う。


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このままだと永遠に帰れずに、脳ミソまで埼玉に取り込まれそうになるので、

体にムチ打って16:00出発。

じゃあな武甲山。いつか行くぜ。

 

青梅で休憩しつつ相模原や厚木を抜けて、20時頃に帰宅しました。

 

 

 

新年早々忙しない登山でしたが、なかなかの好スタートを切れた気がしました。

では皆様4月の元号発表まで、まさに平成最後の登山を楽しみましょう。

 

それではー。じゃあね!