2019年9月14日 戸隠山(戸隠神社奥社登山口) (2/2)

前回の続き。

戸隠山の山頂を後にし、このまま九頭龍山を縦走して戸隠牧場へ下山します。

断崖絶壁。落ちれば一巻の終り。

大きな山場は越えましたが、この縦走はちょくちょく切れ落ちた断崖を歩くので

非常に眺望が良いのも嬉しい。

ウメバチソウ。シラヒゲソウの仲間で、どことなく雄蕊のあたりに面影。

存外に多く花が咲いていて、ちょくちょく撮影。

『いじらしさ』のウメバチソウ、健気な見た目でかわいい。

オヤマリンドウは日当たりの良いところで開花が進んでいた。

そろそろ晩夏の顔リンドウも、開花時期が迫ってきたようで、

近いうちにまた白木峰に行こうかな。

こちらのリンドウは大きく色が濃くて好き。

九頭龍の屏風岩(仮称)。崖際の人(左)と比べるとスケールの大きさが際立つ。

平安時代、飯縄山で修行していた山伏の前に

九頭龍が現れて戸隠山を示したと伝えられる山岳信仰の山。

その名の通り、いくつものアップダウンを繰り返す。

写真で見る以上に険しい谷。これを登るのは苦難だろう。

意外と修験の場として開かれたのは近年になってからのようです。

どこかにまだ見つかってない石仏とかあるのだろうか。

前回は殆ど散っていたマツムシソウ。

マツムシソウを見られたのは嬉しかった。
立山の方では見られるらしいですが…。

キホウキタケ(有毒)。個性的な見た目。

キノコのメッカ、奥秩父山塊は目立つキノコが多くて、

キノコファンには良いところですが、意外とこっちにも目立つキノコがいるんですよ。

キホウキタケはちょっと不気味！

ミヤマママコナは小さいながら目立つ色をしている。

花を見ながら1時間半程度歩くと、ようやく縦走路も終わり。

高妻山への分岐点、一不動に到着します。

一不動避難小屋。

避難小屋は　まあ寝られる！　程度のところ。

ちょっとベンチで休憩しつつ、

今回はちょっと登って弥勒尾根で帰ろうか、

いや面倒臭いなと葛藤しつつ、結局大洞沢を下ることに。

水場『氷清水』。

この大洞沢、足場が悪いのもあって結構しんどかったイメージが強い覚えアリ。

ガレ場は変なところで滑るから嫌だ…。

清水が沢となり滝を作り、川になる。

そういえば今回はクマの匂いがしませんでした。

そうちょくちょくしてたらそれはそれで困るけれども。

『帯岩』。雨の日でない限り難は無い。

ちょこちょこ鎖場もあり。

沢にある鎖は緊張感も高まる。ぬるぬるは嫌いじゃ。

この『大洞沢』からの下山は足腰に来る。

トチの実もいくつか落ちていましたが、まだ結実には早いかな。

沢を降り切れば、気持ちの良い森林浴を経て牧場まではもうすぐ。

『一不動』から70分後、ようやく牧場に到着。

ちょっとクタッとなりたい気持ちを抑えて、牧場を抜けます。

お昼時、ポニーがお食事中。

キャンプ場が併設されていて、この日は大盛況。

僕もバーベキューに混ざりたかったです…！食べたい！肉！

戸隠連峰の山容。鏡池からの方がもっと険しく見える。

戸隠山、2度目の登山でしたが相変わらず鎖と岩の殿堂、という感じで

とても楽しかったです。

また来よう…！

この後は蕎麦食べてぐーたら寝て帰ったよ。疲れた。

またね。