師走の山歩き。
やあ。
もう世間ではクリスマスや年末商戦に向けての準備を行い始めていますね。
もっとも僕には異教の神や赤服の不審者を称える趣味なんぞないので、12月25日は何の予定もございません。
イエスと叫ぶブラック企業のような世界はやめにして、ノーと言える世の中を目指しましょう。
元旦登山は興味がありますが、行くなら人の少ないところが良いですね。
名前で縁起を担ぐ日の出山や、富士山が見える金時山とかめっちゃ混みそうだし。
というわけでね。11月の気持ちを切り替え、師走登山の1発目に行ってきました。
向かった先は檜洞丸。3か月半ぶり。
前回の山行はツツジ新道~檜洞丸~石棚山稜の周回コースでしたが、
今回は通ったことのない道を通ろうかと。
檜洞丸のメインルートの1つ、犬越路ルートで登り、ツツジ新道で帰ります。
7:15 西丹沢ビジターセンター。
12月に入りそろそろ冬の様相が近づく西丹沢、金曜に続き快晴ということもあり、既に駐車場が満車間近。
ここから登山道の入口、用木沢出合まで車でも行けるんですかね?
どっちにしろツツジ新道で降りるので停める気はありませんが。
7:35 用木沢出合。
沢沿いを歩きながらゆっくり標高を上げていく。
もうちょっと早くに来れば、紅葉も見ごろの登山道だったかもしれませんね。
岩壁のそばを歩く落石が多い道。
この道ではありませんが登山中にでかい落石の音がしました、コワイ!
犬越路までは何度か沢を渡る必要があり、先の台風24号で橋が流されたと聞きましたが、
復旧されていて快適に歩くことができました。
道中殆ど登りがなかったんですけど、最後の沢越えたあたりから急登になって心身共に深刻なダメージを負いました。
熱い暑い熱い。防寒具持ってくるなら今度から道具搾る方がいいのかな。仕舞うと重いんだよね。
でも不必要なもの一切ないから、単純に体力がないのでしょう。
8:35 犬越路。
武田信玄が犬と一緒にここを越えたみたい。🐶
こんなところまで来させられる犬も大変ですね。
鉄砲木ノ頭に犬と一緒に来てた家族を思い出します。まああれはでっかい犬だったから意外と平気なのか?
犬越路には避難小屋もあるので、初日の出をここで迎えるのもありなのではないでしょうか。
…いーや、やっぱりあの登りはいやだ。
まさに峠を越えたので、ここからは景色の良い尾根沿い歩きです。
ただ、遮るもののない尾根沿いなのでクッソ暑い。12月だぞ…。
でも快晴じゃないと景色を楽しめない。
このジレンマで結局自分の辛苦より景色を取るのが登山者の常でしょう。
あれが大室山か。
一度やりたいと思っている大室山~三国山まで菰釣山の小屋を経由して歩き続ける、
甲相国境尾根縦走のスタート地点。
またいずれ犬越路まで来ることになりそうです。
風も静穏で気持ちの良い稜線歩きです。
前日予想では風速15m/hくらいあったんですが、ここでそんな強風に巻かれたくないですね…。
ちょこちょこ富士山は見えるんですが樹林に阻まれて思うようには眺められなく、
ようやくここで堪能できました。
小笄付近。檜洞丸へは小笄、大笄、熊笹ノ峰の3つのピークを越える必要があり、
鎖場も適度にある起伏に富んだコースになってます。
恐らくツツジ新道から来た早朝登山者とすれ違いましたが、これ下るの逆に辛くない?
10:15 熊笹ノ峰。
ベンチのある犬越路から唯一の展望台。
丹沢山塊の彫りの深い顔が一層険しく見える。
左奥のギザギザはこの前登った金時山と外輪山かな。
中央奥の特徴的な見た目は愛鷹連峰。
富士山麓の自衛隊の演習でしょうか、ここまで響き渡る音が断続的に聞こえてきます。
ここまで相模原側の神ノ川から来るルートもあるみたい。
でも裏丹沢ってヤマビル多いですかね?夏に行ってみたいルートではあります。
その名の通り熊笹の間を縫うように通る。
この辺りから、少しばかり凍っていた土も解け始め、若干ドロドロになってきました。
岩場の前で溶けなくてよかった。滑るし。
あちらは上野原市の低山帯でしょうか。
道志山塊も一度行ってみたいものです。なかなかこっちから下道は遠いんですよね。
でも高速は対して変わんない気もするし…。
この階段は数年前に整備されたとかなんとか。
檜洞丸にツツジ新道から来たなら、ここを通って熊笹ノ峰まで行くのも良いかもしれませんね。
それでまた戻って来て、青ヶ岳山荘でコーヒーでも飲みましょう。
10:55 檜洞丸。
3か月半ぶりに登頂~。
以前おじさんにコーヒーをご馳走になったのを思い出します。
今日は犬越路でご飯を食べてしまったので、コーヒーじゃなく昼食を食べようかと。
ということでね、カップヌードルをいただきました。
疲れた体に寒空の中のカップヌードルって何であんなうまいんですかね。
僕はビールが飲めませんが、犯罪的だと言う気持ちが分かる気もする。
山専ボトル買おうかなあ…。
カップヌードル食った後はテーブルに暫く仰向けになってました。行儀が悪い。
青空の背景で、檜洞丸の盟主のような木々の枝のシルエットを見ながら寝るのも良いもんです。
とは言ったものの、そのままの勢いで夕方まで寝そうなので11:45に出発。
檜洞丸の寂しそうで強そうな風景がよく撮れた気がする一枚。
木曜日は晴れ模様の予想で、登山者もいたみたいですが、いざ山頂は霧に巻かれちゃったみたい。
でも前回見た通り、ここの霧の中の木道も良いもんです。
むしろ今度はそれを狙いに来たいな。また夏にでも。
檜洞丸と言えば行きたい所があるんです。ザンザ洞キレット。
同角山稜を下っていくとある、絶壁の木道。新緑の時期の画像が綺麗。
ただあのルート、下りで使うなら玄倉に抜けなきゃ時間間に合わなそうだし、
玄倉の復旧はいつになるか分からないし…。早くユーシン渓谷も見たいなあ。
下りのツツジ新道も結構足に来るね。
まあ展望台等休憩する場所がちょこちょこあるんで気が楽ではあります。
運動する前に飲むものでは…?という気がしなくもない。
これはホコリタケの仲間でしょうか。
胞子が飛んでしわくちゃになっちゃった後かな。
13:10 ゴーラ沢出合。
今日のゴーラ沢は水量がかなり少なく、飛石を利用して濡れることなく渡れました。
あと猛烈にコケが生えてた。上流のものですかね?
また大雨の時には落ち葉や一切合切が流れるのでしょうか。
なだらかな道を歩きながらビジセンまで。
一度ウェルキャンプ西丹沢経由の降り口も試したいんですが、どうなんですかね?
紅葉の時期なんかはあっちの方が面白そうな気がします。
もう落葉も済んだかとおもいましたが、風に吹かれた落ち葉が日を反射して凄い幻想的でした。
意識して見てみると面白いです。🍂
ケヤキのように細長い葉は、羽を落とした時のようにふわふわした軌道なんですけど、
カエデは、頭を上にしてくるくるコマのように回って落ちていくんですね。
はたまたコナラなんかは小さな円を描くように回転していったり。
もちろん風の吹き方1つで全然変わってくるんですが、どれも一緒じゃないってのが逆に面白い。
見ていると他の山から吹いた風が止んだのか、短いショーも終わり。
そういや、台風24号の折に倒れたと思われる巨木ですが、解体はされてませんでした。
いずれ朽ちていき、また土に戻るのでしょう。
14:00 西丹沢ビジターセンター。
休憩した割に結構早く着きました。どうせならもうちょっと山頂でゆっくりすれば良かったかな。
他の登山者もぼちぼち降りてきて、某温泉が車でいっぱいだったのでホテル時之栖へ。
前も使いましたが、露天風呂が広くて比較的空いてるので快適。
風呂上りにワンピース読みながらマッサージ機に座ってました。黄猿が出てきたあたり。
そのせいか知らないけど今猛烈に脹脛痛いんですよね。マッサージ機ってもしかしてダメなんじゃねーか?
詳しい人教えてくださーい。
これを書いてる今日は湘南マラソンで134号が朝昼使えないので、どうせ他の道も混むし、1日ずっと引きこもり。
明日からまた雨が続く模様だそうですが、晴耕雨読の心持ちで生きていこうと思います。☔📚
ばいばーい。