アウトドアと飯のあれ

神奈川→富山在住のアウトドアと飯と旅行のあーだこーだ

2021年7月16~18日 岳沢~奥穂高岳~大キレット~槍ヶ岳(1/3)

やあ。

梅雨が明けた連休前、唐突に3連休が手に入ったので急遽山へ行くことにしました。

ド夏日に低山は出来るだけ避けたいところ。

しかし折角の連休、結構ハードな山行にしたい。ということで北アルプス一択。

 

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いつもの景色。見える岳沢を詰める。

1ヶ月半ぶりの穂高へ行ってきました。

今回は穂高と言えばのキレット越えで槍ヶ岳へ、テントを担いで2泊3日。

いつもの河童橋はハイシーズンなので人入りも激しいですが、まだマシな部類。

 

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奥穂の岩壁を眺める。

初日は岳沢から重太郎新道、吊尾根を経由して奥穂高岳へ。

このルートは去年悪天候で撤退しましたが、この日は雨とは無縁の好天。

 

去年はなかなかに酷かった。

 

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奥穂南陵の取り付き部。

登山口から1時間半程で岳沢小屋に到着。

屏風の如し張り廻った吊り尾根を眺めて、階段と鎖の続く重太郎新道へ。

快晴猛暑ですが岳沢を駆け上がる風が涼しく、思った程熱くはない。

 

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西奥方面。

残雪を警戒してアイゼンを持ってきましたが、結局3日間使わずただの重し。

それでも谷筋には少しだけ残ってたので、南陵とか行くなら必要なのかな。

 

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明神岳主峰(左)、『明神槍』と呼ばれる2峰(右)。

鎖場を抜けて森林限界へ。

ここからは抜群のロケーション、右手には穂高の神様が坐す明神岳が軒を連ねる。

トゲトゲしたのは2峰。主稜で唯一懸垂下降が必要なんよね。

 

 行くのは楽ではないけれど楽しいところ。

 

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吊り尾根。

2時間半程で重太郎新道の休憩地点、紀美子平。

本当は前穂高岳へも行きたかったですが、ルートから外れるのが好ましくないのと

単純に疲れたので先を急ぐことに。一息できたらもったいないしまた今度。

 

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穂高北尾根。

ひと休憩して吊り尾根へ。

振り返れば鋸刃の北尾根が前穂へと連なっている。

いつか行きたいルートです。今年はどうかな。

 

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屏風岩。

岩の狭間からは屏風岩が新緑を抱いていました。

屏風の頭はとても良いビュースポットと聞く。これも行きたい。

 

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北穂と槍。

そして翌日に歩く北穂高岳槍ヶ岳の稜線。

午後になると全体的に曇りがちになってきましたが、

それでも一瞬だけ槍の穂先が晴れてくれたので嬉しい。

 

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穂高山頂。

しかし体力の削れた後の吊り尾根は意外としんどく、なんだかんだ2時間近く、

13:50頃に奥穂高岳山頂へ。

 

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ジャンダルム。

右手には西奥の縦走路。

余力があればジャンダルムの山頂に飛ぶ天使に挨拶に行こうとも考えましたが

腹も減ったしとっとと休みたいので穂高岳山荘へ急ぐことに。

 

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穂高岳山荘。

40分ほどで穂高岳山荘のテン場へ。

コーラを飲んだりカレーやラーメンを食べて、なんだかんだで寝たのが17時頃。

 

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テン場から見える北尾根。

終日降雨はなかったのですが、稜線コルで風も抜けやすいので

テントのフライがバタバタ言うわ、ペグが刺さりにくく揺れるわ、少し寝るのに苦労しました。

グラウンドホグでも新調しようかな。

 

1日目はここまで。次回に続く。